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カテゴリ:ママの思いと独り言
【 それを「希望」と名づけよう 】
佐野元春 街が揺れた夜、君はひとり無断で、 市営プールに潜りこみ、身体を水に浸した そして暗がりの中、瞑想した 人は時に、光に水に、雨に風に、感謝し、 人は時に、光に水に、雨に風に、屈服する この闇の向こうに震えるのは 誰か、嘆きの声 同胞の不在は確かに不可解だ それはそうだ しかしどうだろう 君は偽善の涙など流さないと誓ってくれ 決まりきったお悔やみなど無用だと言ってくれ 夜が明けて、そこにいつもどおりの太陽が照り、 草木は首をもたげ、 鳥たちは空を往く あぁ、美しくも残酷なクリシェ! 一方で、 君の身体の細胞ひとつひとつに染みいる光はどうだ 傷だらけではあるが依然雄々しいその筋肉はどうだ そうさ、君は同胞の不在を気にかけているんだろうが、 たとえば、 偶然にも生き残った君の生を讃えてみてはどうだ? たとえば、 生き残ったことへの幸運を噛みしめてみてはどうだ? 不謹慎だとわめく偽善者を後に残し 君が光を放つことで、友を弔うんだ それを「希望」と名づけていいんだよ 余震は続く ----- 2011年 誕生日に寄せて 佐野元春 (※クリシェ=決まり文句 引用者註) お昼の番組の中で 佐野元春さんのこんな詞が紹介されていました。 少し前にニュージーランドで大地震が起こったばかり。 その中にも日本人の不明者がまだ多数います。 そんなニュースが冷めやらぬうちに今度は東北関東で・・・ 連日報道されている東北関東大震災のニュース。 同じ日本に居ながらにして、 ここ名古屋では普通に生活が出来ています。 ニュースをみるたびに、 こういう普通の生活ができていることが 被災地の方々にとても申し訳なく感じたりします。 そして、何も出来ないもどかしさも感じたり。 私の住んでいるところは海が近いので、 特に今回の地震での大津波の被害は 他人事とは思えない恐怖を感じます。 地震、津波、原発と連鎖的に被害が拡大されている今。 もうこれ以上、二重三重の苦痛を与えないで欲しいと 切に願わずにはいられません。 微力だけど、ここで少しでもなにか 協力できることがあればしていこうと思います。 被災地の方々をはじめ 皆が心安らぐ日が一日も早く訪れますように・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.03.16 23:01:12
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