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March 19, 2006
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テーマ:ココロ(1186)
カテゴリ:カテゴリ未分類
やがて、彼女は僕に対して聞くときも、あくまでブレーンの一人に伺うようなそんな態度がありありと分かるように成ってきました。「だって皆がこう言うんだもん」という計画変更に対する言い訳が目立つ様になってきました。

ここでもう一つ、他の人間の意見に振り回され”信念を失う”事。それ自体が人の人生を退転させる原因です。


それは最初勤めた撮影会社の女社長を思い出す動きなのでスグにわかりました。これは悪い表現かも知れませんが、僕の経験上では女性の経営者に多い特徴です。(男性には出来ないので)そして、当時本人も自慢げに女性経営者は徳だといつも言っていました。自分に知識や経験が足りない場合、周りの色々な人を無償でとにかく利用しようとします。でも、それは僕にいわせれば諸刃の剣なのです。その社長駒の進め方、計画性とも尊敬すべき点はいっぱい有ったものの、一つ未だに腑に落ちない点がそこです。その社長前の日記で書きましたが、そして公にはしませんが、年間6,000万程自由に使えるお金が有ったもかかわらず。良いところまで上ったのに最後の方は議員さんと地回りを含む○○団さんにすっかり食い物にされてました。こんな落とし穴が人生有るんです。


そこで、もう一つ自分の信念に基づく理論にしたがって彼女に戒めました。「まず、物事の正確な判断をする為、必要な知識の大まかな基礎だけは自分で勉強しなさい。そこからはみ出た分は専門的な人に正当な報酬を払った上で依頼しなさい。」ところがもう、彼女はすっかり聞く耳を失っていた。僕の言葉の効力も失い欠けるほど弱っていた。不思議な物で彼女の肉体と似たような症状が僕にも出かけていて、病院に行こうと思い始めていたころでした。そこまで、彼女の気を吸収したというか・・なんというか感化ですかね。

僕はいけないと思いながらも彼女を立ち上げる為、幾つかは師の教えそのものを使ってしまった。これは自分の弟子を育てるためなら師匠も許してくれるでしょうが、一つ重大な過失に僕は気付きました。それもまた冒頭の部分にもどります。資本金はそこに行き着くまでに、人はその有効な運用を出来る実力がつくと僕は言いました。でも、知識や経験はどうでしょう。商売してる人はお分かりかとも思いますが、これとて立派な資産です。

その部分の乱用はその人の確実な実力という訳では無いのです。つまり、アドバイスによってその人の知識に組み込まれ、あたかも実力に成ったかの様に見えても、その場しのぎの問題も多く、結果として逆境に強いような応用が利くかどうかは、厳密には別問題かも知れないのです。ましてやテンションの下がり切った僕から無理矢理、絞り出した知識などどうかとも思えます。


彼女、いくらなおそうとしても、治らないのがその、もたついた喋り方でした。でも、ある日それも同時期に気付きました。携帯の途中で店の電話が・・・なんと!ハキハキして魅力的な話かたじゃないですか?僕はビックリしました。普段口べたな僕も、彼女がそういう喋り方すると僕は将来を案じてついつい、語り過ぎてしまう癖があり、下手すると仕事そっちのけみたいな日々が続いていたのですが、どうやら彼女にその辺はしてやられましたよ。僕がさぞかし打ちでの小槌に見えていたのでしょうが、それ自体が、今言ったように”諸刃の剣”なのです。その辺は僕の過ちでもあるので、とても彼女が可哀想にも思えます。


こんな事を把握して僕も考え直す時が来ました。それに女の人の気持ちが離れて行く時って僕らくらいの年代の男性には凄く分かるものでは無いかとも思えます。彼女の様なOL上がりの人間には師弟関係は理解できないと思いますが、僕はある意味これが彼女の巣立ちの時期と判断しました。僕とて喧嘩、飛び出しの連続人生、でも今は師と仲良しですが・・そして、どんな師も実際にはその半分しか教えることは出来ないという事実があります。後は自分なんです。物に成るかどうかは本人次第。それは、自分で歩んで初めて把握出来ることです。でも、少々では倒れないくらいの物を彼女には与え続けたという自信があります。そこで、彼女に御願いしました。今までの経緯を話し、もう僕を解放し僕への質問は控えてくれるよう・・・。正確な答えはもらえませんでしたが、彼女は分かってくれたようで、その日以来僕を解放してくれました・・・・・・・。


話は少し離れ僕にはここ数年の中で弟子と言える人間が何人か出来ました。ここで紹介したいのが弟子Kです。Kはお客さんでも尊敬すべき先輩でも有ります。会社などの役職から行けば会長!複数の会社やチェーン店の頂点に立つ人物です。しかも弟子Kはそれを一代で創り上げたそうです。この辺の話は周りにお世話に成った人間がいっぱい居るので、その辺から聞いた事実です。最盛期にはかの有名な勝○太郎さんも直立不動のビッシリ気を付け状態になる程の人物だったそうな・・・

けど、僕にはその辺しっかり何も語らず、ただただ友達状態で接してくれる。しかも紳士で礼儀正しく、もし、写真を教えてなかったら、とても恐れ多い感じですが、でも弟子Kは気さくな人でイツも嘘のような安値で仕事依頼してきます。他の人だったら憤慨して断るところですが、Kの頼みは笑って受けてしまいます。でも、六本木とかに比較的大きな看板有ったりするとフォトグラファーとしては気持ちの良いものです。弟子Kはそのあたりを考慮にいれてるものと思っています。もともと写真好きで上手だったらしいのですが、やはり決して本には書いていないこの世界がありまして、金に物言わせては機材買い集めモデルも連れてきて屋外で撮る、アルバム制作くらい僕の手数料にした付き合いです。


でも、困ったことに弟子Kは練習が嫌いです・・・その内、屋内撮影と飲み会を企画してますが、多忙な方ですので結構後になるかなと・・・



最近、弟子Kは一本でやれない僕を根強く助けてくれてる人の一人でもありますが、一本二本など拘らず「あっ、そうだったっけ」くらいの全くの気さくな方です。そんな弟子Kもカメラマンとしての名乗りを上げるようになったのか、ある日の事、料理の撮影が舞い込んできましたが、すっかり怖じ気づいて僕メの出動要請がありました。いらないと言いましたが付き添い料くらい払うと言いました。ですが、何故か事情があるのかKは無料なのです。プロという物はお金を取るのも一つの礼儀、これが僕のモットーでも有ります・・・でも、行ってみるとその全ての理由が分かりました。居ました居ましたここにも昔、僕の勤めた女社長!今度は顔もそっくりです・・・(笑)


大体納得、みーんな振り回されてた。メニューも二十年前から変わっていない・・・結構さびれた雰囲気。皆からとにかく意見を集めては「それは誰がやってっくれるんですか?私は予算が無いんですよ」の連続。そこには実際広告業者に長年勤めてる人などもいましたが、その人なんて印刷から宣伝用の携帯ネットの構築まで全て無料でやらされる段取りに運ばれてました。良い人だって分かるんですが、それしかスベがない不憫さを感じました。何故、そのママさんに皆頭が上がらないのか不思議な人物でして・・・・その辺が女社長マジックなのであります。でも、僕から見れば知識、労力を与える側の質は判断つけがたいし、その中に悪意をもった業者さんなど居たら終わり。ましてやプロに対して無料や些細なお礼で何処までやってくれるのか・・・前のメニューは悪いけど時代に沿ってないのは勿論、かなり手抜きであれでは逆効果、商品価値下げるようなものでした。結局僕も付き添いのハズがシャッター切ることになってしまった・・・僕はデザイン仕事の経験もあるからメニューくらい作れるけど、ひた隠しにしてまいた。更に、すかさずこう言われた「この部分もやって頂けるなら勿論別にお支払いしますよ」この人ホント考え方間違ってる。何せ僕撮影料貰ってない・・・何の別??

それでも、帰りは御飯ご馳走になり色々なアイデア会議になった。僕はネットでの集客、通信販売の為このようなブログの存在を教えてきた。そしたら、それを任されそうになり、すかさず名刺を要求されたが紙に携帯の番号を書いてやっと逃げてきた。今まで撮影したネガなどの記録は責任上必ず保管するのがフォトグラファーの義務だけど、これだけは置いてきました。勿論僕の人生で初めての事。こんな事もあって折角のビールのおみやげも、いまだ気持ちよく飲めない今日この頃・・・でも、ひとまず写真は絶賛された・・手抜きしなかったモン。これでJunによる東京の看板がまた増えました。


しかし、専門家を軽んじてはいけません。それに、その女社長さん将来に向けての仲間はゼロ、前のメニューの経緯など携わったひとなど、もう居やしない・・そんなことなら後払い借金してでも、ちゃんと依頼するべきだと思いました。それも信念だから・・・・
先程話した彼女も今までこんな失敗繰り返してきたのかな?ってまた気の毒になりました。でも、女手一つでまかなうのはとても大変だとも思いました。でも、それとこれとは別問題。何度も言いますが、基礎だけは勉強!正式な依頼、最低限これだけは守らなければ・・・他の繁栄は自分の繁栄に繋がる循環が大切だと僕は信じています。自らこの循環の逆を行うのはそれこそ、僕がよく言う作用反作用がここにも有ると言うことです。



それでも未だ、すっかり沈みがちの気持ちと、あまりのことに自己宣言の日課まで忘れそうに成っていた時・・ふと、この日記の存在を思い出しました。

それは喩えるなら、実家の机の引き出しに、埃を被った立派な皮の表紙の日記帳・・・でも開いてみると、そこから光が差してくるような、そんなイメージがしました。読んでみるとこれは大変、感性のすっかり枯渇した自分にとって、これはホントに自分の文章か?ってマジでそう思いました。一瞬遅れてですが、それが決して改竄されてない自分の心の声であることが、しっかりと分かりました。そこから瞬時に半分以上元の自分が帰ってきました。記憶の断片ををここに置いてきたことで凄く自分が助けられた事。またこの場所の創造主にも感謝せねばと思いました。上手く言えないけど、映画のスーパーマンで、一度生身の人間に成ったストーリー有りましたよね。あれで、困ったあげく再びクリプトンナイトだったかな・・発見したときのあの感覚でしょうか・・・


斯くして僕はまた心の平安を手に入れることが出来ました。今回の遠出は復帰に時間がかかりそうけど、思ったほどでは無いようです。また、夜の誘いも増えてきたようす。それより、寝覚めがとても良いのです。朝起きて鏡を見るたび蘇って来る自分がわかります。もう病院も多分必要有りません。自分の治癒力だけで十分な気がしてきました。取り敢えず今は休息が必要です。でも、それは家にいて休むことでは有りません。バイトとて毎月決まった日にヒマだろうが忙しかろうが取り敢えず給料が入ること、醍醐味は有りませんがそれが、かなり僕にとって休息になるのです。これは雇われオンリーだった時代には想像つかなかったことです。大資本の恩恵を皆、当たり前だと思ってる世の中だと実感しました。


資本と言えばあの資本、その行方。これですっかり僕は消化したと思います。取り敢えず、皆の夢は一旦は叶えました。代償も払いました。だから、もう許してもらったと思います。神様の声は聞こえないけど、僕の中で誰かかそう言っているような・・・そんな実感がいまとても有ります。
同時に僕の人生の第何章かの扉が開かれた感じがします。

これから、来るべき本番に備えて、自己宣言はじっくりまた練り直しに成りそうです。
これらの事から、来るべき時に備えて何を今後学んで行けば良いのか大体見えてもきました。

そして、支えてくれた先輩方、被写体、友人含む色々な人々・・出来ることなら、どうか僕が時間を無駄に使ったとは思わないでください。



それに、もうJunは乱用しません、お師匠様
















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Last updated  March 20, 2006 06:46:54 PM
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