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日常の小さな幸せ

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SunnyJune

SunnyJune

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Oct 2, 2016
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私がフルタイムで仕事を始めたのは5年ほど前。
それまでは自宅勤務の夫とずっと一緒。
仕事で家にほとんど戻らない毎日。
だんだんと、おかしくなっていく夫婦関係。

もう、別れよう、別れようって、お互いとも、思ってて。
でも、やっぱり、別れられなくて。

2045年にまた会おう。
もし、それまでにどちらかにどうしても一緒にいたい人ができたら、離婚しよう。
そっちが離婚したかったら、慰謝料は請求させてもらうけど、
こっちが離婚したかったら、お金の心配はしなくていい。
じゃ、元気で。

ってメールを仕事先のハワイから
サンディエゴの自宅にいる夫に送りました。

2045年頃には、歳をとって、今の仕事も退職しているだろうし、
その頃には、また昔みたいな関係に、戻っているかもしれない
その頃には、またあの人を大好きになっているかもしれない
その頃には、あの人は、もう私のことなんて忘れているかもしれないけど

次の日、返信がありました。
when the time come, will you take my hand?

その時が来たら、僕と一緒にいてくれる?
って質問に

I don't know.

さあ、どうでしょうね。
って返答して。

その直後、夫は命を絶ってしまいました。
去年の秋です。

私のいない人生よりも
死を選んだ夫。

気持ちは、わかる。
私だって、夫のいない人生なんて、考えられなかったですもん。
どんなに、関係が悪化しても、
どんなに、遠いところにいても、
彼という人間が、私には必要。

離婚して
他の誰かと残りの人生を歩むこともできたかもしれない
でも、できなかった。

どこかで、いつか、この関係が修復できるって、思ってて。
仕事先で、お年寄りのご夫婦が、
仲睦まじく、手を取り合って座っている姿を見ては

いつか、こんな風に、あの人と仲良くできるかもって。

うちの人が、私になりたいって
私みたいになりたいんじゃなくて
私になりたいって、昔よく、言ってました。
強い私が好きだって。





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Last updated  Oct 2, 2016 08:53:16 AM
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