この旅最後のリンクスコースはロイヤル・バークデール。
1889年に組織され、過去に9回の全英オープンが開催されており、
10回目のオープンは2017年に予定されています
2008年にパドレイグ・ハリントンが優勝した時に全英オープンでは
いかにもリンクス然としたコースに、TVに釘付けになった覚えが
ありますが、そのコースでラウンドできるかと思うと胸が高鳴ります
ただし、この日はとても寒い日で、気温は2−3度。さらに海からの
冷たい風が吹き付け、体温を奪います。 たまらずレインスーツを
着込み、上下共に防風をしっかりし、ニット帽を被って完全防備で
ラウンドにのぞみました
やはりリンクスはこうでなくちゃと思わせる、そびえ立つ砂丘と
深く厳しいラフが広がります。 また、バンカーも高くそびえ
グリーンを向いてのバンカーショットをなかなかさせてもらえませんが
多くのバンカーが修理地扱いになっていたので、ズルい気もしますが
コースのルールに則り後方からのプレートさせていただきました
一方でフェアウェイは非常に広くグリーンに近づけば近づくほど
厳しくなる設計のようです。 もちろん全英オープンのような
設定ではティショットからプレッシャがかかるような設定に
なるのでしょう
この日のラウンドでの敵は、寒さ、コースの難しさの他に体調が
ありました。 数ホールを行くと、アゴが痛くなり手で触ると
わかるほど腫れていました。 異国の地での一人旅で不安もあり
一方で、ラウンドをしたい思いも強く、最後の数ホールは寒さに凍え、
痛みを圧してのラウンドとなってしまいました
このコースには不釣り合いなほど大きな、白いクラブハウスで
スープとサンドイッチの昼食を摂ると、ようやく体の芯が暖まり
生きた心地がしました。 ちなみにこのクラブハウス、巨大で
またあまり美しいとは思えなかったのですが、1920年代から
30年代の最先端のデザインのようで、1935年に完成をみたもの
なのだそうです