|
カテゴリ:エチオピア国内旅行
昼前にようやく、メケレに帰ってきた。
今回の旅は疲れた。 行きはメケレ→シレ→ゴンダールという旅程で2日かかり、帰りはゴンダール→ガインド→アラマタ→メケレという旅程で3日かかった。 【行き1日目、メケレ→シレ、約8時間半】 国営のサラームバスに乗って、比較的楽な旅。 サラームバスは無数にある民営のバスに比べて良いバス(日本で言えば普通のバス)を使っていて、乗り心地が良い。 それでいて料金は民営バスとほとんど同じだから、前日にチケットを買っておかないと、なかなか乗れない。 民営より国営の方がサービスが良い例は珍しいと思う。 シレは宿場町に過ぎず、町も宿も、可もなく不可もなくといったところ。 【行き2日目、シレ→ゴンダール、約11時間半】 今日は民営のバスに乗った。道もバスも悪く、きつい旅。 民営のバス会社は大抵IVECOのバスを使っている。 IVECOはトラックやバスを製造しているエチオピアの企業で、「エチオピアでは車を製造している」と胸を張るエチオピア人もいる。 実はIVECOは車体の製造と組立のみで、エンジンなどの主要部品は輸入しているのだが。 IVECOのバスは人間工学的な考慮がほとんどされておらず、とにかく乗り心地が悪い。 本来、シレ・ゴンダール間は景色が良いのだが、窓がすりガラスのように汚れて曇っていて、景色を楽しむことができなかった。 【帰り1日目、ゴンダール→ガインド、約6時間】 行きとは別のルートにするべく、ウォルディア行きのバスに乗ったところ、十分な数の乗客が集まらなかったため、途中の町ガインド行きのバスに乗せられた。 ガインドの町に着き、その日のうちにウォルディアに行く手段を探していたところ、一人の男が「ある」と言うので彼にお願いした。 ところがあちこち連れまわされて待たされた挙句、結局そのような手段はなく、ガインドに一泊せざるを得なくなった。 そのくせしつこくチップを要求してきたため腹が立ち、物を言うときは英語の分からない彼に対してわざと英語で言い、後は完全に無視。 少し大人げがなかった気もする。 ガインドの町は汚い宿しかなく、そのくせ一泊25ブル(約350円、おそらく外国人料金)くらいする。 もう一度行きたいとは思えない町だった。 【帰り2日目、ガインド→ウォルディア→アラマタ、約10時間】 ガインドからウォルディアまでは、少し小さめのバス。 普通、エチオピアでは警察が厳しいためか座席数分の乗客しか乗せないが、この日は通路も含めてギュウギュウ詰め。 僕は一応座れたものの、背もたれのない補助席のような席でしんどかった。 ウォルディアではアラマタ行きのバスに乗り換えた。 バス自体はなかなか良かったけど、とにかく暑い。 誰も窓を開けようとせず、僕が意地になって何度も開けてもその都度閉められる。 昼下がりの暑い時間帯にエアコンもなく窓も締め切っていては、かなりの不快指数となる。 慣習としてエチオピア人は走行中に窓を開けることを嫌うことを分かってはいるものの、このときばかりは「おまえらアホか」と何度もつぶやいた。。。 アラマタは、町も宿も比較的きれいでいい感じ。 機会はそんなになさそうだけど、もう一度行ってもいいかなと思える町だった。 【帰り3日目、アラマタ→メケレ、約4時間】 疲れた・・・ エチオピアのバスはつらい。 ずっと乗っていると心が病んでくる。 ただ、バスに同乗する他の乗客は、外国人の僕に対して良くしてくれる人が多い。 よく話しかけられるし、一日に一度は食べ物をもらう。 途上国でよく聞く「バスで他の乗客からもらった食べ物に睡眠薬が・・・」なんてことは、エチオピアでは聞いたことがない。 食事休憩のときは町で停まるけど、トイレ休憩のときはこんな何もないところで停まることが多い。 男も女も、みんな大空の下で用を足す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月28日 23時26分03秒
コメント(0) | コメントを書く
[エチオピア国内旅行] カテゴリの最新記事
|
|