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カテゴリ:メケレ(任地)にて
今日はアブナ・アラガウイの日。
毎月あるアブナ・アラガウイの日の中でも今日は特に重要らしい。 午前中は学校を休んで、家の人達とアブナ・アラガウイ教会に行ってきた。 一部の有名な教会は別として、そうでない教会に外国人が行くと皆に注目される。 物乞いが集まってきてうざったいこともあるが、一般の信者や聖職者の人々はたいてい歓迎してくれる。 正教には随分と詳しくなった。 詳しくなったところでエチオピアから一歩出ればほとんど役に立たないのだが、キリスト教の歴史や文化なども見えてきて面白い。 僕とDさんの2人でやっているData Structuresの授業に対し、学部長を通じて学生から「分かりにくい」とクレームが来た。 英語にしたって教え方にしたって、一朝一夕で完璧になる訳じゃなく、即効性のある改善方法を見つけるのは難しい。 僕の講義の場合、抽象的な概念を分かりやすく教えるということに苦労している。 例えば「アルゴリズムの計算量」を教えたときなんか、学生の多くが?マークだった。 日常生活ではまず使わない数学的表現などを駆使しなきゃいけなかったりして、時々自分の言っていることが自分でも分からなくなる。 Dさんの実習の場合、本当は慣れていないDさんを僕がサポートしなきゃいけないのだが、僕が広域研修に気を取られていたりDさんの方がC言語に詳しかったりで、任せっきりになっているところが多い。 人前で話すことが苦手だった僕も1年講師をやってきて平気になったし、英語は元々日本人としては話せる方だったから、これでもダメならMITへ隊員を継続的に派遣するということ自体、JICAは考え直した方がいいんじゃないかな。 ・・・1年経つと図太くなるものだ。 午後、仕事の合い間に近所のカフェに行ったところ、テレビで日本のドラマがやっていた。 初めてみるドラマで、タイトルは不明。 出演者も見たことのある顔がいくつもあったが、思い出せず。(気になる・・・) 元々詳しくはないが、海外で生活していると日本の芸能人の名前など忘れてしまう。 ドラマのセリフは英語の吹き替えだった。 そういえば月曜の夕方にやっている「おしん」も英語の吹き替えだった。 和服を着た日本人が流暢な英語を話している様子は、異様だ。 世界各国で話題となったおしんも、エチオピアではほとんど話題になっていない。 おそらく英語だからだろう。 英語からアムハラ語なら訳せる人はたくさんいるだろうに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月26日 02時56分09秒
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