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インド系IT企業で働くSEの日記

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2008年02月07日
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ジンカ
アルバミンチに次ぐ、南部諸民族州第二の町、ジンカ。
ここでも断水と停電がひどく、人は観光客慣れしていてウザい。

ジンカに限らず、エチオピアに来る観光客には年配のヨーロピアンが多い。
話を聞いてみると、世界中のメジャーな観光地は行き尽くしたのでエチオピアに来たような人が多いようだ。

ムルシ女
ムルシ男
ジンカ近郊に住むムルシ族。
女性は下唇を切り歯も抜いて、大きな皿をはめている。
世界中のテレビのドキュメンタリーなどで取り上げられ、エチオピアの少数民族では最も有名な民族だ。

奴隷として売られるのを防ぐためにこのように奇抜な格好をするようになったという説もあるそうだが、定かではない。
今では政府のより、観光客向けの演出の場合を除き皿をはめることが禁じられているそうだ。

彼らは元々狩猟民族だが、今は完全に観光に依存した生活をしている。
集落への入場料が車1台につき100ブル(約1,300円)、写真1枚につき2ブル(約26円)、お土産の皿が1枚5~10ブル(約65~130円)。
写真を撮れ、皿を買えと付きまとわれ、うっとしいことこの上ない。

午前中に訪れる観光客相手に稼いで、午後からはずっと酒を飲んでいるそうだ。
彼らを堕落させてしまったのには僕ら観光客にも責任がある訳で、考えさせられる。

ちなみにこのムルシ族の集落の近くには、ツェツェバエがいる。
服の上からでも刺し、刺されると痛く、しかも眠り病という恐ろしい病気を媒介するやっかいなハエ。
昨年9月に訪れた隊員はツェツェバエの大群と格闘したらしいが、今回僕らは全く出会わなかった。
どうやら、雨季の最中や直後に大発生するようで、乾季の今はあまりいないようだ。
実は、出会うことをちょっと楽しみにしていたのだが。





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最終更新日  2008年02月10日 05時57分30秒
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