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インド系IT企業で働くSEの日記

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2008年02月11日
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シニアボランティアのOさんが15日に帰国する。
Oさんはすでにメケレを引き払ってアディスに上がってきており、僕は明日のバスでメケレに戻るため、今日が最後の晩餐だった。

約1年半、僕とOさんはMITで共に活動してきてのだが、正直、関係は良いとは言えず、隊員活動における悩みの一つだった。

僕とOさんの例に限らず、そして日本人にも限らず、若いボランティアと年配のボランティアや専門家が共に活動するというというのは、なかなか難しいところがあると思う。
僕からすれば「なぜエチオピア人と対等に付き合おうとせず、見下した態度を取るのか」「なぜ物事をお金で解決しようとするのか」などと感じたことはしばしばだった。

でも冷静に考えれば、年齢や経験において周囲のほとんどのエチオピア人より上なのだから、「教えてあげる」という意識になってしまうのも仕方のないことだろう。
それに、シニアボランティアは僕らより待遇はいい(生活費は2倍、住居費は3倍)から、お金の使い方が違ってくるのは当然だ。
そして、異文化への適応という点では若い僕らの方が上だが、長年の職業経験を生かした技術移転という点ではシニアボランティアにはやっぱりかなわない。

そのような立場の違いを理解しようとする姿勢が、僕に足りなかったのは確かだ。

Oさんは卒業研究やミレニアムプロジェクトなどでMITに多大な貢献された。
僕も、赴任直後などは特に、色々と面倒を見て頂いた。
2年3ヶ月、お疲れ様でした。





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最終更新日  2008年02月12日 02時11分29秒
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