|
カテゴリ:メケレ(任地)にて
いよいよファシカ(イースター、復活祭)。
正教最大の祝い事だ。 午前3時をもって55日間続いたツォムが終わり、肉・タマゴ・乳製品が解禁となった。 今後2ヶ月は逆に、水曜・金曜のツォムがなくなり、毎日肉を食べてもOKとなる。 (うちの大家のようにツォムを守らず年中肉を食べている人もいれば、うちの警備員のように貧しくて年中肉を食べられない人もいるが。) 家族や親戚が集まって、とにかく飲んで食べておしゃべりする一日だ。 昨晩から飲んで、食べて、ちょっと寝ての繰り返しで、完全に生活のリズムが崩れた。 明日は祝日でないにも関わらず休む人が多いのも分かる。 色んなことを話したが、イースターだけに宗教の話がやっぱり多かった。 日本人は宗教に関して知らなさ過ぎるのだが、エチオピア人の知識も偏っている。 聖書に書かれていることなどは当然良く知っているが、歴史的な事実はあまり知らない人が多い。 ローマ帝国が東西に分かれてカトリックと東方正教に分かれたこと、ヨーロッパで宗教改革が起こりプロテスタントが生まれたこと、そんな高校の世界史で習う程度のことも知らなかったりする。 キリスト教徒でない僕がキリスト教徒に対してキリスト教の歴史を説明するというのは、なんとも不思議なことだ。 明日の晩はお手伝いさんの友人宅に、明後日の晩は近所の売店に、それぞれお呼ばれされている。 このような時間が、メケレ生活の一番の楽しみだ。 だが、 「エチオピアもエチオピア人も好きだし、エチオピアの歴史や宗教も面白いが、エチオピア料理は絶対に好きになれない。」 これはもう揺るぎない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月29日 05時06分55秒
コメント(0) | コメントを書く |
|