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カテゴリ:その他の活動
明日のセミナーに備え、バハルダールにやってきた。
久々に大学で活動するコンピュータ隊員4名が顔を揃え、今進めている「カリキュラム分析」について打ち合わせを行った。 カリキュラム分析とは、エチオピアの大学のカリキュラムを分析して不足する内容を洗い出し、それらを隊員の活動によって埋めていこう、という主旨で進めている活動。 まず、エチオピアの大学のあるべき姿を、先進国のように理論(研究)中心とした場合と、途上国のニーズに合わせて実践中心とした場合の、両面で分析を行った。 その上で、今のエチオピアで必要とされているのも隊員が活動できるのも主に実践面であるから、実践面で不足する内容として「PCメンテナンス」「システム管理」「セキュリティ」の3分野を上げ、それらについて教材の作成や課外授業の開講など、今後の隊員活動によって補っていこうということになった。 我がMITは色々な面で特別なので別として、国立大学のIT学部で学べる内容は、日本の専門学校よりも少ないくらいだと思う。 新入社員に対してきちんと研修をする企業も少ないし、独学のための環境を揃えるのもエチオピア人にとって金銭的に容易でない。 これではまともな技術者が育つ訳がない。 僕の任期中にこれまでの活動の成果を報告書としてまとめてJICAに提出する予定。 あとは残る隊員が頑張って具体的な活動につなげていってもらえれば。 コンピュータ隊員の活動は、一般の人には分かりにくいからか、JICAの広報誌などでもあまり取り上げてもらえない。 頑張っているのになあ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月07日 00時43分28秒
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