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カテゴリ:メケレ(任地)にて
帰国報告会を終えて以来、無気力な状態が続いている。
人といるときはいいが、一人のときは何をするでもない無為な時間を過ごしてしまう。 試験の採点は何とか終えたが、学期中に後回しにしていた課題のチェックをしなければいけない。 コンピュータ隊員の共同作業も残っている。 任地引き上げの準備や世話になった人達への挨拶回りもしなければいけない。 それらがなかなか手に付かない。 大きな仕事は一通り終えて燃え尽きたからだろうか、任地を去る寂しさがあるからだろうか。 日本に帰れば我に返ると思うが、今はどうもむなしさを感じる。 能力不足や怠惰で出来なかったことは山ほどあるにせよ、少なくとも隊員として恥ずかしくない活動はできたと思う。 色々な人と出会い、色々な場所を訪れ、色々な経験をして、自分が成長することもできたと思う。 「貴重な経験ができました」で割り切れれば、素晴らしい2年間だった。 でも、それを超えて「ボランティアとしてあるべき姿」を求めようとすると、無力感で苦しくなる。 結局、隊員1人が2年という限られた任期で出来ることはたかが知れているし、元よりJICAからも配属先からも多くは期待されていないのだ。 雨季に入ってベレス(サボテンの実)が町に出回るようになった。 残り少ない時間、もっと有意義に過ごしたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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