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カテゴリ:再就職からインド赴任まで
最近のテレビ番組で、親日国としてトルコが取り上げられていました。
トルコは120年前のエルトゥールル号遭難事件で日本に受けた恩を忘れず、イラン・イラク戦争時にイラン国内で孤立した日本人をトルコが民間機を派遣して救助した物語です。 これらの事件は、今でも多くのトルコ人が知っており、トルコで親日家を生む源となっているようです。 (日露戦争で日本がロシアを打ち負かしたため、当時ロシアに圧迫されていたトルコには親日家が多い、といったことも聞いたことがあります。) 僕はトルコに行ったことがなく、何年か前に旅行先の候補の一つとしてトルコについて色々調べたときまで、このエルトゥールル号遭難事件とイラン・イラク戦争でのことを知りませんでした。 僕に限らず、おそらく多くの日本人が知らないことでしょう。 パラオも大変な親日国で、日系人の大統領が誕生したり、一部の州では日本語が公用語になっていたりもしますが、これらもあまり知られていません。 せっかく相手が関心を持ってくれているのに、相手が政治的・経済的に重要な国でないからか、日本の側はあまり関心も知識もないというのが実情でしょう。 それどころか、トルコ風呂というトルコにとって不名誉な命名によりトルコから抗議を受けたり、パラオの独立時に日本からの祝電が一切なくがっかりさせたり、恩を仇で返すようなこともします。 大変残念なことです。 今日は協力隊の募集説明会に隊員OBとして体験談を話したり、質問に答えたりしてきました。 雇用情勢が依然としてよろしくないからか、半ば悩める若者の人生相談のようでした。 手放しで協力隊への参加を勧めるような無責任なことはしません。 ただ協力隊は、日本人にとって比較的なじみのある欧米や東アジア以外の世界と相互理解を深める、良い機会だとは思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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