インド系IT企業で働くSEの日記

妻に思うところがあり、最近、家探しをしています。
僕も今日、一件下見に行ってきました。

本当に引っ越すかどうか、引っ越すとすればどこに引っ越すか、今の時点では何とも言えません。
とりあえず、引越先の選択肢はいくらでもあります。


町のあちこちで、中流層以上を狙ったアパートやマンションの建設が進んでいます。
インド経済が高成長を続けていて中流層が増えているのは確かですが、それにしてもあまりの建設ラッシュで、果たして見合うだけの需要があるのか、いつも不思議に思っています。

2005年に行ったドバイで、あちこちで建設中の高層ビル群を眺めたときも同様のことを感じたものです。
リーマンショックという不運はあったものの、それでもバブルがはじけたのは案の定だった感もあります。

もちろんドバイとインドでは事情が違いますが、バブルはこれまで世界中で何度も繰り返されてきたことで、今後インドで起きないとは限りません。

20ラック（約400万円）で3ベッドルームの物件を購入し、家賃収入が月2万ルピー（約4万円）見込めるとすると、年利12%。
銀行の住宅ローンが固定金利で11%前後であることを考えると、空室などのリスクに見合うリターンではないように思えます。
新築の物件であればもっと高い家賃設定ができるのかもしれませんが、供給が需要を上回れば家賃も値崩れしていくでしょう。

僕がリーマンショック直後に買ったインド株ファンドは、約2年で約2倍に値上がりしましたが、最近は調整の局面に入っています。
インド人が大好きな金（Gold）は、あまりに一本調子で上がってきていてそろそろ潮時のような感があったので、一月ほど前に売却しました。

どれだけ高成長を続けていても、それ以上にカネが集まればバブルになることくらいは分かりますが、今のインドにその兆候があるのか、僕にはよく分かりません。