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カテゴリ:インドで考えたこと
Facebookの時価総額がソニーを超え、未公開企業としては前代未聞のレベルだそうです。
今の中東での騒動でも一定の役割を果たしたと言われていますし、ビジネスでの利用を考える企業も増えてきていて、世界中にユーザが広がっていることが実感できます。 ここインドでも、出会った人からメールアドレスでなくFacebookのアカウント名(実名、フルネーム)を渡されることがあります。 ですが、日本ではまだそれほど普及していません。 主要国の中でFacebookの普及が進んでいない国は、日本と中国くらいだそうです。 規制の厳しい中国は理解できますが、日本は何故でしょうか。 WikipediaのFacebookの頁では、日本でFacebookが普及しない理由として、以下のことが挙げられています。
日本では実名制のリスクばかりが強調されているように感じます。 もちろんリスクが全くない訳ではありませんし、実際に事件が起きたこともあるようですが、そういったリスクは自分である程度管理できるものです。 むしろ、匿名を良いことに無責任な書き込みをして大きな問題に発展することの方が多いのではないでしょうか。 僕自身、Facebookはもちろんのこと、このブログもmixiもすべて実名を出していますので、実名制に対する抵抗はありません。 このブログで間違ったことを書いてしまったことは多々ありますし、書いたことに対してお叱りを受けたこともありますが、自分の書いたことに対して責任を持つためには、実名でなければいけないと思うのです。 匿名の多いmixiと実名制のFacebookとでは用途がかなり違ってきます。 mixiであれば関心のあるコミュニティに属して不特定多数と交流することが多くなりますが、Facebookはリアルの友人・知人とネットでつながることが主な目的になってきます。 Facebookでリアルの友人を見つけるため、もしくは友人に自分を見つけてもらうため、互いに実名でなければいけません。 そもそも、リアルの友人・知人のネットワークの中に仮名で入るのはおかしいでしょう。 Facebookを使うか否かは個人の自由ですし、必ずしも日本で普及が進まなければいけないものでもありません。 ただ上記のようなネガティブな理由でFacebookの普及が進んでいないとすれば、このままで良いのかと考えさせられます。 こういった内向き志向はSNSに関することだけでなく、日本のあちこちで見られるような気がして、心配になります。 日本発のサービスを世界に広げられれば、それが何より一番良いのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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