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カテゴリ:ハイデラバードの暮らし
ビザの更新手続きがようやく終わりました。
外国人がインドで、Business VisaはともかくEmployment Visaで働く例は多くなく、また、そのEmployment Visaを更新することも多くありません。 そのため、社内で手続きを知っている人が誰もいない状態で、手続きが滞ってしまいました。 それでも僕の場合はまだマシだったようです。 今回の手続きの際、エージェントに4万ルピー(8万円弱)ものお金を払いました。 この金額は会社側の交渉の結果で、元々の請求額は5万ルピー(10万円弱)、インドの所得水準や物価水準からすればとんでもない大金です。 後で会社から払い戻しされるものですが、何かにつけてすんなりいかないインドでのこと。 帰国までに払い戻しが完了するかどうか怪しいので、上司にお金を借りて支払いました。 ともかくエージェントに頼んだおかげで、事前に必要な書類が不足なく準備できましたし、申請や受領の際にも列に並ぶことなく特別扱いで手際良く処理してもらうことができました。 通常は、申請の際に書類の不足を指摘されて出直し、それを何度か繰り返してようやく受領されても、ビザの更新手続きが完了するまで15日待たなければいけないそうです。 外国人社員を抱える企業はどこも同じようにエージェントに依頼しているようですし、僕も決して口止めされている訳ではありませんので、4万ルピーの一部がImmigration Officeへの賄賂になっているとまでは言いません。 ただやはり地獄の沙汰も金次第、そう思います。 一般的に、インドの政治家や公務員の汚職は相当に酷いようです。 "I PAID A BRIBE"という汚職告発サイトが開設されているくらいですし、今月初めには汚職に反対するハンガーストライキも起きました。 警察はあちこちで検問を張っていて、スピードオーバーのドライバーや免許不携帯のドライバーを捕まえては200~300ルピーを請求しています。 ドライバーに非があるのは事実ですが、警察官にとっては良い小遣い稼ぎです。 日本の政治家や公務員も何かと批判の対象となりますし、それらの批判の多くは間違っていないでしょう。 ですが、外国での経験と比べてしまうと、日本の公務員の仕事の速さや安心感に感動すら覚えることがあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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