American Red Cross
ボランティアのトピックスのついでに、ボランティアの思い出を・・・管理人は、L.A.駐在時に数年間「アメリカ赤十字」でボランティアしていました。あらかじめ契約をした多種多様な会社へ献血車で訪れ(ボランティアは自分の車で集合)そこで献血活動。献血に来た方々に用紙を書き込んでもらったり、献血を終えた人たちのお世話をしたりするのがボランティアの主な仕事。ボランティアに登録した人は、月に1度スケジュール表が郵送されます。カレンダーに、○○会社 ○時~という表が送られ、空いている時間があると電話で申し込むというシステム。自分の都合にあわせて登録できるのでとても便利。多分いまどきの通知はE-MAILになっていると思いますが・・・(管理人のアメリカ滞在は10年以上前の話で・・)たま~に、FBIや映画撮影現場という、と~っても興味のある場所があるのですが、みんな考えることは一緒。すぐに一杯になっていましたね。アメリカの市民権がないと入れない武器を作っている会社にも潜入?することもありました。実際にはオフィスだったので作っている現場は見てませんが・・・笑会社内の各部署がどれだけ多くの献血者を輩出するかを競争。各部署の担当者が電話をして「早く来て~」と呼び出していたりと遊び感覚をもりこんで楽しんで献血をしている会社も多くありました。赤十字から献血した方々への「おやつ」や「飲み物」を準備しますが、ほとんどの会社が独自のお菓子を準備。それはそれはあま~いドーナツやクッキーが山盛りだったり、ドラム缶に氷を入れて缶ジュースをてんこ盛りだったりと量が半端じゃない。ホテルで献血活動なんて、豪華なおやつがいっぱいで、近隣の住人もよく知っているので、それを目当てに来る人もいました。笑また、人身事故や事件があった翌日は 献血希望者がたくさんいらっしゃいます。こういうまじめな献血者がいる反面、子供と一緒に来て、この子が本当に自分の子かどうかを確認したい人。エイズかどうか調べたいという人もいましたね。献血を終了し休憩している人たちと話しをするのも外国人の私にとっては楽しい時間でした。ママ友や学校の先生と話をする機会があっても、会社勤めをしているアメリカ人にはこういう時でないと話す機会がありませんからね。管理人が一番印象に残った献血活動は・・・某ホテルで、赤十字が冊子を配ったときのこと。それは「Chicken Soup for the Soul」という心温まるショートストーリーをまとめた小冊子。日本で言うなら「一杯のかけそば」のような←知ってる?その本から特にいいお話を抜粋して赤十字がオリジナルの小冊子を作りました。泣ける話や微笑んでしまうようなお話などなど。例えば、自動車事故に遭い、車の中で自分の死を悟った人が妻に宛てた手紙の内容といった泣ける話や小児科ドクターと子どものほほえましい話などなど。献血前に配り、皆さんは献血をしながら読んでいるんです。するとですね、多くの人が泣きながら読んでいるのです。あるおじさんも腕で涙をふきながら・・また、「だめ、トイレで泣いてくる・・」と小走りにトイレに駆け込む人。こういったボランティア活動って色んな人たちとの出会いがあり、本当にいい思い出でした。