夏と修羅
タイトルは宮沢賢治の「春と修羅」にかけております。今夜は、タロット教室の補講があって、その生徒さんと終わってから本の話になり、お互いわりと本好きの哲学好きだとわかり、盛り上がるの巻夜道も暗くなるとお送りすることもありで、こられる時に、ガスの事故があったような感じで消防車がたくさん止まっていたというお話を聞いたりして大正は意外と野蛮な町やねんとか(いきなり話は飛んでいるのですが、野蛮で庶民な話は省略)いいながら、見送り一人になってから路地を歩いているとふと宮沢賢治の「アメユジュトテチテケンジャ」というフレーズが出てくる永訣の朝という詩が頭をめぐりはじめましたこの詩がとても好きみたいでふと、ぼんやりすると浮かぶという自分の中に入るとまず流れてきて自分がその中のいるような気分になってきます最愛の妹、としこがなくなる朝に、「雪が食べたい」といってたべさしてあげる歌といってしまえばいいのですが悲しくも白い光が照り返す詩で、夏の蒸し暑い夜に思い浮かぶ詩ではない。その詩は、人に何事かを頼むことはその頼まれて、任を果たす存在を救うんだということを教えてくれた詩に捉えている私がいるようで。賢治が妹の死に際し、書いた詩はとても悲しく、美しい。夏になると害虫がたくさん出てきて、この世界の修羅を感じる。夏と修羅。ごめんね、ゴ○ちゃん。