じゃくの音楽日記帳
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前回に引き続き、九州の地震関連です。 この図は、前回の記事の図6(西村氏による、西日本のブロックの境界線)の再掲です。 続いてこちらは、東京新聞4月18日朝刊の一面に載っていた図です。 インターネット上の東京新聞のサイトからとらせていただきました。 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201604/CK2016041802000124.html このふたつの図を見比べると、今回の地震の震源が、図1の九州の中央を斜めに走るブロック境界線上にぴったりと分布しています。この線、いわゆる中央構造線にほぼ相当しますね。 中央構造線は、こちらです。引用元によって細部は微妙に異なりますが、これはWikipediaの図です。この図の赤い線です。 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tectonic_map_of_southwest_Japan.png?uselang=ja#filelinks さて東京新聞の図には、三つの原発、すなわち愛媛県の伊方原発、佐賀県の玄海原発、鹿児島県の川内原発の位置が示されています。 九州の中央構造線を北東にたどっていくと、すぐに伊方原発です。伊方原発は、中央構造線のほんとうにすぐそばに位置しています。Wikipediaの「中央構造線」によると、伊方原発と活断層との距離は約6kmで、もし伊方原発に最も近い活断層で、あるいは中央構造線断層帯全体が一度に動いて、予想される最大規模のM8の地震が起きた場合、原発周辺は震度7の揺れに見舞われる可能性があるということです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E6%A7%8B%E9%80%A0%E7%B7%9A こんな危ない位置の原発が、「安全」とされて、この夏頃からふたたび動かされようとしています。 一方、九州の中央構造線を南西にたどっていくと、そのすぐ近くに鹿児島県の川内原発があります。川内原発は、現在日本で稼働している唯一の原発です。今回の地震があっても、驚くべきことに、運転を止めようとしていません。国も、電力会社も、何の根拠もなく、安全だと言っています。信じられない判断です。今回の地震が南西方向に広がる可能性も指摘されています。もしも原発の近くで強い地震があれば、大変なことになります。運転を止めていても原発は危険ですけれど、運転中だと危険性は著しく増加します。 このあたりのことは、はてなのゆりさんのブログ記事「川内原発を止めて欲しい!」 http://plaza.rakuten.co.jp/hatenaisya/diary/201604170000/ に詳しいので、そちらをご覧ください。ともかく、原発は、止めたり動かしたりをこまめにできません。莫大なお金を使って建設し、昨年夏にようやく強引に再稼働を始めた原発を、いちいち止めたのでは採算があわない、損をする、だから電力会社は原発を止めないのです。電力は足りていて、原発を動かす必要はないのに、ただ自分達の会社の利益のために、稼働を続けています。そして政府・経産省は、いま止めたら原発政策にブレーキがかかってしまうことを恐れているのでしょう。こんな状況でも制止を命じないとは、ありえない判断です。 「川内原発を止めて」という人々の声が日本のあちこちから続々と上がっています。ネットでも一個人の始められた署名の呼びかけがあり、僕も署名しました。すでに10万人を突破して、最初の集約分を首相・経産省大臣・原子力防災担当大臣に明日21日に提出予定だそうです。 https://www.change.org/p/
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