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先週のある朝、最近買った藤井一興さんのピアノ愛奏曲集『クープランからクープランの墓へ』のCDを開封して聴き始めました。1曲目、クープラン作曲のクラヴサン曲集第3巻第14組曲から第1曲『恋の夜鳴きうぐいす』が始まると、あまりにも美しく切なくて、ふと自分のお葬式にこの曲、この演奏をかけてもらいたいと思いました。普段そういうことは考えないので自分でもちょっとびっくりしましたが、この藤井さんのピアノから、桜がはらはらと散って行くようなはかなさを感じたからかもしれません。
その日の夜のことです。あるブロ友さんが少し前に急逝されていたことを知り、愕然としました。音楽を愛し、きらクラを愛する、やさしく謙虚な方でした。きらクラ最初期からの熱心なリスナーさんで、ご投稿がちょくちょく採用されていました。逝ってしまわれる直前までお元気でいらしたということです。全く実感がわきませんが、その方からいただいたコメントをふと目にしたりすると、なんともせつない気持ちです。 音楽を、とりわけピアノを特に愛したその方に、これからも空の上できらクラを聴き続けるに違いないその方に、このピアノを聴いていただきたいと思いながら、このCDをかけているこの頃です。 心からご冥福をお祈りいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.04.19 21:26:22
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