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テーマ:暮らしを楽しむ(388396)
カテゴリ:美術館
六本木にある、森美術館にて、
「医学と芸術展」ツアーに参加しました。 ガイドは、先週と同じく、 とにーさん ツアー参加者の方は、写真家、美大生さん、などアートのプロで、皆さん、詳しいんですわ 私の中で、医学って、「サンクチュアリ」でした。 まず、入館してドギモを抜かれたのが、 「妊婦さんのおなかから、飛び出た赤ちゃん、今にも授乳」の絵。 帝王切開のように出て、おなかが破れたまま 赤ちゃんもお母さんも笑ってる。 実際の絵がないと、猟奇的になってしまうんですが、 むしろ、赤外線で透視したようです。 自分が妊婦だったり、出産直後だったら、もうアウトだったかもしれないけど、 「ああ、解剖すると、こうなのね」的な。不快感はなかったです。 ほか、蜷川美花さんが、「義足に、お花や蝶を描いて、ペディキュアを」デザインものも素敵でした。 足を失っても、こうやって 自分の好きな足にできるという、ポジなエネルギーが伝わってきた。 ・ダビンチの人体解剖図、 ・象牙の人体模型(10センチとミニチュアで、内臓が男女入れ替わってた) ほしくて、持ち帰りたくなりました ・デカ過ぎる人工呼吸器(手品の体を切断するような箱に入る)、到底助かると思えない(笑) ・クローン羊、ドリーが老化が早かったことをパロった、 「ゲーム・ボーイズ・アドバンス」ゲームボーイをする少年たちが、よくみたらオッサン。 ・歯医者さんの麻酔を受ける患者さん、なんとクロロフォルムを嗅がされてる。 当時最新の医療技術、スキルも、後世から見たら 「こんなで助かるのかい?」って。 あー、2010年の今も、そう子孫に思われるわけね。 ・「老人ホーム」は、バットマン、スーパーマンなどのヒーローたちが、年老いて、ホームでさえない日々を送る姿を、リアルにお人形にしてた。 チャーリーズ・エンジェルとか、3人でっていうのも、付け加えてくれたらいいなあ。 日本向けに、おいてある雑誌が日本のとか、随所に工夫あり。 今回、私が その場から離れることができなくなった作品、 ライフ・ビフォア・デス ご本人とご家族の了解を得て、余命の宣告をされた方の、 生前となくなった直後の写真を対にしたもの。 年代もさまざまな中で、静かに、深く遠くに向かう、まなざしは共通している。 刻まれた皺と、シミ、 その中で、生後17ヶ月の赤ちゃんもいました。 眠るように、お人形のようなそのほっぺたは 触れると温かさが伝わるようで、言葉になりません。 手術の傷がかくれるように、帽子をかぶせてあげたご両親の気持ち。 今、私の娘たちが、子供らしく ケンカしたり、わがままやいたずらができることに、限りなく感謝しています。 ツアーという、ほかの参加者がいて、時間制限があったこと、私は逆によかったなあ。 1人で行ったら、崩壊、立て直すのに、相当がんばる必要があったと思う。 終わった後、滝の音を最大限にBGMにした座席で、ランチ。 アーティストの方って、一般人と、ちょいズレの方もいるらしく、 夜中にや 毎日10通とか、やりたい放題らしく、そんなお話も フムフムでした。 子供である自分を解放できる(?)って、才能を表現することと関係あるよね~ 周りの人は大変ですが。 笑って年を取れる、とっていこう、そんな元気をもらった 「医学と芸術展」でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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