突然の訪問者
彼は突然、颯爽と風のごとくやってきた。「ぽっぽぽぽぽぽ♪ぽっぽぽぽぽぽ♪」鼠先輩だ!鼠先輩がジョバンにやってきた。パンチパーマに純白のスーツ、両腕にはバッタモノの時計をはめている。テレビと一緒だ。鼠先輩は僕を見つめている。意外に瞳がかわいい。すると鼠先輩はヒジを折り、こぶしを強く握り、顔の前に構えた。いわゆる、ファイティングポーズだ。どうしたんすか鼠先輩?と聞く暇もなく突然飛び掛ってきた!なぜだ、鼠先輩!?マウントポジションをとった鼠先輩、総合格闘技の試合のようにパンチを浴びせてきた、マジだ!こうなったら負けてられない、こちらも応戦だ!しかし鼠先輩のパンチは重い!両腕に付けているのバッタモノの時計が重しになりパンチが体をついばむ!なぜだ~、何で鼠先輩と総合格闘技してんだおれ~!とそこで目が覚めた。夢だった。まあ、そりゃあ夢だろ・・・その夢を見て以来、鼠先輩をテレビで見ると敵意の視線を浴びせる某びすとろ店主ですた。