映画について
生まれて初めて見た映画はジャッキー・チェンの「酔拳」でした。そのリズミカルで華麗なアクションに小学生のガキんちょだった僕は感動しまくりました。当時はまだあまり有名ではなかったジャッキー・チェンを見て「野口五郎は拳法もできるんだなー」とトンチンカンに関心したものでした。映画は好きです。映画館で観るのが好きです。映画館のあの館内が暗くなってから一瞬の静寂した空気からのワクワク感がたまらないです。ハートフルヒューマン映画が好きです。冤罪の主人公が刑務所で起こす奇跡「ショーシャンクの空に」や、天才音楽家モーツアルトの生涯をライバルのアントニオ・サリエリの視点から描いた「アマデウス」、黒沢明監督、余命数か月にして初めて自分の生き甲斐を見つけ出し必死に生きる主人公「生きる」、この三本が自分的にトップ3です。その他にも「バック・トウ・ザ・フューチャー」や「スティング」、「ゲーム」のようなあっと驚くタメ五郎~的なサプライズな脚本の映画も好きです。寅さんも好きです。小学校6年生まで寅さんの舞台の葛飾柴又の隣り町の小岩という所に住んでいて身近に寅さんがいました。一度撮影現場を遠巻きに眺めていたことがあります。オープニングに登場する江戸川は毎日というくらい遊びに行ってました。そのころ培った記憶がDNAとして宿っているのかもしれません。今でも寅さんを観ると懐かしさでほっくりきます。恋愛映画はあまり得意ではないですが「ゴースト・ニューヨークの幻」はデミ・ムーアの清純な美しさに惹かれ、二度映画館で観ました。二回目は一人で観たのですが同級生のカップルと鉢合わせしてしまい一人で恋愛映画を観る自分に同情して一緒に観よう、と誘われ三人で並んで観ました。今でもちょっとしたトラウマです。余計なやさしさは時として残酷です。「デーブ」や「メジャーリーグ」のような痛快ハートフルコメディな映画も好きです。映画は必ずハッピーエンドでなければなりません。「セブン」のような後味が苦すぎる映画は好きではありません。映画の話しはとめどなく続きますがとりあえずこの辺で。