国分町に山羊出現!?
千鳥足のマダム3名様ご来店。聞けば3件目、かなりいい感じお酒がまわっていて頼んだワインの減り方も遅い。「メェ~~~」耳を澄ませば、遠くで山羊が鳴いている。目を閉じ、その鳴き声を聞くと若葉のカーペットを山羊がのほほんと闊歩している。なんとも牧歌的な情景が浮かぶ、って、おい!ここは飲食店、山羊が鳴いているはずもなし。鳴き声をたどると声の主はマダムだ。テーブルに行きどうしたんすか?と聞いた。すると「私ね、山羊の物真似うまいの」と答えた。うん、たしかに聞き惚れるほどのこぶしの効いたメェ~だ。山羊の群れの中に入って鳴いてもだれも(山羊も)疑わないであろうメェ~だ。が、ここはハイジやペーターはたわむれるアルプスの山ではなくネオン輝く国分町のど真ん中にある飲食店だ。するとマダムは動揺する某店主をさらに窮地に追いつめる一撃を放った!「あんたもやんなさいよ」某店主開店以来最大のピンチ!泥酔したマダムに山羊の物真似を強要される、まさに崖っぷち状態!「こうやんのよ、メェ~~~」郷に入らば郷に従え、こうなったら清水の舞台裏から飛び降りる気持ちでやったろうじゃないか!「こうすか、メェ~~~」「声がちっちゃいのよ、こうよ、メェ~~~」「メェ~~~」「いいじゃない、メェ~~~」「メェ~~~」夜は更けていく・・・ジョバンのぐるなびジョバンのツイッター