2021年の日本とのマリアージュが最高の1本
1964年アマローネ 作り手ベルターニ先日のワイン会でご縁をいただきました。57年前のイタリアの赤ワイン、もうちょいで還暦。干した葡萄で作る凝縮感ぱねーワインなので長期熟成もお手のもの。還暦間近とは思えないほどの生きた果実味、黒砂糖や鉄っぽさを感じる質感、喉元過ぎても心地よく続く余韻、ん〜いい塩梅。まだまだあと10年くらいは熟成に耐えられそうです。が、こちらのワイン、今年2021年がベストな飲み頃なのです。なぜかと言うとワインが作られた1964年は日本の戦後復興の象徴、東京オリンピックが開催された年なのです。それが巡り巡って57年後、ご縁があり東京オリンピックが開催される年に開栓。おそらくこちらのワインの生産者も醸造の最中に東京オリンピックを観て「頑張れイタリア!」と熱狂していただろうと思います。そんな57年前の東京オリンピックの熱気が含まれたワイン、シビれないわけがありません。何かとあーだこーだ言われてますが、57年前も開催前まで開催反対が多数いてあーだこーだだったそうです。終わってみりゃ戦後の日本の輝かしい歴史の最上級。数ヶ月後、震災復興、コロナ禍での心のワクチンになり得る東京オリンピックの1度目のビンテージワイン、2021年の日本とのマリアージュは最高の1本。ジョバンのフェイスブック 某びすとろ店主フェイスブック某びすとろ店主インスタジョバンのツイッタージョバンでテイクアウトジョバンのお休み