情熱マンは結構夢多き男で
中学生くらいからなりたいものがいくつもありました。

それらを挙げてみると

・プロレスラー

・体育の先生

・スポーツインストラクター

・阪急電車の運転手
　(学校の行き帰りにいつも電車の１番前の車両で
　車掌さんの運転姿を眺めていました)

・保父さん(子供好きなもので)

・空手家(空手で飯を食う、という事です)

こうして見ると、
今の自分ってやりたいと思っていた事に近いものが
総合的に実現できているなあと思います。

空手家として道場を持ち、ジュニアを指導している、
スポーツメンタル&コンディショニング指導で
学校に行って学生を教えたりしている。

電車の運転手はさすがにできてませんが、
先生や保父さんなんて、最近まで忘れていて、
昔を振り返ってみた時、
「そういえば、こんな事やりたいと思っていたなあ」
と思い出したくらいです。

やはり潜在的に自分が求めているものに
近づくように無意識に動いてきたのでしょうね。

今日もある高校に、知人のトレーナーの方が
受け持っている体育学科の代行を頼まれ、
授業に行ってきました。

代行で授業を受け持つのは今回で３回目なので
だいぶ顔見知りになった生徒も増えてきました。

午後の最初の授業なので１番眠い時間帯なんですね。

生徒たちも将来スポーツ関係の仕事につきたいと思って
授業を受けている子もいれば、目的もなくここを選択した
子もいます。だから授業を受ける方の態度もバラバラです。

しかし、それぞれに価値観は違えども、
生徒たち全員が楽しめるようにしたいな、と思って
色々とネタを考えるんですよね。

ただ話しをズラズラとするだけでは、
それこそ子守唄を聞かせているようなもの。
絶対にみんな寝てしまいます。

そこでできるだけ講義形式の授業は避け、
実際に身体を動かして学ぶワークショップ形式で
授業を進めるようにしました。

まずは身体に刺激を入れて目を覚ますよう
相撲の四股踏みや神経伝達反射ゲーム、
アジリティトレーニングなどを最初に行って
生徒たちが楽しく、エネルギーを高めるようにします。

そして、全体のエネルギーを早く高めるために
燃えやすい生徒、反応の良い生徒たちに
多く声かけをしながら燃やしていきます。

その後に本題についての話。

今日はスポーツマッサージについて、
私の治療家としての体験談やスポーツ現場での体験談
などを交えながら

・スポーツの試合前と試合後では刺激の入れ方が違う

・強すぎる刺激は"クセ”になる

・局所だけでなく、全体をほぐす

・「痛いの痛いの飛んでいけ!」でなぜ痛みが消えるのか

・身体の部位によって押す角度が変わる

・ひざの痛みの原因はここをチェック!

などのマッサージのコツやポイントを教え、
生徒同士でペアになって実践してもらうようにしました。

そして今年度の私の代行授業は今回で終わりなので
最後に

「君たちにはまだまだ秘められている能力が
たくさんある。コンディショニングを良くする事で
その力を発揮する事ができるんだ。
だからスポーツをする人は生活習慣や食生活を
キチンと整えてみてください。
必ず今以上に能力を発揮する事ができるよ!」

とコンディショニングについての
大切さについてを力説し、授業を終わりました。

その後、これまでの授業で１番私とよく話をしていた
男子生徒が近づいてきたので

「ありがとう!これからも頑張れよ!」

と握手をすると

「先生の授業、最高!!」

と言ってくれました。

彼の言葉は私にとってもこの授業を
最高のものにしてくれました。
こう言ってもらえるのは
ホント、何物にも変えがたい喜びですね。
感動・感激・感謝です!

しかし、１番嬉しかったのは
その後やってきた女生徒たちとの会話・・かも(笑)。

「先生、何歳なんですか～?」

「何歳に見える?当ててみ。ヒントは丙午!」

(しばらく考えて)
「えーー!38歳ーーっ!ウソー!」

(・・・汗)
「その反応は何やねん!?ホンマは何歳と思ったんや?」

「えー、33歳くらいと思ったわ」

(その子に手を差し伸べ、握手)
「ありがとう!君、いい子やな!
後で先生に言って君の成績上げてもらっとくわ!」

やはり、若く見られるのは気分いいですね(笑)
いやあ、つくづく最高の授業でした。