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"本番に強い選手"、"実力を発揮できる選手"と
そうでない選手の違いは何か? 私が思うには ・肉体がスッキリ元氣の状態である ・精神的にもスッキリしている ・環境からマイナスのエネルギーを受けていない ・自らの意志で行動している これらの条件が整っている、 または高いレベルで満たされている、という事です。 先日の空手の試合で、 長女はベスト8に入り、敢闘賞を受賞しました。 技術的なレベルから見れば、妥当な成績でしたが 感心したのは本番でも普段通りの組み手が キチンとできている事。 相手の攻撃を捌いたり、 横に回り込みながら上手く死角に入ったりしていました。 動きも硬くなく、いつも通りの組み手をしていました。 今回、長女を試合に出場させるに当たって 慣れないルールでもあり、稽古量も 多くした方がいいかなとは思ったのですが、 上記の条件を徹底的に満たす事を最優先とし、 彼女の意志を尊重して あえて無理に稽古をさせることはしませんでした。 したがって、稽古については ・今までと同じ週二回 ・稽古の前、後も何かやりたいといった時以外、 こちらからやらせる事はしない ・家でも稽古は一切しない という感じで量的には全く変化なし。 但し、その週二回の稽古の時間中、 彼女は高い集中力で練習を行っていました。 メンタル的には、まず彼女の欲求を満たして 心をスッキリさせる事を優先します。 欲を満たす事で、意欲⇒意志へと育っていくので 最初の欲を満たさなければ、いつまでも 物を欲しがったり、遊びたがったりする事を求め、 やる氣や意志の力が育ってこないのです。 だから遊んでいる時にはとことん遊ばせたり、 話を聞いてあげたり、寝る前に「耳かきをして~」 と言ってきたらしてあげたりなどをして 欲求を満たし、心をスッキリさせてあげる。 そして稽古の時にいい動きをしていたら 「あの時の動きは凄く良かったなあ、 あと、ここをこうすればもっとよくなるよ」 と言って褒めてあげると、嬉しそうに 時々家や道場でも蹴りの練習をする事もありました。 正直こんな稽古量で、一回戦も勝てるんだろうか、 という不安もありましたが、 今までもそうだったんですね。 稽古以外ではまったく練習をせず 家ではゲームをしたり友達と遊んだり、 変な踊りを踊りまくったり(笑)。 でも技術的にはどんどんと進歩しているんですね。 先日も彼女が3年近く前に出た試合のビデオを 見たのですが、「ああ、こんなにも上手くなってたんだあ!」 と改めて感心しました。 他のスポーツでも勉強でも同じ。 うちの子こんなに練習させているのに、 勉強させているのに、なぜ伸びないんだろう? 成績が良くならないんだろう? と思っている親御さんは ・強制してやらせていないか ・やり過ぎて疲れていないか ・過干渉でいらぬプレッシャーやストレスを与えていないか ・欲求を満たしてあげているか ・家が癒しの場になっているか などをもういちど振り返ってみてください。 要はいかに心身のエネルギーを高め、 集中してやっているか。 長女はそこの部分を本能的に理解しているんでしょうね。 だから普段の生活ではホント気ままに生きている自由人。 でも稽古の時間の間は集中してやっている。 うちの奥さんも、長女の事を 「本能のまま動いている野生児だ!サルだ!」 と言ってます。 これでさらに稽古の量も増えれば、 より実力も伸びるだろうが、 それは彼女の精神が成長して、 「もっと上手くなりたい!強くなりたい!」 と心からそうした気持ちが芽生え、 自然と自ら稽古に取り組むようになるまで 待っているつもりです。 12/26にも試合があるのですが、 このまま彼女のペースは変わりそうもありませんね(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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