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昨日はわが道場の今年初の公式試合出場でした。
うちからは9名の子供たちが参加しました。 大会出場が初めての子も、そうでない子も それぞれ試合というものを通じて 自分の現在のレベルや良いところ、改善すべきところに 気づいてくれればと思います。 負けた後、ずっとダメ出しの説教をしている 親を見かけましたが、 「勝ち負け」という結果のみにとらわれていては、 子ども自身にもそうしたマインドが 植えつけられてしまいます。 子供に「試合どうだった?」と聞いても 勝てば楽しかった、負ければつまらなかったで 終わってしまうんですね。 大切なのは、その試合を通じてその子が何を感じたか、 何に気づき、発見することができたのか、 それを知ることが大事なんです。 そこに気づくことで成長するのであって、 結果だけで良し悪しを決めていては 何も得るものがありません。 また、試合中、横からずっと技の指示を叫び続け、 言うとおりにしなければ怒っている親や指導者が いました。 そしてもうひとつ、試合中に戦っている子供に 親(指導者?)が大きな声で指示を出した時、 子供が一瞬そちらの方を向いてしまったんですね。 そのスキに顔を蹴られてポイントを取られ、 負けてしまったかわいそうな子もいました。 試合はあくまでも「試し合い」の場。 日頃の稽古で自分が培ってきたことを試す場が試合です。 試合の中では戦うのは自分ひとり、 誰も手を貸してくれるものはいません。 その中で自分がどう動き、 相手をどのように制すればいいかを 困難や自分の中から湧き出てくる弱気な気持ち、 負けそうな気持ちに対してどのように考え、 意志決定して行動するのか。 それって人生と同じことですね。 人に動かされるか、自分の意志で動くか、 一生のスパンで見れば、この差は歴然としてくるでしょう。 昨日、はじめて試合に出場した幼稚園児の子が試合前に 「僕は今日、試合で飛び蹴りを出すんだ!」 と言っていました。 そして試合の時、ホントに開始の合図と共に 飛び蹴りをしたんですね。 結果として負けはしましたが、 初めての試合なのに全く緊張もせず、 彼は本当に伸び伸びと戦っていました。 私も今までは、試合中に声をかけてきましたが、 彼の試合を見て、自分の意志で戦うことの大切さに 気づくことができました。 だから今後は、試合前にアドバイスをすることはあっても 試合中はすべて子供たちの意志に任せることにします。 (見ていて思わず声が出そうになることが あるかもしれませんが(笑)) 多くの気づきと感動を与えてくれた子供たちに感謝です。 大会の模様はこちら ↓↓↓↓↓↓ http://www.s-hearts1.com/05kankeiko.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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