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先週末の土曜日から昨日まで、
メンタル指導をしている愛知県のホッケー部の 全国選抜選手権に帯同していました。 彼らの目標は「全国ベスト4」です。 しかし、 ・選手全員がホッケー未経験者 ・学校にグラウンドがなく、選手たちは授業が終わった後に 電車に乗って市営のグラウンドまで通って練習をする ・そのため、一日の練習時間は約2時間、冬場は1時間半程度 ・そのグラウンドも他のスポーツとの振り分けがあるため、 毎日使えるのではなく、週に2、3回のみの使用。 雨が降れば当然使用中止 と条件的に見れば、全国のトップを目指すのは きびしいものがありますが、それでも 「こうした環境的にはあまり恵まれていないチームですが、 それでも何とか彼らを勝たせてあげたい、 それによって『自分たちでもやればできるんだ!』という 気持ちになって、それを誇りとして社会に出てからも 前向きに生きることのできる人間に育って欲しいんです」 という監督の熱き心に打たれ、昨年4月より指導を開始しました。 選手たちはとても素直な子ばかりで こちらが指導したことを積極的に取り入れ、 短期間でもかなりの能力の向上が見られました。 そして指導して約一ヵ月半でインターハイへの 出場切符を手に入れ、予想外に全国に挑戦する チャンスがめぐってきました。 しかし、まだまだ全国との力の差は大きく、初戦敗退。 そして秋、冬と磨きをかけて、今回の春の選抜大会挑戦。 初戦は関東地区の代表校と当たり、 これは無難に勝つことができ、ベスト8に進出。 確かにチームの力は 上がっていることを感じました。 そしていよいよ準々決勝。 目標であった「全国ベスト4」へのチャレンジマッチです。 相手はベスト4の常連校。 コンディションを万全に整え、ミーティングにて 戦略・戦術もしっかり立てました。 そして氣合いも十分。 そして結果は 前半0-3、後半0-7のトータル0-10。 正に玉砕でした。 開始20分まではミーティング通りの動きができ、 相手をしっかりと抑えていたのですが、 やはりベスト4の力はすごいですね。 一瞬のスキをついて先取点、その後、前半終了間際に 立て続けに2点を取られ、ハーフタイムで 気持ちを切り替えたものの、後半は崩れを取り戻せず 大量点を許してしまいました。 選手たちは相当なショックだったようで 試合終了後も宿舎に帰ってからも ずっと泣いていました。 夜に私は選手たちより一足先に帰ることになり、 その際に泣いている選手たちに 「どうだ、ベスト4の壁は厚いだろう。 もうあきらめるか?」 と聞くと 「いいえ、絶対にあきらめません!」 と強く言い切りました。 泣いていた彼らの目はまた「虎の目」に戻っていました。 「絶対にあきらめない気持ち」がある限り、 彼らはまだ伸びることができるでしょう。 まだ目標へのチャンスはあります。 夏のインターハイ。 3度目の、そして3年生になる彼らの最後のチャレンジの場で 目標を達成してくれることを願います。 そして私も全力でサポートをしてあげたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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