仮面ライダー世界に駆ける
1989年、夕張市石炭の歴史村内の3D立体映像館アラモ砦パビリオンで上映された3D映画が「仮面ライダー世界に駆ける」である。クライシス帝国、仮面ライダーBLACK RXを倒すために新たなる作戦を考え出した。それはRXの過去の姿である仮面ライダーBLACKに戻した後、再生怪人を引き連れて倒そうという作戦だった。南光太郎(倉田てつを)は怪魔妖族・スカル魔との交戦中どこからともなく聞こえてきた「仮面ライダーBLACK」のエンディングテーマ「LONG LONG AGO, 20TH CENTURY」を聴く。その後、滅びたはずのゴルゴムの三神官に出会い前身である仮面ライダーBLACKに戻ってしまった。絶体絶命の危機に陥ったBLACKを救ったのはなんとRXだった。時間軸が歪んだ世界では一人であるはずの二人が共存可能となり強敵を前に4ライダー勢揃いする。 時空を越えて助けに来たRX・ロボライダー・バイオライダーの協力によってクライシス再生怪人と激闘する!この映画はその後、1990年にゆうばり国際ファンタスティック映画祭の1プログラムとして公開されたほか京都太秦映画村や各地のイベント会場でも上映されDVDでは「仮面ライダーBLACK RX Vol.2」「仮面ライダー1号・2号 BOX」の映像特典として収録されている。主演の倉田てつをは1987年「仮面ライダーBLACK」主役公募オーディション」を友人に勧められ応募者総数約8100人の中から優勝し11代目ライダー・南光太郎役で俳優デビュー。撮影当初、監督から演技について再三ダメ出しを食らっておりある日、初めて変身するシーンの撮影時にバッタ男に入るスーツアクターがまだ現場に到着していなかったため監督に「てつを、入ってみろ」と言われ撮影に臨んだところ一発でOKが出たという。また「RX」最終話の撮影では感極まって共演者と共に泣きかけたがスタッフより「光太郎が泣いちゃ駄目だよ」ということを言われ堪えながら演じたという。南光太郎として有名になった倉田であるがイメージが強すぎて何処へ行っても「仮面ライダーBLACK」「南光太郎」と呼ばれ、倉田てつをで呼ばれる事がなかった。当時の演技にも満足していなかった倉田はそんな状況に反発してヒーローとしてのイメージを払拭し「俳優としての倉田てつを」として見て貰いたいと考え作品も当時は見返さなかった。しかし、時が経つに連れてその感情は薄れて徐々に子供と見返すようになり一緒に見ながら当時を思い出して涙したと語っている。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 仮面ライダー ライダーマスコレ マスクコレクション Vol.2 仮面ライダーBLACK RX ブラック 単品