セブン上司
ウルトラセブンと同様の外見をしたセブン上司は前後編による最終回「史上最大の侵略」に登場したM78星雲人である。第48話冒頭で体の不調に苦しむモロボシダン(森次浩司)の夢枕に現れたセブン上司はダンにM78星雲に帰るように忠告し「激しい侵略者との戦い」をダンに語り警告のためにウルトラアイを鳩時計に引っ掛けて姿を消している。この時セブンが恒点観測員340号である設定は上司がセブンを340号と呼んだ事に起因しており第49話では変身しようとするダンを「今度変身したら本当に死ぬ」と制止した。このセブン上司は当初、台本には“M78星雲人”とだけ明記されておりダンにM78星雲へ帰還する様に警告のテレパシーを送ったという描写しかなく名前や能力、上司としての具体的な役割などそのプロフィールは不明であった。またセブン上司はの存在は円谷プロ側でさえ長い間忘れられていたが、第三次怪獣ブーム時に改めて注目されセブン上司という仮称が付けられた。“上司”も仮称に過ぎず、作中ではセブンとの関係も不明確であった。関連書籍では宇宙警備隊におけるセブンの上司と記され現在での公式設定は「宇宙警備隊の上層部のウルトラ戦士」とされておりウルトラ兄弟とは無関係な存在である。後のウルトラシリーズに再登場する事はなく独立したキャラクターとして展開される事もないまま、現在に至っている。そして一峰大二の漫画版「ウルトラセブン」ではセブンと同じ容姿のテレビ版とは異なり頭部のアイスラッガーがギザギザの形状で外見上の相違点が存在している。「フィギュア王」に掲載された同作者によるゴードの巻では宇宙獣神ゴードを連れて侵略宇宙人の母艦を撃墜し戦いで傷付いたセブンを故郷に連れ帰った。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村日経BPムック【総額2500円以上送料無料】日経エンタテインメント!ウルトラマンの時代 1966~1971テレビ特撮ブームのヒーローたち ウルトラマン/ウルトラセブン/帰ってきたウルトラマン