日米レスリングサミット(その2)
新日本プロレス、全日本プロレス、WWEの合同興行「日米レスリングサミット」1990年4月13日 東京ドーム開催が決定し前夜祭パーティでは出場選手がインタビューで対戦相手を挑発し、更に出場しないアントニオ猪木がかつてのライバルだった ハンセン、ホーガン、アンドレ、アックス(マスクド・スーパースター)と再開。かくして観衆53,742人を集めた東京ドーム試合前のインタビューでハルク・ホーガンは「東京ドームではホーガン1番、ハンセンのウエスタンラリアット2番」とホーガン節を炸裂させた。記念すべき日米レスリングサミット第1試合は6人タッグマッチ20分1本勝負 ダグ・ファーナス&ダニー・クロファット&ジョー・マレンコvs川田利明&サムソン冬木&北原光騎この試合はファーナス&クロファットの全日常連外人カンナム・エクスプレスと天龍同盟の川田&冬木のフットルースというアジアタッグ争奪戦真っ只中の対決にU系シューターのジョー・マレンコと修斗出身の北原光騎という全日本中堅黄金カードで試合結果はクロファットが11分26秒北原からフォール勝ち。第2試合 シングルマッチ20分1本勝負 獣神サンダー・ライガーvs野上彰という新日本ジュニア戦線の黄金カードでIWGPジュニアで激闘を展開した両者が日米レスリングサミットで再び激突。結果はライガーが8分37秒で野上から勝利。そして全日vsWWEの第1戦である第3試合 タッグマッチ20分1本勝負ジミー・スヌーカ&ティト・サンタナvs渕正信&小橋建太全日本常連外人選手だったスヌーカと新日本常連外人のサンタナというWWE所属選手が日本メジャー団体の枠を超えタッグを組み全日本のジュニア王者の渕と当時、新人だった小橋建太が挑む対決となり結果はスヌーカが8分28秒、渕からフォール勝ち。ここで世界のマスコミが注目した日米超世代対決が実現!第4試合 シングルマッチ20分1本勝負二代目タイガーマスクvsブレット・ハートこれは後に超世代戦士として三冠ヘビー級王者となり全日本で大出世となる二代目タイガーこと三沢光晴とニュージェネレーションとしてWWE世界王者となりMSGで大出世するブレット・ハートが日米の垣根を越えた世代対決が実現している。しかし二人の攻防に20分1本勝負という戦いの時間は短すぎ、時間切れ引き分けという煮え切らない結果となってしまいこれが時間無制限の対決なら世界的歴史に残る素晴らしい試合だったに違いない。その後、三沢はタイガーのマスクを脱ぎ、ジャンボ鶴田、スタン・ハンセンの首を狙い日本プロレス界のリーダーとして活躍しブレット・ハートはホーガン、フレアーを超え米国プロレスのリーダーとして活躍した。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村[DVD] WWE グレイテスト・ライバル ショーン・マイケルズ VS ブレット・ハート