念仏の鉄
必殺シリーズ史上、最強の殺し屋と言えば「必殺仕置人」「新・必殺仕置人」に登場した念仏の鉄(山崎努)である。殺し技は骨接ぎで得た人体骨格の知識を元に相手の腰骨や喉を指先で破壊し死に至らしめる“骨外し”。怪力にまかせて首を折ったり半身不随にしたり声を出せなくしたりする事で相手を殺さず生き地獄を味わわせる事もあった。自己中心的な快楽主義者で江戸の観音長屋にて接骨医を営みながら酒と女に明け暮れるその日暮らしの生活を送り誰に憚る事なく享楽的な人生を謳歌していた。金に汚く、その上他人に情けをかける事を嫌い女好きとは言いながらも抱いた女ですら利害が絡むと突き放す冷徹で乾いた性格である。元は宗慶寺の住職であったが檀家の人妻と肉体関係を持った為に女犯の罪に問われて佐渡島に流される。この時、同心見習いとして佐渡金山に勤めていた中村主水(藤田まこと)と知り合いまた怪我人の絶えない金山での過酷な囚人生活から我流で骨接ぎの技術を会得する。江戸に舞い戻った鉄は主水をはじめ金を貰って晴らせぬ恨みを晴らし世にはびこる悪を裁く闇の処刑人として青年・棺桶の錠(沖雅也)瓦版屋の半次(秋野太作)姉御肌のスリ・鉄砲玉のおきん(野川由美子)らと悪党たちを次々と仕置して行く裏稼業「仕置人」を開業した。仕置人の存在が奉行所に発覚した後は江戸を去り行方をくらませていたがその4年後、再び江戸に舞い戻り鋳掛屋の巳代松(中村嘉葎雄)正八(火野正平)スリのおてい(中尾ミエ)と共に元締・虎(藤村富美男)の主催する仕置人組織「寅の会」の一員となった。そして寅の会で主水の仕置の依頼が取り上げられた事を切っ掛けに主水と再会し主水と再び組んで裏稼業を行う事となる。寅の会で仕置人を続けていたが辰蔵(佐藤慶)の寅の会乗っ取りに反抗した際、辰蔵一派に捕らえられ武器である右腕を黒焦げにされてしまう。その後自らの手で辰蔵を仕置するも自身も腹部に致命傷を受ける。そのまま重態の体を押して女郎屋に赴き女郎と床入りしたところでその生涯を閉じた。この最後のシーンにて鉄は女郎部屋で最期を迎えたが当初の予定では鉄の死体を発見した主水と正八が2人で川に沈めるというストーリーだった。しかし鉄を演じる山崎努が「女郎部屋で死ぬほうが鉄らしい最期」と提案しその意見を取り入れて変更されたという。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村藤田まこと&山崎努!必殺史上最強のコンビである“中村主水”と“念仏の鉄”が新しい仲間を迎え入れて悪を仕置きするシリーズ第10弾!【中古】◆DVD<注意:訳有セール品>◆新 必殺仕置人 <全11巻>◆【送料無料】【smtb-u】