怪人ミイラ男
ミイラとは自然条件によって乾燥され長期間原型を留めている死体の事である。古くは神秘的な力があると考えられる事が多く人工的なミイラ形成は死者を後世まで残すなどの目的で古代から行われ、数百年、数千年を経ていまだ生前の面影を漂わせるミイラもある。1920年代にはツタンカーメンのミイラが発掘された後にカーナヴォン卿ら数名が謎の死を遂げた事が「王家の呪い」によるものとされ人を呪い殺すというイメージもある。そんな中、アメリカのユニバーサル映画は1932年「ミイラ再生」を製作、ミイラは包帯を全身に巻かれた状態でホラー映画のモンスターとして定着させた。さてそんなミイラは日本にも存在しており江戸時代、僧侶が土中の穴などに入って瞑想状態のまま絶命しミイラ化した「即身仏」がある。そんなミイラが徳川家康の創設した江戸幕府を粉砕すべく西洋から襲来した。変身忍者嵐、第22話「恐怖怪談! 透明人間対ナゾの剣士」にて登場した怪人ミイラ男である。武器は体に巻かれた包帯を相手に絡みつける「千年布」で、これに巻き付かれた相手はミイラ男に洗脳され奴隷となる。包帯の下は何とミイラではなく透明人間で千年布で動きを封じた嵐を透明になって襲う「透明固め」という武器も存在する。ミイラ男は飛騨高山の山中にピラミッドを造り村人を捕まえて奴隷を作るべくエジプトからミイラ達を呼び寄せようと計画。しかしミイラ男は嵐に協力する正義の剣士月の輪の助けで本体を見抜かれてしまい嵐の剣によって倒されピラミッドと共に爆発に消えた。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村ZIPPO コミカルホラーシリーズジッポー ミイラ男