水棲人間
「透明人間」「美女と液体人間」を代表とする東宝変身人間シリーズは特異体質となったミュータントを描いた名作映画だが特撮ドラマ「怪奇大作戦」でも変身人間は存在する。第15話「24年目の復讐」に登場した水棲人間(天本英世)である。放射能を浴びて突然変異した液体人間に対し水棲人間はシリコン皮膜による水中生息実験と沈没した船内で水中で生き延びた人間である。ある夜、横須賀の港でアメリカ海兵が海から現れた黒い人影に引きずり込まれてしまう怪事件が勃発した。死体から旧日本軍の小銃の弾が発見され犯人は海軍の制服姿をしている事から太平洋戦争が未だに続いていると思っている日本兵だと判明する。しかも日本兵は水棲人間化してしまい彼の中ではまだ戦争は終わっておらずその為にアメリカ兵を狙っていたのだ。かつて海軍の施設があった猿島に水棲人間は住み「もう戦争は終わった、日本は負けた」という言葉に聞く耳を持たなく水棲人間は正気を失い、体にダイナマイトを巻き横須賀の港に停泊しているアメリカの軍艦に向い そのまま意を決したように突撃し自爆した。本作は放送された4年後にグアム島で横井庄一氏がその2年後にはルバング島で小野田寛郎氏が発見されこの事を予言をしたような内容になっている。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村怪奇大作戦 ミステリー・ファイル-【電子書籍】