大決戦!超ウルトラ8兄弟
2008年、円谷プロダクションが手掛けた特撮映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」が松竹で公開された。昭和ウルトラマンと平成ウルトラマンが共闘する様子を描き、ウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンガイア、ウルトラマンメビウス、初代ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンAという8体のウルトラ戦士が登場する。物語は、テレビ番組のヒーロー・ウルトラマンに憧れるマドカ・ダイゴ(長野博)、アスカ・シン(つるの剛士)、高山我夢(吉岡毅志)の3人が赤い靴を履いた不思議な少女に出会い、夕焼けの空に輝く一番星に願い事をした。ダイゴは宇宙船の船長になりたい、アスカはプロ野球選手になりたい、我夢は科学者になってダイゴの乗る宇宙船を開発したいという願い。しかし、25年の月日が経ち、ダイゴは横浜市役所観光課の職員となり、アスカは横浜スタジアムのボールボーイ、我夢は横浜マリタイムミュージアムの学芸員として平凡な日常を送っていた。ある朝、横浜上空に蜃気楼が発生し、その直後にダイゴは見たことのないウルトラマンを目撃。さらに、ダイゴは夢の中でウルトラ兄弟が戦っている姿を見るが、夢の中のウルトラ兄弟はハヤタ(黒部進)、モロボシ・ダン(森次晃嗣)、郷秀樹(団時朗)、北斗星司(高峰圭二)といった友人たちに変身していた。数日後、ダイゴは自分の住む世界とは異なる別の世界に迷い込み、ウルトラマンメビウスと怪獣キングゲスラの戦いに巻き込まれる。ダイゴはテレビで見たウルトラマンとゲスラの戦いを思い出し、メビウスに助言。結果的に、メビウスはキングゲスラを倒すことに成功した。ヒビノ・ミライ(五十嵐隼士)に礼を言われたダイゴは元の世界に戻すが、同時にミライもダイゴの世界に迷い込んでいく。ミライは赤い靴の少女からの依頼で、彼女と交わした約束を果たすために7人の勇者を目覚めさせるようダイゴに頼む。ダイゴとミライは7人の勇者を探す旅に出るが、その最中に怪獣キングパンドンが現れた。メビウスはキングパンドンを倒すものの、スーパーヒッポリト星人の罠によってブロンズ像にされてしまう。絶望の中、ダイゴは赤い靴の少女との出会いの日に交わした約束を思い出す。そして、自分が目撃したウルトラマンが実は別の世界の自分であることを知った。この映画は、「メビウス&兄弟」の前評判が良かったため、2006年の夏には次の作品についての検討が始った。その中で、前作での神戸とのタイアップが成功したことから、本作では2009年に横浜市が開港150周年を迎えることを舞台にすることが提案され、2006年の秋に映画製作が正式に決定した。最初はウルトラマンタロウを主役にした「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟2」というタイトルの企画もあり、タロウの他にメビウスや本作品にも登場する4兄弟(ウルトラマン、セブン、ジャック、エース)や、前作に登場しなかったウルトラの父、ウルトラの母、ウルトラマンレオ、アストラ、ウルトラマン80、ウルトラマンヒカリなどが登場する予定だった。さらに、ペギラ、バードン、アストロモンス、タイラント、グランドタイラントといった怪獣のデザイン画も完成していた。しかし、前作と同じ路線を取ることに疑問を持つ意見が多かったため、この企画は採用されなかった。人気一 ウルトラマン基金 純米総攻撃 720ml