|
テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:戦争映画
終戦から9ヶ月たった1946年5月3日 日本では東京裁判が開廷された。 この模様を1959年、新東宝が映画化したのが 「大東亜戦争と国際裁判」である。 1945年7月、ポツダム宣言の発表に続き 広島・長崎への原爆投下によって8月15日、 敗戦を決定した。 8月30日には厚木にマッカーサー元帥が進駐、 9月2日、ミズーリ号で降伏文書の調印が行われた。 そして戦犯として東条英機(嵐寛寿郎)が逮捕され、 近衛文麿総理(高田稔)は自殺した。 戦犯摘発は容赦なく進み各国の検察団も続々入京した。 一方、戦犯となった被告を弁護すべく日本人弁護人団が結成。 A級被告は二十八人。そして昭和21年5月3日、 国際軍事裁判の幕が切って落された。 インド、オランダ、カナダ、イギリス、アメリカ、豪州、 中国、ソ連、フランス、ニュージーランド、フィリピンの順で 判事が着席、裁判長ウェッブ判事が開廷宣言文を読み上げた。 静かな被告席の中にあって大川周明だけが落着かず、 東条の頭を手で打つ一幕もあった。 裁判は起訴状の朗読に続き罪状認否に入ったが 被告全員は無罪を申立て早くも波乱を呼んだ。 清瀬弁護人(佐々木孝丸)が立上り 国際裁判の管轄に対する動議を提出したが 首席検事キーナンは「この裁判は世界の平和と安全のために 正義の正しき執行である」と述べ激しく対立した。 裁判はその後10ヵ月に亘る検察側の日本の侵略行為に関する 立証に続いて昭和22年2月から被告の抗弁に入った。 清瀬弁護人は、この戦争が日本の生存のために 万止むを得ず自衛権を行使した事を説明 その証拠として開戦前夜の世界情勢と 日米和平交渉の真相を明るみに出した。 しかし昭和23年11月12日、運命の日は来た・・・ この映画は実名の人物が多数登場しており その中でも東京ローズを登場させている。 東京ローズは太平洋戦争中「NHKワールド・ラジオ日本」で 連合国軍向け放送を行っており 米軍捕虜から家族宛の手紙の紹介と連合国軍兵士向けに 呼びかけるというスタイルを基本とした。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 【28%OFF】【決算セール】[DVD] 大東亜戦争と国際裁判 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[戦争映画] カテゴリの最新記事
|
|