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テーマ:特撮について喋ろう♪(4681)
カテゴリ:東宝チャンピオンまつり
1972年・冬、東宝のライバル会社である東映が 子供向けアニメを数本まとめて上映する 「東映まんがまつり」の興行を春、夏のみと定めていた為 東宝は“東宝チャンピオンまつり”の冬興行で 子供たちを魅了する新規作品を上映した。 円谷プロ10周年記念映画となり 2代目社長:円谷一最後のプロデュース作品 「怪獣大奮戦・ダイゴロウ対ゴリアス」 日中友好の一環として中国からパンダが 上野動物園に贈られた事を切っ掛けに 日本にパンダブームが起こり企画され 「となりのトトロ」の原型となった 宮崎駿アニメ「パンダコパンダ」 そして東宝からは1968年公開の「怪獣総進撃」の リバイバル作品としてオリジナルネガフィルムを 再編集し、更に改題して公開されたのが 「ゴジラ電撃大作戦」である。 この興行は数々の伝説がファンの間で語られており まず「ダイゴロウ対ゴリアス」では 国の管理下で守られ、かつ国税を使って ダイゴロウを育てるという設定は 時の総理:田中角栄の政策「日本列島改造論」に対する 豪快さの中の不安を打ち出すかのような 表現とも捉えられる描写があり 「パンダコパンダ」は東映動画からAプロダクションに移籍した 高畑勲・宮崎駿・小田部羊一の3人が 制作したオリジナル作品であり 当時のAプロは東京ムービーの下請会社であったが この作品は宮崎駿らが率先して企画し 制作したものである。 これがジブリ映画の大原点となった。 そして本題である「ゴジラ電撃大作戦」は かつて東宝が社運を賭けた昭和最後の ゴジラシリーズ「怪獣総進撃」を 再び世に出す事で、衰弱していた東宝の 存在意義を現すような形でリバイバルされた。 この「ゴジラ電撃大作戦」は「怪獣総進撃」の オープニングタイトル(キャスト、スタッフ)を 物語ラストに持って行き、再上映とは言えども 今までと違ったゴジラ映画を制作した。 このラストにおけるキャスト、スタッフの テロップは本作がゴジラ映画の最初であり 新作「ゴジラ(1984)」まで見る事はなかった。 オリジナルネガはのちに復元されているが 予告編フィルムの原版はこの際に紛失している。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 映画チラシ:特撮怪獣: 【RCPsuper1206】 特撮:映画チラシ [ ゴジラ電撃大作戦]レア版 オレンジ色の単色チラシ 館名:なし本多猪四郎、円谷英二 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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