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テーマ:特撮について喋ろう♪(4681)
カテゴリ:ゴジラ・海外版
1965年、東宝が海外資本との提携によって 怪獣映画の新機軸を模索した日米合作映画 「フランケンシュタイン対地底怪獣」 国内での封切り後に海外で上映したのが 「Frankenstein Conquers the World」 フランケンシュタイン対地底怪獣の海外版である。 原案はアメリカのSF作家ジェリー・ソウルが担当、 ソウルは米国側スタッフと共に来日し 撮影にも立ち会った。 ベネディクト・プロとの合作映画であり 当初から海外での上映が予定されていたが 国内での封切り後に東宝国際部から 「アメリカでの規定に上映時間が2分足りず、 売ることができない」と連絡が入った。 その為、フランケンシュタインが 研究所を脱走する場面で 「うっかり警察官を踏み潰しそうになる」 というカットを撮り足し、 アパートで戸上季子に別れを告げる フランケンシュタインの場面に 国内版では1台が道路標識に もう1台がコンクリート製の塀に衝突するシーンに パトカーの転覆炎上などを 2日かけて撮り足したりして尺増しを図った。 ちなみに本作は米国20世紀フォックス社が 「キングコングとフランケンシュタインが闘う」という 映画の企画が日本の東宝に持ち込まれ 映画化権を取得して実現したものであり 「フランケンシュタイン対ガス人間」 「フランケンシュタイン対ゴジラ」と二転三転し ゴジラの部分を新怪獣バラゴンに変更し結実している。 また結末のバリエーションとして 2パターンが存在しており フランケンシュタインとバラゴンが 同時に地割れに呑み込まれるものバージョンと バラゴンを倒した後、大ダコが出現し フランケンシュタインが 湖に呑み込まれるバージョンがある。 この大ダコ出現版が海外版の為に 新たに撮り直されたバージョンであるが これは近年に誤りである事が判明し 海外公開版も地割れ呑み込まれバージョンで 大ダコ出現版の初公開は「月曜ロードショー」 「水曜ロードショー」のゴールデン枠による テレビ放映用に新撮されたものであった。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 【楽天ブックスならいつでも送料無料】フランケンシュタイン対地底怪獣 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.26 07:12:40
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