事業仕分けすれすれの幸せ
昨日は職業訓練所の入所式でした。所長さんの式辞で、とてもよいお話を聞きました。学校で勉強することは基礎知識であり、ここで勉強することは、ものをつくることの実技勉強であると。ものづくり(量産化するもの)は「安く」「早く」「正確に」作らなければ、利益にならない。会社の貢献する人材になるよう繰り返し訓練する、それが、ここの学習の目的。というようなお話がとても印象に残りました。そう考えると事業仕分けすれすれに取られますことも、とても意義あることに感じます。すでに多くの分野は民間に委託・細分化されてきました。雇用保険が適用されなくても、給付金をもらいながら専門学校に通うこともできるのです。(知らない人が多いんですけど)確かに公平さという点で、少し無駄も多いのですが、自分が足を踏み込んでみて、これだけの設備にかかるお金を税金で賄って学ばせてもらうって、日本はなんて豊かな国なんだろうと、感謝ひとしきりです。ポリテクセンターは豊かさの象徴のように感じました。キャリアデザインについても、漠然と考えている人は多いと思うけれど、きちんと勉強しながら一人一人をフォローするなんてこと、今の高校だってできているだろうか?って思うのです。キャリアデザインの意味から深く考えさせられる入所式でした。そして、本日、初授業。午前中は座学です。まずテキストの専門性にびっくりしました。たったの半年間でざっと勉強するのです。どれほどのことを学べるのだろうと思ってました。スピードが早い早い。一言一句聞き逃さない気持ちで授業に臨みました。もっと早くそういう姿勢で勉強してたら良かったのに!^^;ざ~っと流していくんだけど、気合入れてないと、膨大な量は通過するだけで終わってしまう。自分がどんどん拾い上げて行く、そんな感じで真剣です。それがとてもおもしろくって。これは絶対、私が欲しいと思っている資格の勉強になる!そんな確信を持ちながら、夢中でお話を聞いていたらあっというまに授業が終わりました。午後からは実技で、大工さんの道具を並べて名称確認。みんな、子供みたいにわくわくして道具に触ります。今日は「墨付け」という木材に特殊な方法で印をつける練習をしました。これも墨つぼ・墨さし・さしがねという大工道具を使うのですが、実際に墨を調整したり、墨さしをかんなで削ったり…私は「鉛筆みたいに細くてきれいな線が書けるね」と先生に褒められてとてもうれしかったです。が、しかし、その線に沿ってのこぎりで切るのがヘタでは論外なんですけどネ^^;それは次回の授業らしいので、また楽しみです。一緒に学ぶ仲間は、思ったより平均年齢が高く45歳くらいでしょうか?若者の雇用促進には思ったより反映されなかった結果なのかもしれない。でも、本気で勉強して人生を変えたい!と真に願うのは、今の若者ではないということでもあるのかもしれませんねぇ。今の日本を支えるのは40代からの大人なのかもしれませんね!今年から40代、まだまだ遅くない!がんばりますよ^^