Jazz耳養成マガジン第3号を聴く
ジャズ耳養成マガジン第3号の発売日は、4月22日。 矢尾百貨店の藤村書店に23日に行って購入。偶然秩父の店頭に初めて並ぶ日であった。 今回のテーマは「♪朝日のようにさわやかに」という曲名。 7曲、43分間。 並んだサブタイトルは、 聴き比べこそ、ジャズへの近道 同じ曲でもこんなに違う。 「何をやるか」ではなく、「どうやるか」がジャズの肝。 最初の4曲は、「朝日のようにさわやかに」の聴き比べだった。 1 ロレツ・アレキサンドリアの歌と、ギター、ピアノ、トランペット、ベース、ドラムスの演奏。 「歌はうまくて当たり前。技術が個性を作る」 2 ウィントン・ケリーのピアノ演奏に、ベースとドラムス。 「タッチの美しさで輝くピアノ」 3 モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)の演奏。ヴィブラフォンのミルト・ジャクソンに、ピアノ、ベース、ドラムス。 「レギュラーでの『体感』がグループの個性になる」 4 ソニー・ロリンズのテナー・サックスに、ベースとドラムス。 「エネルギー溢れるサックス、熱気に満ちたドラムス」 成程聴いてみると、同じ曲であっても随分も向きが違う! どれが正しいというのではなく、何が好みかの問題だという。 私が強いて選べば、ウィントン・ケリーのピアノタッチの素晴らしさが味わえる、2番目の曲だ! 残る曲は3曲。 ソニーロリンズのサックス。「マック・ザ・ナイフ」 マイルス・ディヴィスのトランペット。「バット・ノット・フォー・ミー」 ミシェル・ルグランのarr,cond。「ジャンゴ」 この3曲の中では、若い頃によく音楽が流れていた「マック・ザ・ナイフ」が印象的である。ソニー・ロリンズの「歌うようなロリンズ節」が特色であるという。 まだ聞き始めて1週間がたっていないので、2週間聴きつづけた後では、また印象も変わってくるかもしれない。 ジャズのアドリブ演奏を聴く事は、頭を柔らかくする一つの手立てになるのかな?