情届士　洋山の日記 アンチエージングとガーデニング時々人情話

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• 上町会敬老会　　～～　本番での口演　～～

  　９月２９日（日）は、上町会連合会の敬老会。７月頃にお話をいただいてから、色々と準備を進めてきた。勿論この日の口演に備えて、口演の技量をさらに上達させるための努力のこと。　丸々２か月以上あった日日が、あっという間に来てしまった感じだ。敬老会が近づくとともに、普段の朝の練習以外に、日中に本番モードの「巌流島」口演をやってみた。身についているものが、どの程度であるか確認するために・・・・。　９月２３日は所要時間２６分５３秒。９月２４日は所要時間２６分２９秒。９月２６日は２６分５７秒。前日となる９月２８日は２６分０５秒であった。ほぼ思い通りの内容が演じられたが、１００％すべての場面で納得と言う訳にはいかなかった。何度積み重ねても、パーフェクトと思えるものはあり得ない。難しいものだ！　例えば昨日は、「自慢の業物抜くと同時に」という文言がすっきりと出てこなかった。前からのつながりで、無理に「左手に持っていたさやパッと投げ捨てれば・・・」と続けてしまった。終了後に「自慢の・・・」を１０回程度繰り返し繰り返し叩き込んだ。　今朝の愛犬散歩時で、「巌流島」の練習は５８０日となった。まだ千日の修業に到達したわけではないが、敬老会に向けての準備はやりつくした感じがした。後は天命を待つのみ。 　敬老会は１１時から２時半まで。午前中の昼食前に、三つつの出し物の予定があり、私が午前の最後。出演予定は１２時１０分から１２時３５分迄である。昨日の内にまとめておいた衣装を持って、１０時４５分に家を出た。会場の花の木小学校に１０分後に駐車。係りの方の案内を乞うて、予定通り１１時には控室に入場することができた。　控室で素早く更衣を済ませた。昨日衣装を着ける練習をしておいたので、支度を整えるのは、それほど困難ではなかった。以前はこれが手間取って、不安材料の一つだった。だんだん慣れるにしたがって、スムーズになって来た。　１１時半を過ぎると、５０メートル以上も離れている体育館から、花の木小学校合唱クラブ児童の声が風に運ばれて聞こえてきた。きれいな歌声のコーラスだ。お年寄りの方々のために、一生懸命に歌っているのが手に取る様に分かる。お年寄りの方々には、何よりのプレゼント。　係りの方の案内で、控室を出て、体育館に向かった。丁度小学生の合唱が終わった所だった。入口の近くで、出番を待った。若いお父さんやお母さんたちがぞろぞろと会場から出てきた。フロアー後方に並べられた椅子席で、合唱の光景を見学していた、保護者の皆様方だ。老若男女が会場に集っていて、ほんとにいい行事となっていた。　合唱の後は、全空連和道会貴和塾の子供達による空手の演技。会場からは、説明と掛け声が聞こえてきた。心を無にして、呼吸を整えていたが、それを止めて、ちょっと中を覗いてみた。体育館の舞台上に、小中学生くらいの子供が４人、気合を入れて型を演じていた。　その迫力といい、姿勢といい、ハッと圧倒されるものがあった！　歌といい空手といい、子ども達の演技に心打たれた。と、同時に、子ども達よりも劣る訳にはいかないという自責の念も湧いてきた。「本番は全力投球。持てるものを全てだす」。この姿勢を貫くだけだ！　いよいよ紹介があって、舞台にのぼった。ステージ前に、４列ぐらいの机や椅子が用意されて、それぞれの両脇に、敬老会にご招待された方々が沢山座られておられた。やはり今年も２００人以上の方々がおられるのであろうか？　顔なじみの方々もいた。　開始前には、後方のフロアから、掛け声がかかった。有難い。私の出番を楽しみにしている人いる。ステージ左サイドを見ると、秩父ケーブルテレビのスタッフが、テレビカメラを舞台に向けておられた。　上町会独特の内容であり、合唱や空手の様子をカメラに収めていた。情届士洋山の口演も見逃すまいと、ひたすらカメラを向けていただいた。地元の方への恩返しであり、洋山が目指しているもの、ボランティアをしている内容を知って頂くための、絶好の機会となったようだ。本当に有難い事である。　「巌流島」口演は、皆様方に、かたずをのんで聞いていただいた。残念ながら１００％自信を持った口演とはならなかった。だが持てる力の９割くらいは発信することができた。口演を終えた後の体に滲んできた汗と、観客の皆様のお顔がそう思わせてくれた。　体育館を去る時には、お隣に住んでおられる、芸達者でおしゃべりが上手なおじい様から、「上手かったよ！」とお声をかけていただいた。嬉しい限りである。私をこの会に推薦していただいた方々も、一様に笑顔を見せながら、喜んでいただけた。　控室に戻ると、緊張がとけ、安堵の心が胸いっぱいに広がった。汗をぬぐいながら着替えていると、三味線の音や歌声が響いてきた。午後の出番を待つ「冨士芸能グループ」の方々だ。民謡、民舞の稽古に余念がない。　私の出番前に、司会の方から、「一人でも、お二人でも、聴きたい方がいれば、洋山はお話に伺う」と皆様方にお伝え頂いた。　これからその様な事が起れば、「情届士」と名付けた、本当の意味合いに近づいていく。　「人様に人情話をお届けする」。これが洋山のモットーだ。　敬老会にお招きいただいた方々に感謝！　静聴していただいたお客様方に感謝！　今日迄無事に健康で迎えらるようにしてくれた家族に感謝！　今夜は、気持ちの良い、深い眠りにつく事が出来そうだ。      

  2013.09.29

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• 上町ホタルの会定例活動　　～～今日は体がきしむ!!～～

  　今日は、「世のため、人のため」。「上町ホタルの会」の9月22日の活動報告。彼岸の中日の前日であっても、定例の第4日曜であれば、みんな集まってくる。いつもより多く15名以上の参加があった。凄い！　活動内容は単純作業且つしんどかった。一番初めにみんなで行ったのは、バックアップ用のパイプの梱包をほどいて、河原の反対側の岸に仮止めする作業。長靴を用意してきた者たちが、ジャブジャブと河原の中に入った。私もその一人。　長さ60ｍのものが3本。それが直径２mほどの円状に縛ってあるから、真っ直ぐにして取り出すのが大変。先端を回しながらねじれを修正し、大勢がパイプを両手で支えながら伸ばしていく。重量は束ねたものを４人で持ち上げられるので、それほどではない。だが予想以上に大変な作業であった。　これと並行して、水槽を覆っていた、廃小屋を取り壊した跡に、ナマコ板の屋根を取り付ける作業も行われた。コンクリートの囲いの上に乗せるのは古材。それにナマコを打ち付ける。これはホタルが飛び交う景勝地の安全確保と見晴らしをよくするための作業。今まで小屋の蔭で見られなかった所にも、来シーズンはホタルの姿が見られるはずだ！　パイプの作業が一段落すると、大変力を要する作業が待っていた。河原に切り倒されて落ちている木を引き上げる作業。大人１０人ほどで取り掛かった。２m半ほどの高い護岸の上に吊り上げる。護岸の柵に滑車を取り付け、倒木をロープに結ぶ。　上で一人、下で二人がロープを引いて浮かせていく。これには全身の力が必要だった。下のもう一人が浮き上がった丸太を下から支えて押し上げる。護岸の縁まで上がったものを、上で待機している人が手繰り寄せ、柵の下側より外に引き出す。それを他の者が他所に運ぶ。　一番太いのは直径３０cm近かった。長さは１間程度。３０分ほどかけて、１本分の全てが終わった。それが終わるともう一カ所、河原に倒されている木を片づけた。こちらは２m弱で、木が幾分細かったので、ロープと滑車は使わずに全員の手渡しリレーで、護岸の上に引き上げた。　その間に、物置小屋を設置する予定地近くに生えている、邪魔な木を伐採する準備が進められた。高さ２０ｍほどの杉の木が初めに倒された。倒木の枝打ちが半分ほど終わった所でようやく休憩となった。　別れて同時進行の作業だったが、何処もかしこも大変疲れた様子が伺える。会員が準備した冷たい麦茶やお菓子などをいただいた。有難いことにこの日も地元の方が、ペットボトル入りのお茶やお菓子をたくさん差し入れをしてくれた。感謝感激とはまさにこのこと！　休憩の後は、屋根を張る作業と、ニセアカシアの木を倒す作業。３０ｍほどの高さがあり、枝も張っているので。予定地に上手に倒すのが難しそう。他の木にワイヤーを縛り付け、手引きのウインチで曳きながら方向を定める。　あとは根元に電動ノコで切り込みを入れながら徐々に傾ける。一旦倒れ始めるともう抑えは効かないから、あっという間に倒れてしまう。もうこの段階では、前に倒した杉の幹は５０ｃｍ位の短い丸太になって片付けられていた。　ニセアカシアの枝の張り出しは太くて長かった。電動ノコで落とした太枝を、邪魔にならない所にいったん運び込んだ。これだけでも２０分以上を要した。　そのままにしておいて枯らしてしまうと片付けが不便だから、ナタを使って、１ｍほどの長さに切って整理しておいた。３０分近くナタを振り続けたので、多少筋肉が痛くなった。その間にも太い幹が、次ぎ次ぎと寸断されていく。皆手馴れていて作業が早い。　屋根取り付け作業と、倒木の片付けが済んだのが４時近くになった。盛りだくさんの作業内容で、何時もより時間がかかった。体も疲労困憊。でも、予定したことが大体終わったと実感できるのは嬉しい。夜にはゆったり入浴して、体を休めよう。　それでも責任者の方々は、最終的に小屋の位置を決めてなわばりをしたり、いつ、誰が、小屋の搬入を受け取って立ち会うかなどを相談していた。何時の世でも、上に立つ方々は大変なものだ。　私は、一兵卒に徹して、肉体の労力を提供するのが務め。一足先に現地を去った。次回の作業日まで、英気を養い、肉体を回復させておこう。   

  2013.09.25

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• 今日は　吉本に学ぼう！

  　新宿ルミネ。吉本の第2回公演を今日は見る予定。開場 14:30 開演 15:00だ。今日、娘と合流しランチを食べてから現地に出向く。【出　演】[ネタ]矢野･兵動。笑い飯。ﾀｹﾄ。麒麟。カナリア。フルーツポンチ。[辻本茂雄座長　吉本新喜劇｢茂造の｢恋のスクランブル交差点｣｣]辻本茂雄　。平山昌雄　。芦澤和哉。功力富士彦。山本吉貴。伊賀健二　。北条ふとし。他  　ネタは、表情、タイミング、仕草、お客様の反応の掴み方等に注目したい。 　辻本座長の芝居は、台詞の滑舌などに、注目！ 　吉本の生観劇は初体験。結果は如何に？楽しみである。      

  2013.09.17

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• １２月の出番確定　　～～　若者と一緒に　～～

  　１２月１８日。若者の前に立ち、口演することが決まった。出し物は勿論「巌流島」。芸術を鑑賞するという目的にふさわしい出し物。かつて四代目天中軒雲月氏が芸術祭参加作品として演じたもの。　日本の古典芸能の一つである浪曲。一般大衆に多くの共感を呼び起こした、娯楽演芸。雲月氏は、その浪曲を芸術作品まで高めた功労者。彼の口演を秩父座で聴いて、鳥肌が立って思わず身震いした人がいる。そのくらい雲月氏の口演は素晴らしく、５０年前くらいのことが私の耳に入ってきている。 　９月２９日の上町敬老会では、２００人位の大勢さんの前で口演する。年齢差もそれほど多くない。最大３０歳で平均すれば１３歳程度の差。過ごした生活体験も大差がない。　戦前・戦中派に対して、私が戦後派。日本の目覚ましい復興と、挫折も目にしている。私の趣味の人情話がきっと楽しめる年代。　１２月に口演を聴く人は、それよりもずっと少数だそうだ。　だが、演じる私と、聴く若者全員との距離が極めて近い。良くも悪くもすべて丸見え。年齢差は最大５０歳。平均でも４５歳程度は必ずある。日進月歩の現代では１０年違えば別世代。　これだけの年齢差があると、容易ならざること。だいたい浪曲なるものを知っていない。聞いたこともない。宮本武蔵のことを知っていない可能性が高い。私の表現力以前に、聴いてくれるかどうか？興味を持ってくれるかどうかが問題である。　約１時間の持ち時間に如何に興味を持たせるか。ここが肝心要。人情話の「巌流島」口演だけでなく、若者に対して、話もすることになっている。講演という分類に入るもの。出演打診に訪れた先生との話し合いで、アコギを抱えて唄も歌うことになった。　持ち時間の冒頭で、演歌と歌謡浪曲。私の第二の人生についての動機や取組の語り。「巌流島」口演。実践を通じて学んだことの語り。最後に若者のこれからを応援する歌の演奏。この様な流れを考えている。　間もなく、自宅にメールで派遣申請が届く。それによって詳細が明らかになるが、恐らく私のこの構想がそのまま受け入れてもらえるのではないか。１か月程前には若者に手渡すためのレジュメを作成してお届けする必要が出て来る。その様にしたのが分かりやすいと考えている。　最後の歌は、サビだけは聞いたことがあるが、自分で歌ったことのない曲。勿論ギターで弾いたこともない。「若い人を励ましたい」「積極的な生き方を応援したい」「若い人の前に立つからには、自分も困難に挑戦する姿を見てもらいたい」。そんな思いが行動につながっている。　題名は「轍」。とんでもない先のゴール。霧の中にあって姿が見えない。強弱のリズムの置き所がつかみにくい。ストロークのスピードが速い。前奏・間奏・終奏が長い。数週間取り組んできて、深い霧が浅霧に変わって来た様な気がする。　あとひと月で、楽譜を見ながら、流れ出る曲を聴きながら、それに合わせて一体に近い歌演奏ができる様になる見通しが立ってきた。そこから残りの１か月で暗唱。習熟する期間。　まだ約１００日弱の日々が有るので、自信を持って若者の前に立てるようにしたい。出来れば最後に一緒に歌えれば最高のエンディング！「獲らぬ狸の皮算用」だけには、ならないように・・・・。精進を怠らずに・・・・。   　

  2013.09.13

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• 上町ホタルの会の活動　　～～　９月８日　～～

  　９月８日は、９月の第二日曜日に当たり、上町ホタルの会の定例の作業日である。午後１時までに集合して作業を行い３時頃には終了の予定だった。世のため人のためと、勇んで出かけていった。　本来ならば、草刈、伐採、圃場整備管理、周辺整備がこの時期の何時もの作業内容だ。加えて、もうボチボチ両岸に植えた彼岸花が咲き出したので、鑑賞案内を設置する作業も予定していた。　ところが、あいにくの雨が降り出した。午前中私も１時間ほどガーデンニングに取り組んでいたが、降雨はなかった。　全員が揃ったところで簡単に話し合いをした。今日の作業を中止。今後のスケジュールなどを、上町公会堂へ場所を移して、話し合いをすることにした。　話し合いは１時半から３時半に及んだ。中でも早急に詰めてもらったのが、年間の行事計画の中に、助成金関係の作業日を決めてもらう事だった。　先般サイサン環境保全基金様から助成金満額助成決定の通知をいただいた。その中に、「工事を行う時には必要に応じて見学をしたい」。そのために工事等の日程と、今後の行事計画を連絡してほしいというものであった。　話し合いはスムースに進んだ。　○　１週間以内に立替金を会員の有志より協力頂く事。　○　集まり次第、物品の購入を済ませてしまう事。　○　助成金関連作業日は、９月２２日、１０月１３日、１０月２７日、１１月１０日のいずれも日曜日とした。定例の作業日を当てた。  　その日の内に、サイサン環境保全基金担当者に助成金関連作業日のメールを送った。新２５年度の事業計画を添付して。 　本日メール一覧を見たら、もう返事が届いていた。特にこちらが質問した予算執行の細部について、詳しい助言が書き込まれていた。痒い所に手が届く思い。この様な対応をすれば、人様はきっと喜ぶのであろう。かくありたい。見習わせて戴こう！ 　上町ホタルの会の会長以下本部役員や作業参加者が一丸となって、速やかな助成金の執行を推進していく様子が手に取る様に分かった。いち早く、助成金の振り込みがなされる様に、出来る事は協力し、諸事万端済ませて行きたいものだ。 　曲がりなりにも連絡役のお手伝いができたことは、大変ラッキーであった！　洋山の活動の趣旨にぴったり当てはまる。  　　

  2013.09.09

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• 上町ホタルの会　　～～活動に支援の手が！～～

  　世のため人のため。今日は上町ホタルの会のこと。25年度下期に「サイサン環境保全基金」様宛に、助成金交付申請を行った。そのご返事が昨日届いた。たまたま申請のお手伝いに一寸かかわったので、情届士洋山のもとに届いたのである。　当団体が助成金申請をするのは初めての事であったが、嬉しくも3年間に渡る「上町ホタルの会」の活動が認められ、助成申請の全額が認められた。後は3月の所定の日までに、全ての備品の購入を済ませ、計画された後事を終了させて、助成金の振り込みを依頼するだけとなった。　それにしても、申請先の「サイサン環境保全基金」については、成程と唸らされることが多かった。　まずは申請手続について。申請関係書類を郵送にて送ってくれるが、そのほかに、インターネットからも関係書類を取得することが出来たので、大変便宜性に優れていた。また窓口の担当者の方が実に親切。懇切丁寧に、種々の質問にお答えいただいたので、滞りなく申請手続きを済ますことができた。　次は、サイサン環境保全基金の過去の助成が、多年にわたっており、しかも色々な団体に助成されているのをホームページの公開資料で知ることができた。自然環境を守るための活動に目配りをして、細やかに支援の手を差しのべておられた。キャッチフレーズは「埼玉県における、あなたの環境保全活動を支援いたします」である。　さらには助成金の支給の仕方。申請された、助成を認められた金額については、飽く迄も当事者が購入したり工事を進めたりして、その際に支払った領収書が届くのを待って、所定の口座に振り込みをするというもの。貴重なお金を一文も無駄にはしないという、徹底した合理主義が貫かれておられた。又必要に応じて、基金関係者が現地視察を行うとの事。「助成金が正しい使われ方をしているか」「有意義な使われ方をしているか」「ふさわしい団体であるか」などを、自らの目で確かめ判断されるとのこと。その行動力と洞察力は色々な場面で学ぶべきことが多い。　公益財団法人　サイサン環境保全基金　こちら　→ 　昨日通知を受け取り、直ぐに理事長に届けた。その日の内に主立った役員には、その内容が伝えられていた。このことに関しては、速やかに話し合いが行われて、今後の対応が図られると確信した。基金への工事予定の連絡や執行後の請求の場面で、またお手伝いすることが出て来るであろう。その際はしっかりと役割を果たしたい。  　さて、9月29日に向けての取組。今日は5日。5のつく日は「gogo作戦」の日。四畳半で、本番モードで口演したところ、25分26秒であった。内容についても納得できた。ただし、まだ目の前に聴衆やテレビカメラが想起できるほどの余裕はない。今日で556日。当日の朝で590回の練習日を終える筈である。    

  2013.09.05

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• 上町敬老会の出番　　～～骨子固まる～～

  　9月29日（日）は上町会連合会の敬老会。その場で私の人情話を披露することになっていた。7月にお話をいただいたが、もうその9月になってしまった。時の経つのは早い。　今日の9月1日は、各所で防災訓練行事が行われている。皆さん色々とお忙しい中にありながら、私に当日の予定等を色々と教えていただいた。　午前中に、在宅福祉の責任者の方からお電話で、当日の口演に関わる諸準備についてお訪ねがあった。用意して頂くものは、スタンドマイク1本と更衣をする場所の確保の2点。それ以外は必要ないとお伝えした。　昼食前の出番なので、口演後は役員と一緒に御昼の弁当を食べていただきたいとのお誘いもあった。有難いことである。　午後３時頃になってからは、上町二丁目の副会長さんに御来宅いただき、9月29日に行われた第2回敬老会会議の資料をお見せいただいた。　その資料によると、敬老会は午前11時に始まり、午後2時半に閉会となる運び。中身は盛り沢山、出演者多数の賑やかで充実したものが企画されていた。　私の出番は、昼食前の25分間の時間。初めの段階では閉幕前の25分間であったが、諸条件を考慮して、私の人情話がこの時間帯に収まったらしい。集中してお聴き頂くには、大変良い条件であり、責任重大なり。　式典が30分。小学生の合唱が20分。空手道演武が20分で、私の「巌流島」口演は12時10分からの開始となる。可愛い子供達の歌や演武に目を細めて楽しんでいただいた後で、気分転換の出し物となろう。少なくとも11時20分には会場入りをして更衣等の諸準備に取り掛からねばならない。　副会長さんがお帰りになった後に、いてもたってもいられずに、本番モードの口演練習を行ってみた。本番と違うのは衣装のみ。目の前にお客様方がずらりと並んでおられるのを想像しながら、登場人物に成りきって、感情移入で口演してみた。　幸いなことに、流れが途切れて、言葉が詰まって出てこないようなことはなかった。話の展開が大きく切り替えわる所では、次の言葉を発するのに十二分に間合いを置いてみた。通常ならば三味線の音のみが流れている所だ。　開始とともに丁度降り出した夕立。激しい雷鳴が何度も轟き、庭やテラスを激しく雨粒が叩いた。私の人情話と激しい雨が上がるのとほとんど同じであった。　所要時間は、26分29秒。まずまずの時間であろう。予定時間より1分29秒遅れは、許容範囲の中に入れて貰えるであろう。　無理に口演を早めるよりも、感情を込めたり、展開の間を取って、聴きやすく、分かりやすい方が、参加していただく皆様にとって好ましいと確信している。 　今朝の散歩時の修練を含めると、通算で552日目となった。昨年桜木町の敬老会で口演させていただいた時よりも、積み重ねてきたものの重みを自覚できるようになってきた。また後半に登場する船頭の台詞に、継続的な一定の動作も付け加えてみた。　その事の善し悪しは、お客様方の反応を見て、また反省をしてみるつもりである。本番までに、あと、練習できるのは27回だけだ。毎日が本番のつもりでしっかり準備をしていこう。体調もしっかり管理しながら・・・・。   

  2013.09.01

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• ブラボー　　～～第２回ちちぶ国際音楽祭～～

  　8月26日に、妻と二人で「ユース＆ミューズ室内楽コンサート」に出かけた。今回の記事はそのことに触れる。場所は秩父市歴史文化伝承館。開演は午後2時。数日前に知人よりチケットをプレゼントされ、喜んで出かけていった。いろんな催しを見ることが可能であったが、二人の共通時間は、これだけであった。　「受講生が共演指導者と1週間取り組んだ室内楽を披露：教育プログラムの修了コンサート」と銘打ってあった。前日夜に行われたミューズパークでのコンサートは招聘指導者、共演指導者、オペラ歌手によるスペシャルコンサートだった。この本格的なものは見られなかったのが、多少残念な気持ちで出かけていった。　開始の第1曲はベートーヴェン作曲「ピアノ三重奏曲第1番　変ホ長調」で、ヴァイオリン、チェロ、ピアノによって奏でられた。初めて聞く曲。この日演奏された約2時間の全9曲は、私の知らない曲であった。その作曲者は、ほとんどが中学校の音楽室に掲げられていた音楽家の大御所。　クラシック音痴。コンサートに出かけたのは秩父ミューズパーク音楽堂においでいただいた天満さんのヴァイオリンコンサートを３回聴いただけ。レコードやCDでクラシック音楽を聴く趣味もない。知らないのが当然であろう。　然しながら今日のコンサートは、私とってとても有意義であった。表現の仕方や表現する者の姿勢、音楽への取り組み方や情熱などいろいろ垣間見ることができた。　1曲目でヴァイオリンを弾かれたベンジャミン・シュートさんにまず目を見張った。強弱をつけた表現へのこだわりが徹底していた。それも強弱の度合いが、何段階にも別れていて、素晴らしかった。ただ単に、楽譜の旋律を正しく弾くだけでなく、その曲に命を吹き込むが如く、メリハリをつけておられた。 　4番目の演奏曲は、フォーレ作曲「ピアノ四重奏曲第1番　ハ短調」で、チェロを演奏された、谷口賢記さんにすぐ眼が行った。チェロを心地よく左右に揺らしながら、目を閉じてベースとなる旋律を奏でている。この曲を何度も何度も演奏してきたのであろうという事がすぐに分かった。最終的には、ヴァイオリン、ビオラ、ピアノの演奏者もほぼ一体となって、体を揺らしながら、この曲の世界へ浸り込んで重奏していた。この様な姿を見るのは、聴衆にとっても楽しく心地良いものである。 　5番目の曲は、ドヴォルザーク作曲「ピアノ五重奏曲第2番　イ長調」で、我が家の裏隣りの家の娘さんがヴァイオリンの演奏を披露された。高校時代から音楽一筋で、現在は音大の大学院に進まれている。さすがの演奏であった。その演奏を見届けに来た御家族の方々に喜びの笑顔が満ちる！ 　7番目の曲は、シューベルト作曲「ピアノ三重奏曲第1番　変ロ長調」で、ピアノを演奏されたベルンハルト・パルツさんに釘付けとなった。背をピンと伸ばして、最も模範的な正しい姿勢を教えるかのごとく、終始姿勢を崩さなかった。だが、その反面、ピアノの上の指は、奔放に動き続けていた。上下の移動も大きく、左右への動きも滑らかで力強かった。 　私は、アコギを片手に演歌などを時には歌う、ど素人であり、クラシック音痴であるが、表現するという事に就いては、大いなるご指導をいただいたような気がした。目の当たりにして、気がつかされたことは、有難かった。　現在人情話として巌流島の千日の稽古に取り組んでいる最中であるが、ここに共演指導者としておられる方々は、幼少の頃より取り組み、その歳月は10年から20年と渡っておられるのであろう。武蔵の五輪の書でいう「鍛：万日の稽古」を間もなく積まれるという、強者たちの集まりであった。　私のレベルは、表現ミスはしないかという、不安の中で発表しているレベルであるから比べ物にならない。ただ分かることは、練習を積み重ねれば重ねる程、表現力が確かになること。 　９曲中の2曲は、明らかに小さな子供達が指導者と共演して演奏していた。私達の見方とは遠く離れた立派な演奏を披露してくれた。ボストン音楽院の協力の下に、多くの国から来た若者に交じって、この発表ができたことは、まだ子供である彼らにとっても大きな財産になったであろう。 　この催しは、第２回ちちぶ国際音楽祭の一環として行われたもの。８月１７日の前夜祭から始まって２６日までの１週間ほど繰り広げられた。街中コンサート、オペラ「こうもり」、ジャスコンサート、ピアノ公開レッスン、室内楽入門ワークショップやオーケストラ公開リハーサル、ユース＆ミューズ協奏曲コンサート、「旅立ちの日に」合唱コンクール等、幅広いジャンルで実施されたそうだ。　私の見たのはほんの一部。娘たちに連れられて出かけた、街中コンサートの「おもちゃの楽器で楽しい親子コンサート」。それに今日の室内楽コンサートの二つ。凄いことが地元で行われているのを初めて知った。　音楽祭総監督の佐藤洋平氏によれば、札所１５番で行われた「お寺でジャスコンサート」には２００人もの聴衆が集り、素敵なコンサートになったとのこと。ボランティアでのスタッフ活動、ホームスティ、聴衆としての支援等、秩父市民のたくさんの協力があってこの音楽祭が成り立っていると感謝しておられた。　これが第３回、第４回と積み重ねられていくと、一体どうなるか？想像以上の事が生まれ、そこから大きな力が派生し、芽を伸ばしていくのではないかと確信した。 ブラボー！　第２回ちちぶ国際音楽祭！    

  2013.08.28

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  轍　　習得挑戦中

  　年末に、若い人の前で口演する可能性あり。その折、ギター片手に歌も歌うだろう。　既に引き語りで歌える曲以外に、１曲新規挑戦を心掛ける。　　若い人を応援する気持ちならば、「エール」や「轍」がいい。 　「エール」は、一人で歌うのは不向き。とすれば、「轍」かなと。コブクロALL　SINGLE　BEST　１＋２　の楽譜本をひも解いた。　まず驚いたのは、ストロークのテンポの速さ。四分音符で１分間に１９０。それに加えて、８分音符や１６分音符がたくさん入っているから、目まぐるしいほどの速さ。小渕さんが難なく楽しそうに弾いているのを目にすると、うらやましい限りだ。 　なかなかついていけず、１３０位の速さから練習して、だんだん１９０に近づけて行った。 　TSUTAYA　で　ベスト１のアルバムをかりてきて、ituneを使ってipodtouchに同期。曲を聞きながらストロークの練習が、今日から出来る様になった。 　挑戦して難しいことは幾山もあって、果たしてものにできないかもしれない。 　特に難しかったのは、ストローク中の強弱。強いアクセントの出しどころ。曲自体をよく知らなかったので、ストロークの表示を見て覚えようとするのは難しかった。音楽が流れてみると、幾分易しさが出てきた。 　下の写真は、前奏の出だしのストロークのアクセントを取り出したもの。１段目と２段目がそのストロークの連続。これが２度繰り返されて、歌が始まる。コードはＧのままで進行し、最後の３連続アクセントでコードをＣに変化させる。コード自体は問題ないが、アクセントが・・・・・。なれたお方には、なんでこんな簡単なものに悩んでいるのと、笑われそう！ 　上記写真の３段目は、歌の途中。特にこの図の２小節目と４小節目の弾き方の違いが上手く表現できない。ストロークの速さが難しく、しかもアクセントの置き場所が微妙に違う。 　この場所に早くなれることができれば、もしかしたら、コード伴奏の演奏は可能になるかもしれない。 　まあ、それができたとしても、次の段階は、自分で伴奏を弾きながら、歌を歌うことになる。これも意外に難しそう。とくに２番の歌詞の初めの方には、一番と音程が違う所が、３か所くらいある。珍しい曲の作り方。言葉の伸ばし方の微妙に違う。 　今夜は、今の今まで、居間で娘の家族たちと大勢で、カラオケを楽しんだ。その機器が我が家にやって来たのも初めて。 　自分も、無謀にも「轍」を歌ってみた。予想通り難しかった。まだまだ半分も歌えない。少なくとも、１００回位は歌いこなさないと、音程や速さや伸ばし所を把握できないだろう。 　富士山に例えれば、２合目に差し掛かったあたりかな？まだまだ先は遠い！  

  2013.08.24

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• 欠けて知る、朝練習の魅力！

  　余りの猛暑と、連日の日照りに、庭の草木が悲鳴を上げている。昨夕は、私が犬の散歩をしている間に、妻が「バラの小径」に散水をしてくれたのだ。 　と言う訳で、「子どもの庭」のバラの株たちも含めて、存分に水をやらないと、辛そうな植物達であった。そこで、今朝は、ワンちゃんたちの散歩をパスして、水遣りに徹した。 　日中に人情話の練習をするのは、gogo作戦の5のつく日ぐらい。そこで夕方の愛犬散歩のときに、9月末に口演予定の「巌流島」を練習をした。 　夕方の町並みは仕事帰りの人々か、慌ただしく通り過ぎる。車の通行量も多い。まさに、喧噪の世界である。おまけに、ipod　touchで聴いていた四代目天中軒雲月氏の口演が、ショットした振動のために中断し、次の「武田信玄」に変わってしまった。 　通常この時間帯は、愛犬を散歩させながら、来夏に口演予定の「忠臣蔵題材」である春日井梅鶯氏の「雪の南部坂」を練習している。まだ完全に習得し切れていないので、覚え込む段階。それほど集中できなくても何とかなる。 　だが、「巌流島」は敬老会で実際に口演している時の同じ心境で臨む。本番の世界。朝の新鮮な空気と、木々の自然の中の静寂は、「巌流島」の世界に浸りきることができる。 　改めて、「朝の練習」時間が自分にとっては、極めて充実した世界であったことを、思い知らされた日となった。   

  2013.08.20

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• 腹減り男　　すぐキレる

  　Ａ　hungry　man　is　an　angry　man． 　このような英語のことわざを、はるか昔に聞いたことがある。しかるに、昨日の私は、まさにこの状態であった。第二の人生は人様に喜ばれるために生きるなどと、たいそうなお題目を掲げながら、一番身近な、大事なパートナーに嫌な思いをさせてしまった。　　このお盆にも、御先祖様の為に毎日御馳走を作ってお供えをしてくれるのだから、本来ならば感謝してもし切れないれない所だが、その逆になってしまった。御馳走が出来て朝ごはんの準備の手伝いの途中に、わずかな事で言葉や態度に切れた様子が伝わってしまった。 　妻曰く、「お腹がすいた時に怒りっぽくて、何十年となく嫌な思いを味わわされた」そうだ。迷惑を掛けている方は忘れているが、反対の立場であれば、忘れ難い。加えて、自分の言動をすぐには謝れない。 　瞬間的にキレた時には、自分なりに「その理由」が存在するために、自己の行為を正当化してしまう。お互いに気まずい空気が漂う。昔は、互いに口も利かずに1週間もいたことがあった。「子は鎹」。有難い事に、子どもの存在が仲立ちとなって、仲直りが出来た。 　今は違う。子どもは家にいない。自分の魅力も乏しくなるばかり。今まで通りには何時までも続かない時がやってくる。気がついて思い知ったでは、時すでに遅しで取り返しがつかない。 　何時もは高邁な精神で、生きようとしているから、物事を判断するのに、理性のふるいにかけて過ごしている。だが、キレてしまった時には、脳幹あたりで生じた自己不快感が言葉や行動に表れてしまっている。この制御がなかなか難しい。 　こう書いても、頻繁にキレているわけではないが、年に数度はあるのだろうか。まして、空腹時にはその兆候が顕著。自分でもよく分かる。肥満を悩んでいたころは、空腹感は味わわなかった。しかし、昨日の朝は5時起きして2時間近くの汗びっしょりの作業をして、お腹がすいていた。　 　実は、今朝も5時半の起きた時には、もう空腹感があった。体にとってはとても健康体となった。しかし、ともすると、精神面では、悪い状況ともなりうる危険性がある。自分なりに何か、自覚をして、対処する必要がある。 　先ほど、インターネットで「怒りの仕組み」というテーマで検索してみた。 　一般社団法人　日本アンガ-マネージメント協会のブログ　　「怒りと脳の仕組みを解説します」の記事があった　　　そのブログ記事は　こちら　→ 　　その記事の要点としては　　○　怒りは脳の扁桃帯で捉えられる　○　感情の処理にとても重要な役割　○　反応は大脳辺縁系で生じる　○　「闘争・逃走反応」という、動物の命を守る仕組み　○　反射的反応で0.25秒から2秒の間  　実に分かりやすく書かれた有った。成程と思わされた。キレた時には、理性のフィルターを通ってないのだ。だから後で考えれは、「あーすればよかった」等という思いに至るのだ。 　こうした解決法は、アンガ-マネージメント協会でテクニックを学べるそうだ。 　そういえば、一度、何処かで、「腹が立った時は、ともかく3秒我慢しろ」と教えられたことがあった。 　原始脳の不快感に伴う反射的行為が、抑えられ、理性的判断による、その状況にふさわしい行動がとれる可能性が高い！ 　失敗は安易に繰り返さない。そのためには、ともかく「何が起こっても、腹が立っても、3秒間はじっと我慢してみる」ことを実践しよう。　hungry　man　となった私の、戒めの課題だ。     　

  2013.08.16

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• ホタルの会の活動　　～～猛暑を回避。屋外作業中止～～

  　世のため人のため。ほたるの会の活動もその一環である。毎週第２と第４日曜日が定例の活動日。昨日が８月の第２日曜日にあたる。甲府や四万十川流域では４０度を超える猛暑。秩父も御多聞にもれず３８度台。申し合わせで、この日の屋外作業は取りやめとなった。 　内心ほっと一息。良い判断をしてくれた。午前中、バラの株たちに水やりを１時間ほどして、全身汗びっしょり。シャワーを浴び、着替えて急いで昼食を採って出た来たのが実情。活動が無ければ、クーラーの効いた部屋で、愛犬と一緒に昼寝ができる。体が休まる。 　会長さんがお帰りになった後、折角現地に出向いてきたという事で、集まった者だけで、新しい圃場の候補地の様子を見に行った。 　金仙寺からの坂を下って、井戸尻橋に達する地点の左手。今までの圃場に対しては、道の反対側に当たる所である。約１００ｍほどの先になろうか。今までの圃場から井戸尻橋に出るまでのコースの途中に水の神様が祀られている。 　新鮮な湧き水がコンコンと出ている。口に含むと大変冷たい。道の反対側は人の手が入っていない所。だから雑木が歩く人の行く手を遮る。野草も大きく背丈を伸ばして、足元を歩き難くしている。 　道から１０ｍも分け入っていくと、突然足元の様相が変わった。狭いながらも平らな場所が現れた。細い背丈の低い葉が放射状に垂れ下がっている植物の群れである。長靴で踏み込んで行くと、そこには水が溜まっていた。深さは５cmから１０ｃｍ程はあったろうか。運動靴ではとても歩けない。 　よく観察すると、金泉寺側の斜面から水がわき出して、音を立てずに植物の株間を流れている。水車小屋があった頃の水路の後であろうか、斜面の縁には大きな石が何個か転がっていた。その近辺が少し低くなっている。この地点から２０mほど行くと、断崖から川へと水が垂れ落ちているらしい。そこから下へは歩いていけない。 　現在の季節では水がたっぷりある事が分かった。地面を掘り下げて池を作っても、新しくホースを引いて給水する必要はなさそう。だが安心するのは早い。今までの圃場では２月ごろが一番水が少なくなったそうだ。そのため、ホースを引いて湧水を注水している。 　この地点も同様かも知れない。いずれにしてもこちらに新しい圃場を作るのは、平成２６年度の事業となるだろうが、季節による水の出具合も、追跡調査していかねばならない。 　今シーズン、井戸尻橋の上に来て、下流の方を飛んでいる源氏ホタルを見たことがあった。私が見た時には一度に十数匹目にした。この川の左手の崖の上が、私達が調べた場所となる。 　この場所に圃場が出来れば、この地点を飛ぶホタルの数がもっと増えて、きっと見応えのある景色が生まれるであろう。また楽しみが一つ増えた。    

  2013.08.12

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• 「源流島」gogo作戦結果

  　次の人情話本番は、9月29日（日）上町会連合会敬老会当日の「巌流島」。gogo作戦の予定日は、8月の最初は5日であったが、十二社神社での口演翌日で、今日まで延期状態であった。　今朝は連日の猛暑で日中のガーディニング活動ができないため、午前5時に起きてバラの剪定の続きを行った。そのため朝の愛犬散歩は、短時間で巌流島の練習等ができなかった。　午後3時から１階の居間で、本モードの口演練習をした。幸い今日も誰にも邪魔されることなく、全てを終える事が出来た。所要時間は２６分３９秒。たっぷりと伸び伸びと時間を使って演ずることができた。途中で言葉やストーリーが出てこないような事はなかった。　また船頭の台詞場面では、実際に舟をこぐ動作を入れて実演してみた。かなり台詞が長いので、実際には１００回程度漕ぐ動作をしたような気がする。去年桜木町での敬老会ではこの動作は入れなかった。　実際に演じてみると、こちらの方がしっくりいくような感じがする。それはあくまで自分が感じるだけの事であって、見ていただくお客様方がどう感じるかは、やって見なければわからない。　当日に、皆さんに喜んでいただけるような口演の基盤は、だいぶ固まってきていると確信できたので、後は体調を整え、不断の練習を実践していくのみだ。   

  2013.08.08

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• 武田信玄本番　　～～充足感と虚脱感～～

  　８月４日（日）は秩父市浦山地区十二社神社の祭礼当日。１１時からの祭典が厳かに執行され、滞りなく祭りの全てが終わった。その間私は祭典を見守りながら、境内に流れる御霊気を、何度も何度も深呼吸を繰り返しながら吸い込んだ。　　広い境内は、塵ひとつなく、真新しい堅い地面が、艶やかな色を湛えて、むき出しになっていた。運動会前に掃き清められた、走路を思い出すが、それよりも、歴然たる綺麗さだった。　日ごろ自然のままになっているこの大地を、これだけきれいにするには、相当な労力を要したに違いない。祭礼前日に朝から集まって、終日かけてお浄めをいただいた、地域の方々に深い敬意を表する次第である。　和やかなお席で、ギターを片手に、歌を５曲ほど披露した。わずかこれだけでも汗びっしょり。やはり素人芸の冷や汗ものだったのか？　冷たいタオルを用意して戴き、汗をぬぐった。二度ほどタオルをいただいて、火照った体がようやく静まった。　いったん屋外に出て、杉木立の中で、全身をクールダウン。その折に、江戸千家流を学ばれた市内在住の方に御抹茶を点てていただいた。初めは冷たい御抹茶で喉を潤し、次に温かい御抹茶で喉を癒した。　まさに至福の一服。口演前の私のために点てていただけるなんて、我が人生ではかってなかった体験。浦山に縁のある茶の友に請われて、今日この地にわざわざ来ていただいたのこと。私は茶の心得が無く、不作法でいただいてしまったが、その有難さが心に沁みた。いい声が出そうな予感。（終了後にも、再び冷たい御抹茶をいただいた。感謝感激）　口演まで時間に余裕があったので、社殿を拝見させて戴いたり、十二社ある小さなお社を参拝させていただき、口演が無事できる様、祈念した。最後に社殿横にある、この境内で一番大きい杉の前に立った。　幹回りはおよそ３メートルほどあろうか、目の高さにぐるりとしめ縄が張られ、そこの八垂を見るとこの杉の大木が御神木であり、直立した幹全体に、神秘的なパワーが秘められていることがすぐに分かった。　しめ縄よりも一段高い所に、両手のひらを触れて、再び口演が滞りなくできる事を念じた。これは、地元のご婦人が大きく成長した杉の木を愛で、そっと手を触れながら心を通わせていた、自然なお姿に触発されて生じた我が行為。掌を通して、御神木のエネルギーを分けていただいたような感覚を覚えた。　いよいよ本番。　「武田信玄」の口演は、予定通り十二社神社の社殿前の境内に私が立ち、しめ縄で結界された神聖な場所にお客様方が腰を掛けられて聞いていただいた。祭典の際に参列された場所である。　幸いなことに、最初から最後まで真剣に私の声に耳を傾けていただいた。　「武田信玄」を人様の前でご披露するのは、今回が初めてであった。今自分が持っている最高に近い力を出すことができて、心底嬉しかった。今日までの練習が５００回を超えている。このことが、自分に揺るぎない力を与えてくれたのであろう。　その様に諭し導いていただいた、私の人生の大恩人に感謝。この様な機会を与えていただいた方々に感謝。最後までお聴き頂いた方々に感謝。　それにしても、杉木立に囲まれた境内で、社殿の神様に見守られながら口演出来たことは、かけがえのない体験となった。　実に有難く、実に気持ちが良い。自分の発する声が、木々の間や、大きく切り開かれた空に沁みこんでいく。屋内では味わえない醍醐味であった。全てを終えた時は、何とも言えぬ満ち足りた心地となった。これを「充足感」と呼ぶのであろう。　１時間ほどして、家に帰って今日の荷物の整理をしている時に、「虚脱感」を味わった。運動会の綱引き合戦を何度もして、全身の体力を使い果たしてしまった「脱力感」とは違う。　いわゆる精も根も尽き果てる感じ。体中の精気を全部外に吐き出してしまった。この様な体感は滅多に味わえないこと。これも考えようによっては、有難い体験だ。　昨年「巌流島」をこの地で口演してから１年。ああしよう、こうしようと構想を練り、それに向けて精進してきた。それが一つの形となって、表すことができた。夕食で空腹を満たし、幸せな想いを振り返りつつ、ようやく今日の記録を残すことができた！　十二社神社様の、限りない御神徳。そのお恵みを受け、豊かな心で人生を送られておられる方々。今日はそのことに触れる事ができた。また機会があれば、微力を尽くしたい！     　

  2013.08.04

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• 武田信玄前進　　～裏声高音大きな声～～

  　今日も８月４日の通し練習。ギターによる歌から、人情話の武田信玄までの約１時間。滞りなくできた。特に武田信玄の出だしの音程が定まった。「裏声高音大きな声」を満足させる、発声方法が体得出来てきた。本番を直前に控えて、課題克服が大きく前進した。　その発声法のポイントは、１：「お腹に力を入れる」　２：「低い音から高音にたどり着かせる」である。特に２については、いきなりキー音となる音域の声を無理やり出すのではなく、自分の出せる音域からスタートし、瞬時にキー音に至らせる方法である。　自分でやって見て全く無理がない。出だしの音の、音程も、ipod　touchで聞いているのと全く同じ音域が出てきた。少しも不安定にならなかった。ストップウォッチで計った所要時間は、２８分５９秒であった。　iTunesに収録されている「武田信玄」の収録時間は２８分２４秒。これには三味線の前奏が加わっている。この収録曲よりもさらに伸び伸びと口演出来た。台詞への感情移入や、間を取る時間など十分に配慮しながら、集中して口演出来た。　　午前１１時を前後した３０分であったが、何ものにも妨げられずに通し練習できた。電話の着信音は勿論の事、２匹いる犬の鳴き声さえも聞こえることがなかった。偶然とは言えその成り行きに感謝感謝！　たまたま、妻も１階の別室にいて、ある作業に集中していた。練習が終えてから、妻に聞いたら、「いつもは騒音に聞こえるのだが、今日はそうではなかった。よかった！」と語っていた。　８月４日当日は、雨さえ降らなければ、社殿前の境内で口演出来る。当日の秩父地方の天気予報は、「晴れ時々曇り」、「最高温度３０度」「最低温度２０度」「降水確率２０％」である。まずまずの好天が予想される。　平地に於いても暑くもなく寒くもない。まして浦山地区の杉木立の中にある十二社神社は、平地よりも、もう少し涼しい!　当日は絶好のコンディションになるのではないか。神社様の御神徳に深く感謝を捧げたい。　残るは数日。体調を整えて、全力で、口演に臨む。    

  2013.07.31

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• 8月4日の骨子固まる　　～～神聖な境内の社殿前にて口演～～

  　8月4日秩父浦山地区十二社神社の祭礼当日の様子がほぼ煮詰まった。祭礼全般をお世話する方との打ち合わせができた。　まず祭典が午前11時から約1時間。その後和やかな場にお邪魔して、アコギによる演歌と今日浪曲を5曲ほど唄わせていただく。　祭典やその後の歓談が一段落してから、屋内から境内に場所を移し、「武田信玄」の口演を行う。先方様のご都合の良いようにとお話をしたのであったが、大体は私が事前に考えていた流れとなった。　ただし、場所については、全く予想がつかなかった。祭典の行われる十二社神社の社殿前の境内とは・・・・。真に畏れ多くも、有難い話であった。杉木立の中に、信玄の話がしみ込んでいく・・・。 　さて肝腎の出し物、「武田信玄」の出来具合についてである。去る25日は、「go　go　作戦日」。屋内にて本番モードで口演したら、28分39秒であった。以前よりも詩吟の部分も含めて、朗々と演ずることができた。　昨日も、ギターと人情話で「通し練習」した。時間は29分49秒であった。感情を込めての発声を心掛けている。 　だが、一つ課題が残っている。自分にプレッシャーをかけているのが災いしている。出だしのキー音が定まらない。高すぎたり低すぎたり、不安定。　原因は、はっきりしている。裏声で発声する時に、大きな音として響き渡る様にしなければならないからだ！これがなかなか難しい。普段の散歩の時は、自分に確認できるほどの声であるから、声が小さくて済んだ。　ところが、十二社神社様の場合は、昨年度と同様にマイクを使わない。大きな声で発声しなければならない。四代目天中軒雲月氏はどの部分が地声で、どの部分が裏声なのか判別できない。それほど素晴らしい声が、30分ほど続く。 　どう考えても、あんな高い地声が出る筈がない。必ず裏声の発声の仕方で、しかも大きな声で口演しているはずだ。それが正しく芸の力なのであろう。私にはそれができない。出来ないから、ムキになる。ムキになると地声の発声になる。地声では高い音が出ないから、キーが自然と下がってしまう。この悪循環に陥っている。５００回以上も練習を積み重ねてきたのに、ちょっとした条件設定で、全てが狂ってくる。全く以て難しい。 　だが泣き言を言っている暇はない。最後の切り札は、「のびのび」と口演するという気概。平素の裏声音量の出し方で、その際にお腹に力を込めた腹式呼吸で発声する。これを30分間続ける以外にはない。　なにも３０ｍ前方に声を飛ばすことはない。１０ｍ前方に、伸び伸びとした、艶やかな声を響かせればよい。　この様に確信してやる以外には手はなさそうだ。気持ちが落ち着けば、出し物の出来栄えも落ち着く。当日は十二社様の神様が見守ってくれるだろう。　明日から、まだ四日間ある。本番モードでの伸び伸びとした発声で練習を積もう。「武田信玄が聴けて良かった」と喜んでいただくために。 

  2013.07.27

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• 8月4日に向けての通し練習

  　8月4日の十二社神社での出演に向けて、自分の現在の出来具合を確かめるために、通し練習を行ってみた。　まず和やかな席で、歌を奏でる。冠二郎の「炎」「都忘れの花のように」「旅の終わりに」、松崎かつみの「秩父恋歌」、三波春夫の「元禄名槍譜俵星玄蕃」を5曲を演奏しながら歌ってみた。旅の終わりにの前奏や秩父恋歌の間奏なども、だんだん慣れてきた。やや安心というところ。　次いで、緊張した席での、「武田信玄」の口演。全部で24分10秒であった。口演時間については、早すぎる所もなく、自然に流れて行ったような気がする。　但し、声については、正直余裕がなかった。キー音は何時もipod　touchで聴いているものと同じにしたはずだが、マイクのない所で大きな声を出すという想定で発声したので、高音が伸びやかに出なかった。　途中で一寸苦しいことに気づき、これで最後まで行くことができるのかと、半信半疑の気持ちで口演を続けていた。無事に最後まで辿り着いたが、余裕がなかったことは確かである。本番まで、あと１～２回は同様の練習をしておく必要がある。　まだ担当の方と直接打ち合わせをしたのではなく、第三者を通しての、又聞きでの思い込みのもとに通し練習を行ったものだった。　後日担当の方とよく話を詰めておく必要がある。それにしても本番までに、自分のレベルで不安のないようにしておかねばならない。今日と当日を除けば１１日しかない。有意義に過ごして行こう。   

  2013.07.23

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• 人情話：新たな出番！　　～～出し物は、武田信玄～～

  　８月４日に、秩父市浦山地区にある十二社神社の祭礼に出向いて、出演をして頂きたいとのお話を戴いた。昨年は、「巌流島」を口演したが、今年は「武田信玄」を口演する予定である。　巌流島と同じく四代目天中軒雲月先生の出し物であり、この出し物は今までに５００日ほどの練習を積み重ねてきた。と言っても人様の前で口演するのは今回が初めてであり、まずは全力投球するのみ。　昨年は、初対面にもかかわらず、和やかな雰囲気の中に、いきなり堅い話を３０分ほど口演してしまったので、自分の出来栄えはお許しいただくとして、その場にあったものか反省をさせられた。　そこで今回は、若し時間が許すなら、アコギを抱えて行って、地元出身の歌手の歌や、故郷の歌詞が並ぶ歌や、歌謡浪曲などを歌って、座が和み、しっくりしたところで、本格的に「武田信玄」を聴いていただこうと考えている。　このことを想定して、昨年度から、ギターの出し物も練習をしており、どういう形になろうとも、おいでいただいた方々に喜んでいただけるように、自分に出来る事を、し尽して行きたい。　「秩父百社神社一覧」によると、秩父郡市内には、神社本庁包括神社１０４社、単立神社が１社ある。秩父三社といわれるのが「秩父神社」「三峯神社」「宝登山神社」である。それに連なって、秩父郡市内に６つの大社があり、旧秩父市内（荒川・大滝・吉田地区を除く地域）には１３の中社がある。　十二社神社はその中社の一つである。私の住んでいる近くには今宮神社が中社に列記されている。子どもの時代から慣れ親しんでいる今宮神社は格式も高く、参拝者も多い。十二社神社は秩父市に合併される前の浦山地区の村の鎮守様として崇められていたのであろう。　十二社様は人里から少し離れた所にあり、自然の深い木立に囲まれて、幽玄な世界を生み出している。祭りの当日は宮司様をはじめ、地域の人々が、掃き清められた境内に参集して、厳粛の内に祭典を執り行う。　その地にお招きを賜り、口演する機会を与えていただける。こんなに有難いことはない。今日は秩父神社の夏祭の初日。夏の附祭りの主役は、曳き手も囃手も子ども達である。それを取り仕切る、上町青年部の皆さんが我が家の玄関前に御神輿を担ぎこみ、額に汗を垂らしながら、大きな声で「家内安全」を合唱して戴いた。　これも秩父地区の夏の風物詩の一つ。夕方になれば孫たちも来宅し、お祭りを楽しむことになる。孫の子守も世のため人のための一つ。本番まであと１５日しかない。怠ることなく、口演の準備を進めて行こう。   

  2013.07.19

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• 上町ホタルの会　 ～～7月の活動参加～～

   　　6月にホタルの鑑賞をたくさんの方々にして頂いた後の、最初の活動。7月の第２日曜日。相変わらず暑い日であったが、計画された活動予定は着々と進む。　定刻よりも数分遅れて着いてしまった。既に活動が始まっている。草刈りとカワニナの移動とのこと。カワニナを拾い、他の圃場池に移すのが私の仕事となった。3人で作業して、数百匹を移した。冷たい水に手を浸し、涼しい空気の下で行う作業は、とても気持ちが良かった。　　私達が行う作業は、ホタル観賞に来られる方々が立ち入らない、押堀川対岸の傾斜地や河川の中まで行動範囲が広がるので、長靴が必需品。　水の流れの中に入ることがあるし、草木の中には蛇もいる。私達が本来棲んでいる蛇の生息地に足を踏み入れているのかもしれない。偶然出会った時は、運動靴より、長靴の方がいい。　休憩時間に河原の中を見ると、腰の高さまで伸びていた草がきれいに刈りこまれている。わずか1か月の間に、きれいにした所も、あっという間に元の状態に戻ってしまう。自然との対峙は、腰を入れて取り掛からないと、こちらの気に入ったような環境は生まれない。　上町ホタルの会員として発足当初から参加している方々は、もう当然の如く淡々と作業を続けられている。私のように今年入ったばかりの者にとっては、驚く事も多い。　7月中旬となる昨日の段階でも、まだ数十匹のホタルが飛んでいたそうだし、見学に来た方もおるという。押堀川の手前側は生活エリアで、川から対岸の傾斜地は自然の動植物が繁殖するエリア。　ホタルを鑑賞するという名目があっても、「橋を渡って対岸に足を踏み入れない」という、「自己設定ルール」を守ることが、美しい光と感動をもたらしてくれるホタルに対しての、礼儀であろう。　兎にも角にも、私たちが地道な活動を、手を抜くことなく続ける事が、ホタルにとっても、ホタルを愛する人にとっても、好ましい環境を生み出す原動力となる。　来シーズンも多くの方々が見に来られることを期待して、これからも、汗を流して行こう！     

  2013.07.15

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• 「巌流島」千日の修業　　～～今朝で５００日に到達～～

  　目標は、遥か遠くにあり、非現実的なものかと思っていたが、目標の半分まで到達してみると最終ゴールを期待するのも、無理ではないような気がしてきた。約１年と４か月先の話。　寒い冬と、暑い夏とを再び経験し、もう一度冬に差し掛かるころにゴールインとなる。これだけ練習した「巌流島」は、人様の前で口演したのはたった一度だけ。それも去年の夏。その日の朝に依頼されてのぶっつけ本番の口演だった。　この秋に、いよいよ第２回目の「巌流島」口演を行うことになった。何回練習しても、本番を迎える時は緊張するもの。普段はすらすらと言葉が湧いてきて、ストーリーが無理なく展開するのだが・・・・。　当日ばかりは、終わって見なければわからない。そういうことでは、素晴らしい緊張感を味わえる機会だともいえる。　幕開けは、九州小倉の細川藩の家老長岡佐渡の屋敷。武蔵と伊織の久々の対面の場。　第２の場面は、武蔵と船問屋の主人との会話。台詞はないが、娘も同席している。　第３の場面は、船島へ向かう舟の中で、武蔵と船頭との対話。死地へ向かう武蔵の心境が、船頭の言葉を通して、伺える。　第４の場面は、船島での宮本武蔵と佐々木小次郎との決闘の場面。　最後は、かろうじて勝利を得た武蔵が、船島を去っていく場面。武蔵の胸中や如何に！　これを口演していくと、２５分で全部を終える。一つの場面が５分ずつとは言えず、場面によって長短の強弱がある様に感ずる。　いずれにしても、聴かれた方に、少しでも感動が伝わるように口演出来なければ、５００日の修業を積み重ねた意味が無くなってしまう。　第四代天中軒雲月氏は、これを芸術祭参加作品として演じられたそうだ。「浪曲だけにはとどまらない、芸術作品である」と、私の人生の大先輩であり、また人情話の御指南役でもある方に教えていただいた。 　目指す頂は、高く、また荘厳。世界文化遺産となった富士登山に例えるならば、ようやく徒歩にて五合目に達したところ。後半の登山路は、空気が薄く高山病になりやすい。また滑落や落石の危険性が一層増す。　マラソンでも同じ。前半を快調に飛ばしていても後半の半分の３０km地点をすぎる頃になると、別人の如くペースが落ちてしまう。何事にも後半には、大変な事が待ち受けているもの。　このことを肝に銘じて、健康に留意し、一歩一歩着実に歩みを進めて行こう！　禁物は、「油断」と「慢心」だ・・・！   

  2013.07.11

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• 地元町会からの嬉しいお誘い　　～～「巌流島」出番～～

  　7月3日の夜8時頃、思わぬ来客があった。地元上町の連合会長さんと副会長さん。9月の敬老会への打診であった。当日はこのことに関しての第1回の打ち合わせ会があり、そこで私の出番を乞う意見が出たとの事であった。　返事はすぐにその場で快諾。ただし出演時間15分というものを25分ならば可能とお伝えした。千日の修業に取り組んでいる「巌流島」はこの朝の練習で。４92回に達した。間もなく半分の500回。ストーリーも台詞も、繰り返しての練習により、すらすらと滲み出る様になっている。　敬老会の予定日は、9月の29日の日曜日。11時から午後2時半まで行われるそうだ。色々と出演者がいる中で、最後の出し物として、私の人情話が組み込まれたらしい。担当の部会で、時間のやりくりは何とかなるであろうということであった。　お二人とも、打ち合わせ会が終えて、その足ですぐに拙宅に来て戴いている。後日、聞くところによると、私の返事を聞いた後で、また会場に立ち帰り、内諾を得たとのお話を担当の方々になされたそうだ。速やかな対応に頭が下がるとともに、本当に有難いものであった。　小さい頃からこの町に住み、お世話になった方々に、私の拙いお話を聞く機会を与えていただき、御恩返しのためにも喜んでいただけるように努めようと心を決めた。出し物の「巌流島」は今までも、30分かかったことはなかった。　散歩が１時間としても、武田信玄が30分で、巌流島をやるといつも5分位余っていたような記憶がある。今までは単なる練習に終わっていたが、翌日からの練習は常に本番と同じ気持ちで行っている。　また、7月5日はgogo作戦の日。朝はipod　touchをじっくりと聴き、日中にて本番と同じ様に口演してみる日だ。午前10時半から4畳半で行ったが、幸いなことに電話や来客で中断を余儀なくされることはなかった。　所要時間は、25分15秒であった。まずまずの時間で口演を終えることができる。これならとくに余分な留意をせずに、「巌流島」に打ち込むことができる。　本番まで、あと2か月しかない。練習できるのはわずか60回だけ。会場に来られた皆様の笑顔と良かったとの想いが実現の運びとなる様に、精進を積み重ねるとともに、体調管理に万全を期して臨もう！　地域の皆様や、天の采配に、感謝するのみである。   

  2013.07.07

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• 上町ホタル　　～最終リポート～～

   　6月28日。ホタル観賞現地での第３回目の当番日。半そでシャツでは肌寒い陽気だった。もう７月も間近だというのに、今年の陽気は少しおかしい？会員の話では、暑い時の方がホタルの活動が活発だそうだ。　この日の見学者は39名。飛んでいたホタルの数は、推定　４０～５０匹。会の仲間に夜道を照らしてもらって、新しい圃場池の近辺にまで足を運んでホタルの飛翔を確かめてみた。通常こちらの方は道が整備されてなく、安全ではない所なので、鑑賞時の立ち入りを制限している。ホタルは、飛んではいるが数が少なかった。　矢張りホタルの群れは、初年度に作った３つの圃場池を中心にして、そこから押堀川の河川に添って群れ飛んでいることが確認できた。自然が逞しく回復するには、簡単には行かないものだ。　上町ホタルの会の会長さんから、井戸尻橋の方でもホタルが飛んでいて、きれいだったとのお話を戴いた。さっそく、１００ｍ程離れた井戸尻橋の所まで行ってみた。井戸尻橋の両側は真っ暗だった。すでに先客が何名かおられて、橋の下をのぞきこんでいた。　我々が詰めていたホタル観賞場所よりも、更に真っ暗なロケーション。橋から下流側を覗き込むと、源氏ボタルが放つ強い光が、下から湧き上がってくる感覚。素晴らしい！橋の高さは真っ暗なので物凄く高く感じる。　地元の方に聞いたら、約１０Ｍだそうだ。見た目よりも実際は低かった。ホタルは私が見ている目の高さまで軽々と飛んでくる。ここの源氏ホタルは上昇能力もかなりある。橋の上流側を見ると、こちらもホタルが飛びまわっていた。　この井戸尻橋の上も鑑賞にはなかなか良い所。ただし、一般の方が見られるホタル観賞場所からここまでに通じる安全な遊歩道が無いので、地元の方以外は一寸無理。押堀川入口まで戻り、遠回りして金仙寺門前からの坂道を下ってくる以外はない。　再び、通常の鑑賞地に戻る。親子づれのグループの姿が見えた。大変いいこと。こうしたスタイルが増えることが、私達の一番の望み。　しばらくしたら、毎日この場でホタルを鑑賞している地元の方が、ホタルをそっとキャッチして、子ども達の掌の上に乗せてやった。凄い能力。或いはホタルと友達なのか？　私と数メートルしか離れてないのに・・・。勿論私のそばにホタルが飛んでは来るものの、とても捕まえる事は出来ない。　子どもの掌ったホタルを一緒に見ていると、掌の上でピカピカピカと一定のリズムで点滅させている。飛んでいる時は拍子で光り、３拍子で休むリズムであったのに、明らかに点滅リズムが違う。ホタルを捕まえた地元の方の話では、「人の手の上は温かいので、点滅が盛んになるのでは」とのことであった。さもありなん。そういうことかと、得心した。　さて、次はテントに戻って、案内役を兼ねながら雑談。上町ホタルの会の責任者の方のお話によると、「ホタル1匹の寿命は約1週間。群れ全体としては約20日間」だと言う。「この井戸尻の地は飛び出してからもう一月以上になる。凄い！」と感心されていた。　そういわれれば、今シーズン初めて飛びだしたのが、５月２８日。本当にもう一月たっている。それに、私が当番日である１０日、１９日、２８日の３日間ともに、飛んでいたホタルの数は、余り変わっていない様に思えた。　また、鑑賞ポイントの小さな橋の上に行くと、地元の方が、「昨日の10時半ごろお見えになっていた人がいたよ。」と教えてくれた。「ホタルはその時間はどうなんですか」と問い返せば、「木や草むらにとまって点滅していた。飛びまわっている蛍もいた」とのこと。「ホタルは何時まで点滅しているの？」と問えば、「夜が白む前、今の時期ならば3時半頃までは点滅している」と教えてくれた。凄い観察力。この方は本当にホタルが好きなんだとつくづく感心させられた。　再びテントに戻った時に、毎日詰めている責任者の方にまた話を聞いた。光を放って飛ぶ蛍が降下した時に責任者が確認したら、相手を見つけて降下したわけでなく、もう死ぬ寸前まで弱っていたとのことだった。「ホタルは死ぬまで飛び回る習性があるのか？」と驚かされた！　　９時半にこの夜の当番も終えた。当番の仕事というよりも、ホタルを思う存分鑑賞しては、人様の知識を吸収して楽しんでいる洋山である。  　話変わって、上町ホタルの会会長より「平成２５年ホタル観賞会」への参加を誘う通知があった。期日は６月３０日の７時から７時半。全会員宛の通知。勿論喜んで参加した。　ホタルの鑑賞もかねて、幾分の会費を持ち寄って、今シーズンの慰労を兼ねる会でもある。４０名弱の仲間が集まった。会長さんのお話の中で、今年の参観者数が１５００人。先週の土曜日は来場者が一番多く、一晩で３００人を超えたそうだ。物凄い数だ！　私の２番目の当番日の１９日に名簿を数えたら通算で１５０名に留まっていたのに・・・。　小さな鉄の橋の所が、人で鈴なりになったそうだ。　会員の中には土木や建築を生業としている者もいるので、「何人位まで乗っても大丈夫なのか」と聞いてみた。橋が満杯になる程人が乗っても、人の重さでは全然大丈夫だとの答えを聞いて、ホッと一安心した。　今晩も、栃木から来た方や、桶川から電車で来てまた電車で今日の内に帰る人もいた。中国から日本に旅行に来ていて、インターネットを見て、東京から足を運んだ中国人もいた。正にネット社会の力の凄さを物語っている。　９時頃に会がお開きになって、帰路についた時、押堀川進入路入口の堰堤までホタルが飛来していた。１匹だけでなく、交互に来ては現れたのが短時間内に５~６匹見られた。小さな橋の上で見ていると、真っ暗な河原を遡上してくる。意外に移動のスピードがある。圃場から１５０ｍ遡ってここまで飛んでくれるとは思いもよらないし、我が目で確認できたことが何よりもうれしかった。逞しい飛翔力を備えているホタルよ。素晴らしい、源氏ボタルよ！　有難う！ 　ところで、明日７月３日は、午後１時半からテントを片づけて、借用していた上町会の公会堂にある置き場に返す作業がある。３０日以来、雨が降らなかったので、テントが十分に乾いているはずだ。さすがに平日なので、仕事のある方は無理。勿論私は参加をしてお手伝いをする！　遠来の方々が大勢来ても、無事に終了できたことは本当によかった。来年度は、今年の倍以上の方々が上町ホタルを見に来ると予測される。インターネットの力はそれだけ凄い！「抜本的な安全対策を練り直す必要がある」との課題を、来シーズンは克服していかねばならない。   

  2013.07.02

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• やった！　雪の南部坂　　～～テープ起こし、一件落着～～

  　ついに大作、「雪の南部坂」のテープ起こしが終わった。完璧と言う訳でなく、まだ所々に言葉が聞き取りにくい場所があったが、先ずは「音」として聞こえたものをそのまま打ち込んでおいた。　これから、何度も何度も聴いている内に、「あっ！そういう意味合いの言葉だったんだ！」と気づく事が必ずある。その段になって、朱を入れて修正しておき、それらがまとまったら、完成編をパソコンに打ち込めばいいのである。　全部打ち込んでみたら、A4サイズで6枚分。思ったよりもページ数が少なかった。最低7枚で、多ければ8枚分あると思った。それほどこの「雪の南部坂」は中味が濃い!特に後半の討入りの様子を寺坂吉右衛門が語る部分が、春日井梅鶯の真骨頂だ。　まさに「息もつかずの物語り」であり、覚えていくにも一苦労だ。幸いなことに、図書館で借りた「仮名手本忠臣蔵」の中に、「主要人物事典」があった。そこの部分をコピーしておいたので、梅鶯の語りの中でたくさんの人物が登場してきても困ることはなかった。　心掛けが良かったということか。幅広く知識を広げておこうとしたことが幸いしたのか？何が幸いするか分からないが、あれこれとやってみることは悪い事ではない。　このテープ起こしが出来たので、雪の南部坂を自分のものとして語っていけそうな気がしてきた。今までは、遥か遠い彼方にゴールがあった。それがほんの身近に感じてきたから不思議だ！　忠臣蔵シリーズとして、「赤垣源蔵徳利の別れ」「雪の南部坂」の二作品がものにできそうなこと。とても嬉しい。糠喜びにならぬよう、心して取り組んでいこう。先ずは、「巌流島」や「武田信玄」の「千日の行」が優先。　今日で487日だ。あと513回練習したら修業が終わる。それが済んだら、この「雪の南部坂」と「赤垣源蔵徳利の別れ」が、「次の千日の行」の対象となることは間違いない。   

  2013.06.28

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• 上町ホタル,見に来て!!　～～千葉、立川の方も感動!!～～

  　源氏ホタルの飛翔、まだ間に合います。１度に２０余匹の源氏ホタルが光を放って飛んでいた。責任者の推定では、６０匹は飛んでいる。これが交互に光を放ちながら圃場の池や川面を舞う。あと１週間は確実に見ることができるので、是非見に来てください。　一昨日は千葉と立川の方が連れ立ってきた。秩父の両神、吉田と、山の手のホタル見学地を回ったが、何処も空振り。もうあきらめかけたが、念のため市街地にある上町ホタルの見学地に足をのばされた。。　秩父第二中学校に駐車して、見学地まで歩いていくと、時間はもう９時半近く。現地を引き上げに掛かった、上町ホタルの会の会員と顔を合わせたのが幸運の第一歩。会員の案内で、ベストビューポイントへ移動。飛び交う源氏ホタルの光のショーを初めてみて、大感激をされたそうだ。生まれて初めて、自然の中を飛び交う蛍を見たことが第二の幸運であった。　しかも、この場所は意図的に源氏ホタルだけを育てている。大きな光をたくさん見る事が出来たのは、三つ目の幸運といえるだろう。お聞きしたところによると、インターネットを見て、「行ってみよう」と思い立ったそうだ。遠隔地から来られた甲斐があってよかったですね！ 　ところで昨晩は、情届士洋山のホタルの会現地当番日であった。７時１５分に到着。押堀川沿いの進入路やく１００ｍに渡って、灯篭に灯をともした。午後５時頃から強い雨が二度ほど降ったので、実は蛍の出現を心配していた。　幸いなことに、家を出る時からすでに雨は止んでおり、それ以降は傘をさすほどの雨は落ちてこなかった。最高のコンディションではないが、まずまずの条件。毎日見ている方がおっしゃるように、ぴたりと７時４０分になって、光を放って飛び出した。　最初は、圃場の池近くの立ち木あたりに数匹。それが井戸尻側の林に広がって５匹。池の上でも光り出して１０匹。川面の上でも飛び交って２０匹と、どんどん増えて行った。　特に、午後８時になると井戸尻方面の林後方を照らしている街路灯が消灯となる。そうすると暗さが増して、飛び交う蛍の数が増えて来るのであった。　ホタルの光を目で追いながら、会員の昔話を聞く。　７０代の方の記憶では、このビューポイントよりさらに下流、井戸尻橋の所でホタルの姿をたくさん見た。井戸尻とは水源の最後、水が音を立て、滝となって流れ落ちていた。そこに水車があり、沼のようになっていた池があった。天然のビオトープ。オニヤンマ、ギンヤンマが飛び交う。水の中には第２関節まである様な大きなカワニナが簡単に手ですくえた。トンボのヤゴもたくさんいた。この池の上に固まってホタルが飛んだので、大変明るかった。今日の明るさの比ではない。凄いものだった。源氏も、平家も、ヌカホタルも混濁して飛んでいたと話していた。　もう一人は５０歳代。小学校低学年のころ、この場所でホタルをたくさん素手で捕まえた。小橋や護岸堤が無く、全く自然のままの川。水の中にジャブジャブと入り込んで、ホタルを追いかけた。昔を偲び、感慨深い表情！　近隣にお住まいの方のお話。毎晩ここに出ていて、ホタルが飛んでいる姿を見ている。いくら見ても飽きない。気持ちが良いし、心が和むそうだ。全くその通り。この瞬間は、大人も子供時代の気持ちに返る。 　８時半頃になって、ホタルたちも小休止。飛び疲れ？一時期舞う数が減った。そこで、本部テントに戻り、ホタル談議に加わった。今シーズンの最高は、先週の金曜日。ホタルは推定８０匹。おいでいただいた方はおよそ５０名であったそうだ。　そこで、記帳名簿を初めから最後までめくってみた。秩父以外にも、遠隔地からお見えになっている。やはりインターネットで知って来ていただいたのか？　東京都は、町田市、立川市。千葉県は柏市と○○市。埼玉県は、さいたま市、上尾市、春日部市、所沢市、狭山市、入間市、飯能市、東松山市などを見る事が出来た。私の予想をはるかに超えた人の動きである。ホタルの魅力とは、それ程のものかと思い知らされた！　６月５日から、今日の分６月１９日までで約１５０名の方の記帳があった。記帳する人としない人が約半々とのこと。すると、およそ３００名の方が、上町ホタルを見に来られた事になる。　今年は、５月２８日がホタル飛翔の一番早い日。例年より１週間はやい。昨年は６月末まで。７月に飛ぶ姿はなかった。　ひょっとすると、終わりも早い可能性がある。しかし、先のとは、まだわからないが・・ 　兎にも角にも、今シーズンは、まだ間に合います。今週末には是非見に来てください。お待ちしております。　駐車場は秩父第二中学校です。正門を入って校舎裏から横にかけて、車を止めるスペースが確保されています。初めての方も表示があるから大丈夫。　車を降りて、体育館のそばを通り、フェンスの一角にある通用門を潜ると、坂道に出る。数十メートル下ると押堀川が目の前。橋の手前から河原への道を下ると約１５０ｍほどの所に、本部のテントがあり、会員がそこに待機して来場をお待ちしております。７時半から９時半まで詰めています。　秩父第二中学校に７時半頃に着く様にすれば、ホタルの飛び出しから、乱舞までを見る事が出来ます。市街地の真っただ中にありながら、ロケーションの良い所です。　是非鑑賞においで下さい。 　 

  2013.06.19

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• 三方ヶ原の大勝利　　～～武田信玄第三巻読破～～

  　信玄の西上の動きに家康は旗本隊を派遣し一戦を交えたが敗退。信玄は、はやる若手を押さえ、天竜川を越えて一気に浜松城に攻め込む様な事はしなかった。「二俣城を攻略することは、遠江を制すること」の信念のもとに、二俣城攻撃を命じた。　二俣と浜松はわずか七里半。ここが落ちてしまえば徳川勢は窮地に陥る。武田勢は水の手を制して、最後には二俣城を陥落させてしまった。　一方、信濃衆を率いて伊那口から美濃国に侵入した秋山信友は、一気に岩村城に向かっていた。ここは、東美濃の要衝。昔から遠山一族が守る。城の実権は城主だった遠山景任の未亡人の「ゆう」。織田信長の叔母であった人物。　余りの急襲に恐れをなした町民の女子供2千人が城になだれ込んだ。備蓄米は千人の兵のための二か月分。すぐに食料や水が不足した。そのために、「ゆう」は町民他たちの命を守るために降伏。秋山信友は「ゆう」の押しかけ婿となった。　これにより、家康の本拠地浜松城の包囲網は一気に狭まった。家康がかなり不利な立場に追い詰められたのである。家康の軍に対し武田の軍勢は２～3倍の数。とても正面から戦いの火ぶたを切る事は出来ない。武田の出方をじっと待つ。　武田勢は、浜松城を囲んで攻め落とすには、数か月以上も要する。これには西上にとって極めて不利。さりとて、素通りをして京に向かえば、後方から攻められて、食料の道を遮断されてしまう。　どうしたらよいか思案に暮れる。この軍議に際して、勝頼は、家康を誘い出して、一戦を交える策が良いと進言。皆も同じ意見だが、勝頼も含め誰しも具体的な誘因策が思い浮かばない。　信玄は奥近習に意見を求めた。この時真田昌幸が、勝頼のかねてのお考えの内の一つ二つを申し上げると言い、勝頼を立てながら自論を申し述べた。「敵を誘い出し迎え撃つは三方ケ原がよい」　敵を誘い出すために、浜松城を囲む様子を見せながら、途中で気賀に向けて方向を転じる。その時敵に戦う気があればきっと出て来る。祝田という狭い地域に3万の軍が入って坂を下って行く。全軍が急に引き返すことは困難。この時が一番危険。　徳川勢のこの武田の戦略をよく読んでいた。相手の裏の裏をかく事も考えたが、正攻法で相手の体勢が整わないうちに武田軍を打ち破る戦法に出た。桶狭間の闘いで、大軍今川を破った織田信長の姿を家康は我が身に重ねていた。　双方いの駆け引きは熾烈であり、共に勝機を伺った。自分たちが有利になるためにはどういうタイミングで軍を動かせばよいか。その戦機をつかむことが両軍に求められた。　徳川軍が浜松城をでて、三方ケ原についた時には、武田軍はすでに祝田の坂を戻り迎撃態勢が出来あがっていた。家康の「鶴翼の陣」に対して、信玄は「魚鱗の陣」。　鶴翼の陣は相手を包み込んでしまえば有利に働くが、片方でも翼をもぎ取られると、旗本が守る家康の本陣を容易に敵に叩かれてしまう危険をはらんでいる。　一方信玄の「魚鱗の陣」は魚のように縦長。相手との衝突に際し、次から次へと新手の兵を前線へ供給できる。また、信玄の本陣には至るには、極めて至難の道のりとなる。　「まさかと思った時には既に遅かった」。家康は絶体絶命のピンチ。窮地をやり過ごすには、敵と衝突せずにじりじりと後退をすること。　ところが武田方が思いもよらぬ行動に出た。小山田信茂の軍が石礫を投げつけてきたのである。この頃の戦は、先ず刀か槍を真っ先に交えるのが武士の闘い方。これが、敵になじられながら石礫の雨をこうむったのである。徳川方武士たちの怒り心頭。手出しをするなという命令もむなしく、石川数正の軍が敵に攻撃をかけた。　戦ってみると意外と弱い。味方の気勢が上がる。小さな戦線が、次第に大きな戦線へと変化していく。徳川は旗本先鋒隊と酒井隊が応援。これによって双方次々と新手を出した。だが信長の援軍、鶴翼の左右を担う佐久間信盛と平手汎秀はなかなか動かなかった。　家康本陣からの再三の催促によって、やっと動き出す。信玄は間髪を入れず、勝頼の騎馬隊を投入。この騎馬隊が破竹の勢いで進撃してくると、佐久間隊は恐れをなして戦線離脱。ここで勝敗は決した。徳川勢は大混乱。家康も退却を余儀なくされた。　逃げる徳川勢を、足の速い武田勢が追いつき、首を討取る。徳川方の取られた首は千以上にのぼった。夜になって敵も味方も分からない状況に陥り、この時にほとんどが討たれた。武田軍は用意周到に合言葉をもちいて、敵味方の区別をつけていた。　命からがらに浜松城まで逃げ帰った家康。佐久間はここにも寄らず、一刻も早く三河を離れようとして、命を守った。他方、家康と一緒に闘った平手は討ち死に。対照的な二人であった。　だが、歴史は信玄に悲運。天は信玄に味方しなかった。徳川方の反撃の心配が無くなった翌日に信玄は体調を崩して倒れた。単なる風邪ではなく労咳が酷くなったもの。重症である。武田勢は、動くに動けない状況に陥った。　三方ケ原の大勝利。この結果を信玄は京をはじめとする各地に知らせた。形勢は逆転。小谷城で朝倉義景と対峙していた信長は一気に劣勢に陥った。状況を見て信玄の旗に組みしようとする者が続出した。　ここで信長は起死回生の一手。朝倉義景の軍勢を小谷城から引き上げさせたのである。金貨三駄の大金を上杉謙信の手を経て朝倉に贈ったのである。金に窮していた義景には効果てきめん。この隙に、信長は上洛した。　上洛の報を聞いた信玄は直ちに西上を命ずる。だが命危険という医師の判断に、勝頼や重臣の山県昌景は古府中に帰る決断をする。信玄をだましながら一路甲府へ。　伊那の根羽まで辿り着いた時には、信玄には死相が現れていた。勝頼を枕元に呼び「余が死んでも西上は止めてはならぬ。余の死は三年は伏せて置け」と命じた。　だが、伊那の地に於いて、信玄の御霊は天に昇ってしまった。何と云う皮肉。三方ケ原大勝利の際に健康な体でい続けたならば、天下の形成は変わり、歴史が大いに動いたかもしれない。　古府中に帰って3年後に、信玄の葬儀は恵林寺に於いておこなわれた。沿道の住民は偉大な信玄への別離の涙を流した。 　新田次郎氏はここで「武田信玄」の幕を閉じている。巨星堕つ。見送る人々の涙に武田家の行く末を暗示させている。真に余韻の残る幕切れであり、信玄の素晴らしさを、さらに再認識することができた。　四代目天中軒雲月氏の「武田信玄」を朗じる時には、信玄の素晴らしさを伝えていくように心掛けたいものだ。   

  2013.06.14

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• 号外　上町ホタルの会会員リポート　　～～凄い源氏・強い輝き！捉えた発光リズム２・３拍子～～

  　今日は本来はトイプーソラの出番。だが昨晩初めてみた上町ホタルを、感動の冷めないうちに、上町ホタルの会会員情届士洋山がお届けする。映像をお届けする良いカメラもないし、腕もないので、自分の言葉で、見たままを伝えたい。 　源氏ホタルの輝きが、こんなに明るい光とは知らなかった。２０ｍ以上離れた所に飛んでいても、あたかも提灯の様にも感じた。これはちょっとオーバーな表現としても、光が一番強くなった時は、そう感じたのは事実である。　私の体験では、ホタルの点滅というものは、淡く儚いというイメージが出来あがっていた。これは、平家ボタル等の体調の小さいホタルたちが発光させる、明かりであったのか！とにもかくにも、先ずはその明るさに驚いたのである。　今日おいでいただいた市内在住のホタル追っかけカメラマンと交わした言葉の中で、「ここは一番ロケーションが良い」が脳裏に甦ってきた。押堀川沿いは数百メートルにわたって暗闇に包まれている。その中には漆黒の空間もある。　そこを源氏ボタルが飛びかうからこそ、大きな光源として感じるのであろう。また川面も漆黒。会員から「川面に映るホタルの光もいい」と聞いたが、まさにそれも目の当たりにすることができる。　カワニナの圃場を中心にして、小さな橋の上でじっと見つめていると、一番最高時には、両眼視野の中に１０数匹のホタルが同時に光を放っていた。だから少なくても５０～60は飛び交って光を点滅させていたに違いない。 　もう一つの納得は発光のリズム。1匹のホタルを目で追いかけながら、輝いている時の時間の長さと、光を消している時の時間の長さを確かめてみた。前者が2に対して、後者が3であった。つまり2・3拍子のリズムである。音を立てないように手拍子をしながら確認した。　四分音符の２・３でなく、8分音符の２・３拍子に近いリズム。1匹でリズムを確認してから、他のホタルにも目を移してリズムを追求。その結果、ここのゲンジボタルはみな２・3拍子のリズムで発光させていることを捉えた。　イルカの群れが船の近くを泳ぐときのあのイメージを思い浮かべて欲しい。水中から飛び上がって空中を飛躍し、再び水の中に潜る。それと全く同じ。１・２で光り、１・２・３で消えている。すると、予測する方向に１・２で姿を現わし、１・２・３で姿を消し去る。　トンボのホバリングというよりも、羽虫が静かに移動するような感じ。この時の点滅は光の筋とは目に映らない。ところが急上昇、急降下等の時には光の筋が残像としてハッキリと残る。以前紹介したＳｅｉｋｏ　Ｓａｉｚａｎ氏の写真でそれが見られる。　緩やかな飛行から一転。急速にスピードを上げて距離を移動。この時も２・３拍子は変わっていない。1・2の間に２～３ｍぐらい移動するので、人間の眼や脳には光の帯として映る。ホタルの生きた証を残すための必死な姿を、この光の帯から感じ取ることができた。  　以上4千文字が感動編とすれは、後半は実況中継風のスタイルでお届けする。 　私がホタル観賞地の押堀川井戸尻に自転車で到着したのが6時50分。それと同時に上記のホタル追っかけカメラマンの方が来た。車を駐車場へお願いし、灯篭への点灯の準備。赤ちゃんを抱いた女性と子供たちが数名きた。「ジーチャン」との声も聞こえる！　なんとわが長女と孫やお友達の６名。当番の私の会場到着時間に合わせて急いで横瀬町から来たそうだ。あたりは明るく、肉眼でも平然と歩ける。この地に住む方にお伺いしたら、７：４０頃から輝きだし、8時から8時半頃が一斉飛翔のピークということが分かった。あと50分もある。この辺は足元が凸凹なので、子どもの遊び場には不向き。以前除草作業をした上流の無流水エリアでの時間つぶしを勧めた。　上流域までの１０数個の灯篭に点灯を済ませたら、再びカメラマン氏にあった。ブログに追っかけ写真を載せているという。スマホで見せていただいた。きれい！1日で1000件のアクセスがあるという。これまた凄い！　7時半に当番役員や日参の役員が勢揃い。娘たちも遊びの広場から戻ってきた。小さな橋の辺が見学ポイントと教えていたら、「光った！」と突然娘の声。対岸の暗闇を凝視するとホタルたちの点滅が始まり出していた。　もうそれからは、初めてここのホタルを目にするものは、只々ホタルを見つめるのみ。大人でも思わず声が出てしまう。20分ほどして当番詰所のテントに戻った。ここの話題は、「空梅雨のためにホタルが出なくて、イベント中止場所が多発」。　8時を前にして娘が帰り支度。2歳の孫娘がもう駄目で止む無く退散とのこと。他の孫たちはもっと見たいと娘にせがむ。そこで突然役員からジーチャンに早変わり。2歳の孫娘を抱っこ。皆で橋の上に引き返した。　とうとう待望の乱舞が始まった。あっちでもこっちでも光る。中にはのんびりと橋上の人間に近づいてくる蛍もいる。2歳の孫娘も言葉にならぬ声を発し、「あっち」「あそこ」指差しなら興奮した様子で、自然のドラマに見入っていた。　私の長女や二女が幼い頃、皆野町の金沢小学校に近い田んぼにホタルを見せに行ったことがあった。幼子時代の感動が生きて、各地のホタル見物に出かけて、我が子にも感動を享受させている娘の姿。この自然のドラマは、多くの子供達に見せてやりたいものである!!!　孫たち一行が満足して帰って行った後で、本部テントでホタル育成の中心として活躍している責任者の方から教えてもらった事。みな、私には初めて知ることであった。　「ホタル成虫の命は約1週間」　「餌は食べず、木の葉裏に着く雨露を飲むだけ」　「メスは成虫になって、すぐに卵を産む」　「源氏ホタルは、気に入った相手が見つかるまで飛び交う」　「卵は川面に近い木の枝や葉。孵化してしばらく川面に浮かぶ。水の流れであちこちに場所を移動」 　やがてのことに会長も到着。今日の段階では、昨年の方が上回っていたことを知る。原因は二つ。一つは空梅雨でホタルがすぐに死んでしまう。二つ目はテント後ろの河原に積み上げられていた残土をすくいとるために、ブルトーザーが河原に入って自然の生態を変えたため。　今年は小さな橋の近辺の乱舞にとどまっているが、去年はテント裏側の河原でも乱舞が見られたそうだ。去年と比較すると残念だが、初めて見た私は大満足の感動。去年よりの圃場の池が増え、カワニナも増え、ホタルの幼虫も去年よりたくさん池に放たれた事実がある。　台風の影響で前線が影響され、まとまった雨が数日間降るという。こうなればしめたもの。やがて昨年を上回るホタル飛翔が見られることは間違いないと思う。花と同じ様に、手を掛けただけ自然は応えてくれる。　最後に私の探究心による単独行動。今晩のホタル飛散の上限はどこまでかの確認。見学ポイントの橋から上流へ１００ｍほどの間に1ｍ程度の段差の堰堤が２つある。橋から数えて2つ目の堰堤の所から、伏流水となって川水が流れ出している。　ホタル点滅の上限はここまでだった。水の無い所にはホタルは行かなかった。10ｍ程の高い木の枝にとまって光を点滅。やがてのことに下流から2つの光が遡上。そのうちの一つが近くまで来ると、木の上のホタルは急降下。やがて光は一つとなった。　まさに、暗闇の中の愛のドラマであった。数多くのドラマの中でも、ここは種の生存に関しては最強カップル。１００ｍもちカ強く飛翔。「ここまで来られるものはいないか？」そのメスをこれまた逞しいオスが追いかけた。きっと良い子孫がたくさん残されるだろう。　さてリポートの最後は責任者の方の御努力。メスのホタルを自宅で数匹飼っていて、数千匹の幼虫にして、圃場に戻されておられることを話していただいた。水槽に入れる水は、毎日圃場に注ぐ清い水を汲みに来る。　成長した幼虫が光を放ちながら圃場をのぼり、さらに数メートルの土手を登り土の中に潜って成虫に孵化。その幼虫の動きもつぶさに目にしておられる。毎日現地につめている。ホタルを心底愛しておられる。その気心と同じ波長の方々が集まっているのが上町ホタルの会のメンバー。　「カワニナが自然増殖し、ホタルが飛び立つ自然のサイクルが確立できた。だが、放置しておいたら、やがて駄目になってしまう。年間を通して丹精込めて環境を整えることが不可欠」経験に裏打ちされた言葉は重い。 　前出のカメラマン氏の「ｍｕｒａｃｈｉのブログ」で映像をご覧なりたい方　　　　　こちら　→　　　 

  2013.06.11

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• 大映映画忠臣蔵　　～～再び涙涙の3時間～～

  　半年ぶりに、大映映画の忠臣蔵を再び見た。以前人生の大先輩からビデオを贈っていただきテレビデオの小画面で見たことがあった。この時も感動で胸がいっぱいであった。大きな画面で見たらもっと凄いだろうなと、ＴＳＵＴＡＹＡに依頼。　もちろん昔の作品で在庫なし。時間がかかるがと、発注を受けつけてくれた。待つこと久。無理なのかと諦めていたところ、半年ぶりにお店に届いたとの連絡。小躍りして借用してきた。　居間の50インチの大画面で早速見た。一度見た作品なので、感動に乏しいかと思いきや、そうではなかった。二度目とあって、渡辺邦男監督が描く志士たちの人情のあやをひしひしと感じる事が出来た。　したがって当然のことながら、涙があふれては流れ、また流れると言った按配になってしまった。特に大石内蔵助という人物のもてるものを全て描ききっているように感じた。大義を果たすために、私情を捨て去って行動したことは、さぞかし辛かったことであろうか。　多様な意見が飛び交う中で、心底信頼できる仲間だけをあつめ、その力を結集させることがどれほど難しかった事か。敵陣営の警戒網を潜り抜け、仲間内の大事な情報を洩らさせる事無く、討入を完結させるまでにはどれほどの困難があったことか。　大胆にして慎重、豪胆にして繊細、さらに剣の使い手、忠節の武士としてまさに鑑であった人物。殿の無念なるぞの一言とお肉通しの短刀を拝命し、泣き殿の存念を思いやり、どれほど泣いたのであろうか。それは私の様な凡人には計り知れないものである。　2度目に鑑賞して、今も鮮やかに残像がせまってくるのは以下の通り。　浅野内匠頭：市川雷蔵と片岡源五右衛門：香川良介の苦悶。　赤垣源蔵：勝新太郎と塩山伊左衛門:竜崎一郎の兄弟愛。　大竹重兵衛：志村喬と勝田新左衛門の義理の親子愛。　妻りく：淡島千景と母おたか：東山千恵子が見せる、離縁状の場での肉親の情。　大目付多門伝八郎：黒川弥太郎と柳沢出羽守：清水将夫の相克。　岡野金右衛門：鶴田浩二と大工娘お鈴：若尾文子の情愛。　瑤泉院：山本富士子と戸田局：三益愛子の雪の南部坂の名場面　吉良上野介：滝沢修の傲慢な姿と千坂兵部：小沢栄太郎の９９％の警戒。　女間者おるい：京マチ子と清水一角の対照的な心情。　垣見五郎兵衛：中村鴈次郎と偽垣見大石の武士の心情。 　特に、偽垣見の大石が通行手形として、「お肉通しの短刀や浅野家家紋の入った布」を無言の内に見せた場面。全てを察して武士の情けを示してくれた本物の垣見に対し、大石の言葉が、今も尚、胸に浮かんでくる。 　「武士は相身互い。落ちぶれてこそ、人の情けは有難きもの」  　春日井梅鶯氏の名作「雪の南部坂」の完全習得という目標に、また新たな意欲が湧いた一時であった。    

  2013.06.09

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  ホタルいよいよ今日から本番！

  　６月５日。今日から６月末日までホタル鑑賞の公開が始まる。今年は、どんな自然のドラマが繰り広げられるか？ 　お隣に住む、彩山清古　氏よりいただいたDVDの中に2012年に撮影した「押堀川を飛ぶ源氏ホタル」の姿が写っていたので、先ずそれを紹介しよう。　ホタルの姿を撮るのは、通常のカメラではダメ。暗い所であっても光源をたかないで撮れる機能を保持しているカメラでなくては無理。貴重なお写真を拝借したわけだ！有難い！    　2012年　押堀川を舞う源氏ホタル　彩山清古氏撮影  　さて、6月2日の準備会のことに触れておこう。3時から準備会ということだが、主要目的の一つであるテント組立については、3時を前にしてもうほとんど出来上がっていた。私の現地到着が2時55分。皆さん心掛けが良いから集合も早い。　その後に、ラミネート加工された駐車場案内図に、車を誘導するための矢印を張り付けた。ホタル見学場所入口まで来てしまった車を、秩父第二中学校の校舎裏駐車場へと案内するためのものである。　それを済ませた後、全員で徒歩にて19カ所の予定地を巡って張り出して行った。    　この地道な作業は当初の思惑と違って、随分と時間がかかった。全てが終わって家路についたのは、既に5時を回っていた。果たしてドライバーが目にしてくれるだろうか？地元の方々は第二中学校の所在地を知っているので、地元以外の遠方から来られた方には、ホタル入口の誘導係が「手作り地図」もお渡しする予定である。 　上町ホタルの会の責任ある立場の方々は、既に夜間に現地に行って、蛍が舞う今年の姿を目にしている。私は当番日の6月10日まで待って、楽しみとしてとっておこう。きっと感動することであろう。 　「ホッ！　ホッ！　ホータル来い！」   

  2013.06.05

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• いよいよホタル活動本番

  　人情話の朝稽古は、今日で460日となった。体調を崩して声の出にくい時期があったが、今はどんな音域の声も出るようになった。相変わらず出番のお声柄は掛からないが、その時の為に実力をじっくり蓄えるのみ。　先般、地元のケーブルテレビの方がお見えになり、バラの花のビデオを撮られていかれたが、撮影終了後に外の椅子で若干のインタビューや雑談をした。その折に「お声がいいですね」と褒められた。　460日の積み重ねと、四代目天中軒雲月先生や二代目京山幸枝若先生の高音域の芸のお蔭で、私の音域も拡大できた。実にありがたいことである。67歳ならば声は衰える時期であるが、毎日の繰り返しのお蔭で、声の若さを保つことができているということか！　さて今日は6月1日。6月は上町ホタルの会の活動の本番に当たる。3日に予定されていた準備活動が、明日の同じ時間に変更となる旨、理事長様より朝一番にご連絡を戴いた。もとより毎日が日曜日の私。即参加ＯＫの返事を返した。　午後4時頃になって再び我が家を訪問され、「お手伝いいただきたいことがある」とお願いされた。明日の準備活動に使う、駐車場の案内板についてである。　Ａ３版のケント紙を用いて、ホタル見学の駐車場の案内をする表示を１９カ所にすることになっていたが、矢印の方向等や場所について、間違いがないか一緒に再確認して欲しいということであった。　当初はラミネート加工の上から油性マジックで矢印を書くはずであった。蛍光色に発色する素材で矢印が作ってあった。それを張り付けてラミネート加工にするとのこと。さすがは理事長さんのアイデア。一歩進んでいる。　私が５月の第４日曜に書いたメモはもう捨ててしまってあったので、当日の記憶を元に理事長さんと二人で確認し合った。３０分ほどで作業は完了。冷たいものでのどを潤したのちに、ラミネート加工の依頼のために御帰りになった。責任ある立場の方は、並々ならぬ御苦労を戴いていることが、よく分かった日であった。　その雑談の折に、「昨夜はホタルが１０匹ほど飛び出した」との、自分の眼で見た情報を戴いた。是非見に来てくださいとの、お誘いも頂いた。いよいよシーズン到来。手間暇かけてきた事の成果が、ホタルの飛来として結実する。　圃場の池が３か所から５カ所になったので、恐らく去年を上回る数のホタルが見られるであろう。私は押堀川流域のホタルは初体験。きっと何を見ても心踊ることになるであろう。　そういえば数年前マレーシアの川の流域で舟に乗ってホタルを見たことを思い出した。向こうのホタルは、ほとんど飛来せず、川の両側に生えている数ｍの高さの木々の枝に、何千何万という数のホタルが取りついて、光を点滅させていた。　見事な、天然のイルミネーションであった。一生忘れない感動であった。押堀川は源氏ホタル一色。日本のホタルは又違った風情がある。夏の暑さを忘れさせてくれる、光の芸術。たくさんのホタルが出て、大勢の人に目撃して貰えたら、幸いである。    

  2013.06.01

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• 上町ホタルン会の活動に参加　～～６月よりホテル見学に備えて～～

  　５月２６日の第４日曜日。午後１時より上町ホタルの会の定例活動に参加した。現地で話を聞くと、この日は手作りの灯篭を設置することと、ホタルを見に車で見に来た人への駐車場への案内標識をどこに張り出すかの場所を決めるとのことだった。　参加およそ１０名の内、２名はカワニナを古い圃場池から新しい圃場池に移す作業。そのほかの者はみんなで連れ立って、現地から駐車場までの道のりを徒歩で移動した。どんな位置が運転手には見やすいか？どんな表示をすればよいか、貼り出すのか？立てるのか？などいろいろ検討してみた。　「３人寄れば文殊の知恵」は正に名言だった。色々と意見を出し合いながら和気あいあいと、みんなで歩いた。結果的には、表示場所を１９カ所と決めた。その内「立て看板」は、３か所必要。そのほかの所は貼って表示するスタイルにした。　押堀川のホタル棲息所への入口から、駐車場を御貸し頂ける秩父市立秩父第二中学校までの誘導略地図が用意されていたので、その用紙に書き込みをしていった。１時間ほどで現地に戻り休憩。その時に、清書をして責任者の方にお渡しした。　休憩後は灯篭の取り付け作業。押堀川入口からホタルを見る所までは、街路灯が無い。しかも車での侵入をお断りしている。見学時間は午後７時半から９時半までということで、かなり足元が暗い。そこで、道標となる様に灯篭が必要。　活動の冒頭に、現地を見ながら１４カ所に取りつけようと決めてあったので、作業はスイスイと進んだ。２カ所分だけ、竹製の灯篭が細いので、それを使わず予備の物を使うことにした。従って２カ所だけは後日責任者の方が仕事の合間を見て取りつけてくれるとの事であった。　竹の太さが無いと、ちょっとした横風を受けると、すぐに消えてしまうのではないか？　そうした心配をしたのである。何をやるにもなかなか奥が深い。そう単純には出来ないものと知らされた。　最後に、表示をどのようにするかを確認。Ａ３のケント紙。上段に「ホタル駐車場」。下段に「ホタルの会」。そして中間を広く開けて置いて、ラミネート加工をした用紙を現地に張り付けた時に、案内の矢印を油性マーカーで太く書き込むことにした。立て看板は既に責任者の方が３つほど用意したので、６月３日に用紙に書き込み、看板へ貼り付けることとした。　「平成２５年ホタル観賞警備のお願い」が上町ホタルの会長・役員名のもとに、文書として配られ手元に届いた。　日時：６月５日より６月３０日まで。　２５日間　　　　　午後７時３０分より９時３０分まで　場所：テント４名。大門橋入口１名　作業：来客の案内、安全の呼びかけ、ろうそくの管理等　　　　：土砂降り以外は、雨天決行 　警備を割り当てて担当するのは４５名。２５日間で一人３回となった。私は６月１０日（月）、６月１９日（水）、６月２８日（金）である。最も最後の６月３０日は片づけもあるので、役員全員が参加対象でもある。　ホタルが美しく飛び回り。来られた方が事故なく、楽しんでお帰りいただければありがたい。車の進入を制限するので、不便をおかけするが、ホタルの保護と、ホタルを楽しむためにはやむを得ない必要なこと。トラブルや無用の摩擦が起きないで、楽しく活動できることを願っている。　６月３日の月曜日に、都合のつくものが集まり、テント張りやもろもろの諸準備。最後の仕上げ作業。勿論参加するつもりだ。　「ホッ　ホッ　ホタルこい」   

  2013.05.28

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• 久々の本格練習

  　今朝の散歩は５０分。愛犬ソラを従え、ipod　touchを聴きながら通しで口演練習を行った。巌流島等の練習は、今日で４５２日を数える。もう間もなく、道半ばを迎えようとしている。速いものだと思うし、よくここまで来たものだとも思える。　風邪を患ってから、本格的に通しで口演練習をするのは初めて。思ったよりも全ての音域が出せた。とにかくよかった。しみじみ嬉しかった。　ただ、武田信玄をやっている時に、十分伸ばすべきところがあったが、気管支の所が若干咳き込むような気配がして、長く伸ばすことができず、途切れ途切れになる所があった。自分の感覚では全て完治と思っていたが、そうではなかった。　夜寝る直前の気管支の気配、ヨガのウッターサナの前屈をしている時の気管支の気配など、「おや？おかしいな？」と感じるわずかの部分に、病気の片割れが隠れていたのだ。まだまだ体力をつけるために、心配りしなければならないことを思い知らされた。　今朝の「あさいち」のゲストは宮藤官九郎氏であった。彼の言動で心ひかれたのは、高校の文化祭でのエピソード。中高生の頃は日常から笑いを取ることにエネルギーを注ぎ、高２の文化祭では漫談で受けを取り、その快感が忘れられず、高３では３０分の舞台を割り当ててもらえたという。その内容はビデオに残るとともに、当時の高校生の語り草になっているという。　現在の「あまちゃん」の高視聴率や、映画「中学生円山」の話題をさらう源は、この小さい時からの思い入れがあればこそと分かった。 　それに比べると、私の場合は全くの凡人。面白くもなんともない人物であった。まして芸能関係は全く関わりない生活。趣味もなかった。それがこの年になって、今の取組をしている。　不思議といえば不思議だし、遅いと言えば極めて遅い。まあ悪条件の中であるが、始めたからには、一歩一歩積み重ねる以外に道はない。   

  2013.05.24

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• 人情話一休み　　～～ブログアップスキル向上を目指す～～

  　さてさて、風邪を引いてからの、気力の衰えが著しい。ピーンと張りつめていた緊張感が、風船の空気がしぼむが如く低下した。その様になっても平然としている自分に驚いている。　さりとて、「唇に歌を！」の気分も湧き起こらない。したがってギターの弾き語りもほとんどしない。人間とは、ふしだらな、楽な方向に流れやすいことがよく分かった。　身体が本調子に戻るまで、一番癒されるのは、今盛んに咲きだした、バラの花を眺め、風に漂うバラの香りを嗅いで深呼吸をすること。バラを見学に来た人と、花について雑談することなどで、ゆったりと時間が流れていく。　午後は３時から、パソコンのスキルアップに挑戦。ブログを始めて以来、どうしても出来る様になりたいことは「複数の画像をまとめてアップすること」であった。ホームページなどではそうした画像が、ふんだんに見られる。　それをするには、それ相応の画像加工ソフトが必要だと耳にした。それを買うことはなく、何か方法はないか？「ペイント」や「Ｗindows　Ｌive　フォトギャラリー」等を色々調べてみたが方法が無かった。　先般シバザクラの写真をたくさんいただいた時に、４枚並べてスキャナーした時には、４枚組の画像として、楽天ブログにアップすることができた。これから、新たな意欲が沸き起こった。ひょっとしたら？何とかこれと同じ方法はないか？　今日一番先にやってみたのが、ワードでテキストボックスを４個並べ、その中に画像を挿入するＡ４版ファイル１枚を作ってみた。これを、保存する時に、Ｊｐｅｇで保存できればアップ可能。ところが、ＰＤＦやＷｅｂ形式の保存などに限られ、Ｊｐｅｇでは駄目なことが分かった。　思案の末にたどり着いた方法が一つあった。それを使うと画像としてアップできた。念願の課題解決。今回はバラの花を画像を紹介する時に、それぞれの花の四変化をまとめて紹介したかったのである。　これはｲﾝﾀｰﾈｯﾄを見ても、誰も紹介していない。情届士洋山の独特な表現方法。人間に、幼児期、青年期、壮年期、老年期と変化がある様に、バラの咲き方も、同様の時期に分類出来ると考えた。否その方がむしろ、その花の特徴が良くつかめるからである。　通常はその花の一番美しい姿が紹介されている。バラ栽培を始めた当初は、蕾か咲いたの違いをかんじるだけであった。だんだん深みにはまると、見えなかった姿が、よく見えて来るものである。　この様な強い欲求が存在していたので、スキルを一段アップさせることにつながった。明日からのブログに、そうした方法による画像がアップされている事であろう。　工夫した方法とは、ワード、テキストボックス、画像挿入までは同じ。　その画面を、「プリントスクロール」して、ペイントに張り付ける事である。プリントスクロールとは、キーボードの左下にあるファンクションキー（Ｆｎの文字を四角で囲んだキー）を押しながら、右上にあるプリントスクロールキー（Ｐｒｔ　Ｓｃの文字を四角で囲んだキー）を同時に押すことである。　それができたら、左下のスタートボタンを押し、ペイントをクリックする。ペイント画面が開いたら、その画面い対し、貼付けの指示をする。するとパソコン画面に現れていて画像が、そっくりそのままペイント内に表示される。　これをそのまま、Ｊｐｅｇで保存したのでは、不要な画面が同時に保存され、アップされてしまう。そこで必要な写真部分のみを、切り取りし、ペイントを新規に改め、そこへ、切り取った画面を張り付ける。　その画像に名前をつけて、Ｊｐｅｇで保存すればいい。これをブログにアップしたい時は、「楽天写真館にアップロードする」をクリックし、「写真を選択」をクリックし、マイピクチャ―を呼び出せば、その中に画像が載っている。　これから先は何時もと同じ方法なので、どなたもやっていることだ。まだ実際に明日のブログを作ってはいないが、必ず自分でも満足できる画像がアップできるものと思う！一つ新しい事が出来る様になり、なんだか嬉しい！子どもも老人も全く同じだ！   　　

  2013.05.20

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• ウッ。ウッッッー。声が出ない！　　～～健康が演芸の基盤～～

  　望みどおりに、のどの痛みが今朝消えた。一昨晩９時間半、昨晩９時間の睡眠確保効果。昨晩は腰痛を防ぐためにヨガのみを行って就寝。今朝は平常通りヨガとブルワーカーを実践。　睡眠で削られた散歩の時間は近場の３０分のみ。そこで「巌流島」の練習を行った。のどの痛みはなく、声も美しくはないが一通り何とか出た。絶好調ではなかった。多少いがらっぽい感じもしたが、発声を妨げるほどではなかった。　今日は長女の三女のお宮参り。１１時から写真館で記念撮影。お宮参りが終えた後は、みんなで会食。楽しいひと時だった。帰宅後は雨を幸いに、見逃した二日分の「武人時代」を見た。　午前中軒下に干しておいた洗濯物が乾かないので、２階に持ち上げ２５度の暖房にして乾かした。その中でぼんやりとビデオを見ていたのが良くなかった。のどの調子が低下していた。　夕食後、近場で愛犬散歩。朝できなかった「武田信玄」を唱えようとしたら、出だしの高音がいきなり出てこなかった。平素は楽々唱えられたもの。そこですぐにあきらめた。　帰宅後、喉を気にしている私の様子を見て、心配した妻が熱を測れと言う。明らかに自覚症状なし。それでもと勧められ測定したがやはり平熱の３６．５度。　その内に、ゴールデンウィーク明けに里帰りしている二女の７か月を過ぎた長男が風呂から上がって来た。妻が素早く着替えを済ませる。明るい笑顔と逞しいボディーの持主。もうつかまり立ちをするし、目を離すとハイハイをして素早く移動する。　そこで子守を私にバトンタッチ。素早くアコギを持ち出して冠二郎氏の「炎」を弾き語りした。昨日は、弾き語りをしながらアコギを上下させたり、歩いて近寄ったり離れたり、体をゆすったり、しながら演奏したので大喜び。　今日もと思って演奏したものの、矢張り声が出なかった。しかも通常の音さえ出ない。サビの「燃えろ燃えろ燃えろ――」は、高くもなく低くもない。それなのに出ない。前奏を聴いてから、目を見開いて耳を傾けていたのだが、伴奏のみとなってしまった。幸い娘も「燃えろ燃えろ燃えろー」のサビの言葉は覚えていたので、子どものために口ずさんでくれた。　声が出ないとはなんと情けないことであろうか。仕方がないので粋がらずに無理をしないで１曲１回で終わりにした。演芸の基盤は健康であると今日はつくづく思い知らされた。　入浴後、ビタミンＣのカプセルを３個出してくれた。蜂蜜も大さじ３杯。それに妻手製のカリン酒も飲ませてくれた。我が伴侶の思い付きも実行力も、情届士洋山にとっては極めてありがたい。感謝しつつ一刻も早く、健康を取り戻そう！   　

  2013.05.11

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• アメリカンアイドルに学ぶ　　～～シーズン１２～～

  　土曜日、日曜日の夜はＣＳ放送　ＦＯＸTVのアメリカンアイドルを夫婦で楽しむ。今回はシーズン１２。終盤にさしかかり、トップ４が揃い。いよいよ今週末はトップ３の選抜となる。　残っているのは全員女性。アンジ―、クリー、アンバー、キャンディス。今までに、シーズン８あたりから見ているが、この様に女性のハイレベルの戦いは珍しい。誰もが優勝候補。素晴らしい実力を持っている。　アンジ―は本格的の音楽を学んでいるらしく、ピアノの弾き語りをすれば向かうところ敵なし。しかもレベルの高い自作の歌をたくさん持っている。　クリーは、審査員曰く「カントリー歌手」。アメリカではカントリーは絶大な人気があるという。日本でいえばどんなジャンルになるのか？ともかくじっくりと歌い込む。ロックも得意。しかも声がきれい。　アンバーは驚異的な音域の広さ。しかもスタイル抜群。マライヤ等の有名歌手の難曲を難なく歌いこなす。当初は実力に比してファン投票数が少なく苦労していた。　キャンディスは声量抜群で歌がともかくうまい。どんな歌も歌いこなす。小さい頃から、教会の聖歌隊で歌って来たと言う。４人の中では最年長。　私は、アンジ―とアンバーが決勝を争うのではないかと思っていたが、この間の放送ではキャンディスとアンバーがワースト２となっていた。この得票数は次週のカウントに積み重ねられるという。　　審査員は今回は４名。そのうち３名は今シーズン初。審査員の中心人物として、数多くの審査を行い、多くのアイドルをこの世に送り出してきたランディー。善し悪しがハッキリしていて、専門的で、多角的な面から意見を述べる。　現役の歌手として絶大な人気を誇るマライヤ。欠点よりはその人物の長所を見つけ自己の経験を照らしてコメントを述べる。正に文部科学省が求める人物評価のお手本。　ギターを弾くロック歌手のキース。有名美人女優を妻に持つだけに、ハンサム。そのコメントにも、温かな人柄がにじみ出ている。　毒舌的なコメントを、時には吐き出すニッキ―。独特のコスチュームで身を飾る。善し悪し、好き嫌いがが極めてはっきりしたコメント。ランディーであろうがマライヤであろうが、時には全く正反対のコメントを平気でする。物怖じない。自分の意見に自信と確信を以て番組に臨んでいる。 　この個性豊かな審査員が異口同音に言う言葉がある。それは「歌に感情を込めろ」ということである。歌を上手く歌うだけでは、人の心をつかむことは出来ない。歌詞の意味を良く理解し、その言葉の中に自分自身の感情を込めて行かねば、決勝まで残る事は出来ないし、真のアイドルにはなれないと口を酸っぱくして語る。　このことに関しては、私が取り組んでいる、人情話にも、全く当てはまるもの。私が歌を聴いてかなりいいと思っても、専門家に言わせるとまだまだという。浪曲もまさにそうであろう。「感情を込める」口でいうは簡単だが、「やるは難し」。日々の心掛けと、修練の積み重ね以外に、その扉は開けない。　今シーズンは、ジャッジは一度も救済処置の権利を行使していない。もうここまで来たら、ファン投票の結果にゆだねていくのではないかと感じている。 　このアメリカンアイドルを視聴し続けるにつけ、他にも大いに学ばされることが多い。　自分の夢を持ち、それを実現するために挑戦し続ける。　難しいことにも、全力全霊でぶつかる。　恥ずかしがらず、自分をさらけ出す。　コメントを生かし、自己の能力を伸ばす。　「若すぎる」は死語。１６歳ぐらいから堂々とチャレンジ。 　今回のベスト４のメンバーの中では、アンバーが驚異的な成長を遂げた。予選の時には、不安も見せていた若者が、今はプロの歌手に匹敵する自信と態度を示し、審査員の前の舞台でキラキラとした輝きを見せている。夜も十分には寝られないくらいの努力をしているのだろう。それにしても、成長していく姿を見るのは、嬉しく感動的でもある。 　この様に、若者が、ひたむきに、挑戦し続ける姿を見るにつけ、自分も「よし、頑張ろう」という気持ちが湧いてくる。全く以て有難い。素晴らしい番組である！   

  2013.05.08

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  忘れ防止作戦　　～～日課への位置づけ～～

  　心配していたことが現実となった。以前覚えていた出し物が途中から思い出せなくなっていた。無理もない約１年間ほとんど語っていないものが多かった。　四代目天中軒雲月氏の「巌流島」と「武田信玄」が今日で４３２日目の修業。夜は新しい出し物として、春日井梅鶯氏の「赤垣源蔵」と「雪の南部坂」それに二代目京山幸枝若氏の「会津の小鉄」を繰り返し練習していた。　　源流島に取り組むまでは、朝の散歩時に、覚えていた出し物の頭出しを必ず全部していた。それによって忘れることがなかった。だが１年経ってしまった今は、相当頭の中が痛んでしまった。　まあ記憶能力の容量がそれだけ少ないのだから、自然現象ともいえる。意図的に何か取り組まない限り、新しいものを取り入れれば、古いものが消えて行くことは自然なのである。　でも不思議なもので、節回しさえ覚えていれば、言葉がどんどん再生される。だから記憶の手掛かりとして、１曲を初めから最後まで聞く事を定期的怠らずに実践すれば、出し物の数が増えていくであろう。　そこで、昼間の時間帯に、これを組み入れるスケジュールを作ってみた。今まで覚えていた出し物で、朝晩に練習しないものを、リストアップし、曜日に当てはめた。　ipod　ｔｏｕｃｈに収録してあるものは、作業をしながら聴く。収録していないものは、テープ起こしをして記録したファイルを見ながら、通し練習をする。ちなみに今日は土曜日であるから、初代広沢虎造の「忠治ふたり」。これは収録してあるから、これからの午前中のバラ水遣りの作業時間帯に聴く。　現在朝晩に取り組んでいるもので、その対象でなくなったら、第２週目の「阿武野松緑之助」以降に当てはめる。先ず火曜日、次の曲は水曜日という具合である。　１週、２週は月の第一、月の第二という意味でなく、２週目が終わったらまた１週に戻るという意味である。　ボケ対策も色々と大変である。  

  2013.05.04

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  ホタルの会の活動　　～～第２回目の参加～～

    「世のため人のために」が第二の人生のモットー。情届士洋山は人様に喜んでいただく活動をする。その一環として、上町ホタルの会の活動に参加を始めた。　４月２８日。第４日曜日に、今年２回目の参加をした。年間当初の予定は彼岸花植え。これは第２日曜日に既に終えたので、初めの１時間は川に生えて背丈を伸ばしている草を刈ることになった。 　私は長靴、手袋の準備はあったが、草刈鎌を持参してないので、前回と同じでカワニナの移動を手伝った。３年前に作った圃場から、今年新設した圃場への移動である。水中にいるカワニナを１匹ずつつまみ上げて、バケツに移し、それから新設の圃場まで運んで行って投げ入れて来るのが仕事。　約１時間で、４００匹ほどのカワニナを移した。私と同じ作業をした人は３～４名で、残りの方はエンジン付きの草刈り機を持ち込んで一斉に草刈りをした。背丈が１ｍ以上にも成長したヨモギなどをはじめ、あっという間に広い河原が綺麗になった。  　１５分くらいの休憩をはさんで、後半は灯篭づくり。生後４～５年位の太い、もうそう竹を利用して作る。私は不器用なので、一人カワニナ獲り。後半は約３００匹ほど。　でも不思議。シートにへばりついていたカワニナを獲ると、そこに生じた空間を埋めるが如く、他のカワニナが這い上がってくる。池の中央も、シートにしがみつくのも、同じ水の中。何故だろう？彼らの生態とはいえ、何か利益になることがあるのだろう。　水生昆虫に詳しい方に聞いてみたら、まだそこまでは分からないとのこと。ただ、水温の差や水中の酸素濃度に関係があるのではないかと示唆を戴いた。水槽に飼っていると、水面近くに来ることが多いそうだ。　このカワニナを餌にして、ホタルの幼虫が成長し、やがて光を放って飛びまわる。そう考えるとこのカワニナの作業も単調だが、楽しい。押堀川のホタルは源氏ホタルだけ。他の地域の様に平家ボタルがいると、タニシなどの他の餌も必要になる。　私以外の方々は１時間ほどの間に、１５個ほどの灯篭を作り上げた。さすがに手先の器用な方は違う。ろうそくに火を灯してみたら、消えずに燃え続ける。　橋の手前から河原に下りる道があるが「大門ふれあい通り」と書いてある立て札があった。ホタルの圃場近くの駐車場まで、数百メートル。河川敷きなので、もちろん街路灯はない。ホタルの乱舞する夜は、車の進入を禁止する。そのために、真っ暗な道を歩いてくる方々の道標となるためである。　竹の円周の４分の３を残して風よけに。下に砂を入れ、小枝を切り落として作ったろうそく立てを、その砂の中に押込んで安定させたもの。灯篭の上部に、ドリルで穴を２つ空け、フェンスや立ち木等に縛り付ける予定。  　今日は、３時半に作業が終了した。この会の活動は地元の方々の理解を得るとともに、喜んでもいただいている。きれいになって嬉しいと、わざわざねぎらいのお言葉やお茶菓子などをお届けいただくこともあるので・・・・。　当日の午後７時から、のホタル観賞に備え、役割分担の話し合いを公会堂で行った。利点は鉄道駅から下りて徒歩２０分くらいの近い所でホタルが鑑賞できる。半面、まだ始めたばかりなので、世間に余り知られてないこと。ＰＲ不足！　今年は６月５日から、６月末日までの夜間、役員等が現地に出て、対応をすることとなった。ホタル保護のための車の進入規制、駐車場の案内、灯篭への点火、鑑賞の案内等が主な役割となる。　常時活動に参加しているものは少数。常時３名が顔出しするだけでも、一人が５～６回を分担する。現地で対応できる人数は多い程良いので、会員登録をして頂いている方々や、会の趣旨に賛同していただける方々にも、お手伝いをお願いすることにした。　良いと思ってやることでも、みんなが気持ちよく出来る様にするためには大変難しい。あくまでも、ホタルの保護育成と素晴らしい環境づくりを主眼に活動を続ける事が、この会の大事な趣旨である。　幸いなことに、この地区の湧水の水温は比較的温かく、カワニナの生育条件に好ましいという。購入するとキロ５千円もする高い物。ここでは、どんどん繁殖するというから、追加購入の必要が無いという。だからこそ住みやすい環境を整備し続けることが肝要となる。　ホタル観賞に向けて、組織的で本格的な取組をするのは、今年初めてとのこと。何はともあれやって見なければわからない。どうか、源氏ホタルの群舞する光景が、多くの方々に楽しんでいただけるように、なって欲しいものだ！   

  2013.04.30

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• 武田信玄　　～～gogo作戦の続編～～

  　昨日は４月２５日。末尾が５の日は、gogo作戦の日。即ち朝の散歩時には、アカペラ練習は行わず、ipod　touch　で聴くのみ。自分の記憶していたことが間違いないかを確かめるために。そして、その日の内に本番モードで口演してみる。　前回は最後の最後で失敗。だから今回は二つのことに留意して口演してみた。　<１>　初めから最後まで、武田信玄の世界に浸りきること。即ち、話の流れにのって行き、主人公や登場人物の気持ちになりきること。簡単な言葉では、「気を散らさない」ということだ。　<２>　節をつけて、状況を説明していく部分に於いては、四代目天中軒雲月氏の「キー音」と一致させるのことに囚われず、自分の口演しやすい音の高さで、「出だし」を整える。 　実践の結果は、「好ましい」ものであった。最後まで気持ちを集中させることができた。だから、話が途中で飛んでしまったり戻ったりすることが無かった。また言葉を度忘れして、言葉が詰まったりもしなかった。　また、出だしの音が高すぎて、あとが続かないこともなかった。勿論低すぎて駄目なこともない。ごく自然に順調に流れていった。音の変化で、原作の雰囲気を壊すことも感じなかった。　所要時間は２５分０３秒。今までの本番モードより１分ほど早く終わった。台詞廻しの部分が流暢な様な気がした。今回の本番モード練習は、はじめて納得いくものに仕上がった。二つの留意点が良い方に生きていたと思われる。　今後も心を戒めて、この観点で精進していくつもりだ。  

  2013.04.26

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• 武田信玄本番モード練習　　～～最後の一歩？～～

  　１５日のgogo作戦日に本番モードの練習ができなかった。今晩はそれをやってみた。今日で「巌流島」「武田信玄」の朝練習が４２０日目となった。ここ１か月は、朝練習でipodを聞かず、アカペラの発声を通している。ために、すらすら展開できていた。あちこちへ迷い進む数も減っていた。どのくらい出来るか楽しみだった。　その結果は・・・。所要時間２６分１８秒。大きな声で、たっぷりとできた。展開もすべて間違いなくできた。週末に近づけば近づくほど、納得する口演ができる期待が湧いた。　最後の結末はこの様な文言である。　「してやったりと謙信は、隊を離れてただ一騎。颯の如く鞭をくれ、信玄目指して太刀振り振り、武田陣屋に切り込みしが、何を小癪な謙信と、床几に掛ける信玄は、右手に持った軍配で、ガシとばかりに受け止める。」　「龍は雲を呼び、雲龍を呼ぶ。川中島に龍虎討つ。果てしないまま定めは如何に。戦国時代の物語。武田信玄物語」 　私の口演中の心境は、まさにこの最後の文言の「してやったり」であった。初めて最後まで納得いく口演ができる。声を出すにも増々力が入る。　然るにである。「してやったり」のキー音の高さが、いつもの音より高く出てしまった。「おやおや？」と思いつつ・・・・。「ガシとばかりに受け止める」の所で、ファルセットでない高音が無理に出てしまう羽目となった。そこから先は竜頭蛇尾の如く。一番最後の、聞かせるべき所が、しぼんでしまった。　最後の最後に失敗したのである。勿論集中力が途切れたことが原因。川中島の決戦の謙信と向かい合っている信玄の気持ちから離れてしまった。口演をしつつ、自分の心の中をふと覗いてしまった。　今日の練習を終えて、木登り名人の話をしみじみ思った。名人は、決して怪我をしない。怪我をしないように注意して登り下りをしている。「何処の場面を一番気をつけているか？｝。その答えは「最後の１歩」だそうだ。　最後の１歩を確実にこなしてこそ、人様に喜んでいただけるようになる。そう考えると、まだまだ先は遠い！   

  2013.04.22

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• 武田信玄を再び手に　～～新田次郎第三巻～～

  　「武田信玄」を再び手にする、時間余裕と気持ちが一致し、幸いなことに市立図書館で借用することが出来た。この本は書庫で眠っているために、探して持ってくるのに何時もの時間がかかるのだが、今日はほんの数分で、手元に届いた。　2時間ばかり読書に取り掛かった。東側の庭の一角。貼って仕上げたばかりのタイルのスペースに、アウトドア用のと机と椅子を置いた。そこは午前中で家屋の日陰となり、涼しい所。今日はそよ風が吹いて気持ちよかった。　今日の内容は、信玄が京を目指して進軍するための条件整備といよいよ出発に差し掛かったところまで。　まず留守中に上杉謙信が信濃に攻め込まないようにするために、越中の一向宗徒動かすとともに、越中の豪族椎名康胤を動かし謙信を越中にくぎ付けにすることに成功した。浅井朝倉との連携も整い、後は信玄の出発を待つばかり。　だが信玄の体は、労咳に蝕まれ、容易ならざらぬ状態。場合に寄っては、我が身を甲斐に置いて、武田軍のみが京に進軍する最悪のシナリオまで自ら描いていた。食欲が進まず、熱が出て、軍議も家臣団に任せきり。　医師の御宿監物が懸命の手当てをするが一向によくなる気配がない。軍議や諸般の情勢は勝頼や山県昌景と話し合って、よく理解できているが、体が動かない。この状況打破のきっかけとなったのが、「栃餅」だった。　ここは大変興味深かった。奥飛騨高原郷城主江馬時盛からの使者が古府中に到着。西上の軍を発するに当たって、お祝いの栃餅を持参した。奥飛騨では真に縁起の良い品であり、蜂蜜をつけたり蜂蜜で煮て食べると、滋養強壮になっているとの品であった。　甲斐にも栃餅はあったがまずい食べ物。飛騨産の物はあく抜きされた大変おいしい物であった。これを食べた信玄は、食欲も進むようになり、元気回復。直ちに京にのぼる決心をした。　（最近は、栃餅が手ごろに手に入り、時折食べる事もあったが、この様ないきさつがあったとなると、また食べてみたくなるのが不思議である。今度は、蜂蜜をつけて食べてみよう）　家臣団の考えは西上は三路の内の一つで。信玄の考えは違った。三路邁進策であった。家臣団もそれに納得。元亀３年９月２６日に伊那の秋山信友を大将として兵３千を美濃へ向かわせ信長を牽制、９月２９日には山県昌景を大将として兵５千が三河へ進入し暫時南下をして本隊と合流、１０月１日に信玄が兵１万２千を率いて遠江へ進軍することが決まった。　今日はここで本を閉じたが、興味深い展開となって来た。新田次郎氏は天下の英雄の最後をどのような形で幕を閉じて行くのか、その筆先が楽しみである。   

  2013.04.18

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  上町ホタルの会の作業に参加

  　今日は４月１４日の日曜日。朝から花火。羊山公園では「くずのは稲荷」様の御祭り。これ以外にもあちこちで花火が上がった。別所丘陵にある矢尾さんの「酒づくりの森」では、５００円でワインや吟醸酒などが何杯でも試飲できるという催しもある。　私は情届士洋山として、午後１～３時までホタルの会の作業に参加。総勢１１名。殆どが顔馴染み。皆さん、還暦前の私として見ているが、そんなことはお構いなし。私の意識の問題。最初の３０分の作業で、暑い陽気に汗がだらだらとなってしまった。　作業の内容は３通りあった。駐車場周辺に大滝産のカエデを植えること。同じく周辺に彼岸花を植えること。「カワニナ」を水の中から拾い上げて、他の場所に移すことであった。 　まずは楓の移植。河川を埋め立てた所だから、掘っても掘っても石ばかり。丸スコップを持って行ったが、スコップの先が刺さらない。ようやくのことで穴を掘り、そこに苗木を立て、他所から土を運んで植えつけ、水をかけて完成。２０本近くの苗木があった。２０年後には、鮮やかな紅葉を楽しませてくれるはずだ。 　続いて、彼岸花の球根の移植。河原に自生していたものをたくさん用意して戴いた。一つの穴に球根を２０個ほど投入。大きな麻袋に３袋もあった。この穴には他所から土を持って来て入れるような丁寧なことは出来ない。石だらけの土でも大丈夫とのこと。その内に、たくさんの花が連なって咲くようになるのが楽しみである。  　ところで、これは何だかわかりますか。初めて見た時には、いったいなんだろうと、思わず首をかしげた。 　難しいでしょうね。だが、これならばわかる。緑色の葉がキャベツで、黒い物がホタルの幼虫の食料となる「カワニナ」。 　そうです。三つ目の作業は、カワニナを水の中から拾い上げて、新しい場所に移す事。ここはビオトープ。カワニナの圃場。ここでホタルの幼虫がカワニナを食べている。  　よく見ると、水面の中でシートに付着しているのが見える。川底は暗いので、黒色の巻貝であるカワニナは見つけにくい。 　大きい物は１ｃｍ以上に育っている。このうち、大きい物だけを拾い上げて、新しく今年作った３つの池に入れ替えるのが今日の狙い。分かりやすい様に、バケツに移す前に手のひらに乗せてみた。 　なお、カワニナの生態については、「愛知ホタルの会」のホームページが分かりやすく書かれていた。　　カワニナの生態　　こちら　→ 　ホタルの幼虫の生態については、「大分発のホタル情報」が分かりやすい。　こちら　→  　会員の方から、カワニナの住む池に、外来種の「カワニナもどき」がたくさん生存している事が報告された。三つの池に段ボールを沈めて放置したら、それに１万数千匹もついていたとのこと。ホタルの幼虫が、カワニナと間違って食べると良くないとのことであった。　正しい名前は、コモチカワツボ。親貝になっても５ミリ未満とのことであった。ちなみに、段ボールに付着していた、この貝を手に取って写してみた。これでもう親になっているという。輸入されたウナギの稚魚などと一緒に来てしまったと教えていただいた。  　ホタルの幼虫は、自分の体より大きくなったカワニナは食べないとのこと。カワニナの稚貝とこのコモチカワツボとの見分けは難しいと聞いた。でもカワニナ育成のリーダーとなっている方から、「これをすべて取り除く秘策がある」と教えていただいた。後日どんな方法が示されるのか楽しみである。  　圃場になっていた所には、自然の湧水があるが、季節によっては枯れてしまうことが分かったという。そこで現在はずっと上流にある湧水を塩ビ管で導いて、新鮮な水が絶えず流れて居る様に工夫したとのこと。素晴らしい！ 　この３年間の中で、いろんな方が力を貸し、また知恵を出し合って来たことがよく分かった日となった。   

  2013.04.14

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  ホタルを育てる活動への支援：始動へ

  　ホタルを育てる活動。その飛翔する姿を見て人々が喜ぶ。これも、ある意味では世のため人のための範疇となり、情届士洋山の精神と合致する。　新年度の第1回の活動日は4月14日の第2日曜日。彼岸花を植える予定であると年間活動計画を頂いて知っていたが、詳細は分からなかった。気になっていたが、理事長さんと行き逢って、動きが分かってきた。　当日は、午後1時から活動で現地集合。　用意するものは、スコップ。移植ゴテではない大きい物。　長靴と作業用の手袋。 　ホタルが飛翔する水辺に曼珠沙華を植え、人が集える美しい場にするためとの事。今回は水の中に入ることがないので、ズックでも活動は可能だそうだが、早速長靴を購入して備えておこう。 　話変わって人情話は、今朝の練習で408日を終えた。「巌流島」と同時に習っている「武田信玄」も最後の所まで、しっかり終えられるようになってきた。　ただし、愛犬を連れての散歩の様に、一瞬でも集中力が途切れ、ストーリーから意識が離れると、別の所に話が展開してしまうようになった。　この理由としては、節回しのある所の歌い出しがよく似ている部分が繰り返し出て来るからであろう。初めは気がつかなかったが、覚えてみると確かに良く似ている。間違っても当然かもしれない。　一つの話が20位の駒で成り立ているとすれば、それを順序正しく取り出して並べて行かねば語れない。よく似ている駒があると間違える。細かく注意を払う必要がある。語りの場合には、頭の中に次から次へと話のシーンを思い浮かべながら語って行かねばならない。そうしないと、正しい展開が継続されなくなるのである。　最初の段階では、ただ単に覚える事で必死であったが、覚えてしまうと、また違った悩みが出て来るものと感心させられた。　何時になれば、間違った駒を拾わずに話を展開させていくことができるのやら。予定の4割に到達しても、相変わらず足踏みを続けている今日この頃である。  　I lira．　How?　My lonely figure.  　It is the day when an AZU mom returns to Japan today.　Meeting is long in coming.　I am well till then.   

  2013.04.10

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  gogo作戦　武田信玄挑戦結果

  　昨日は4月5日。5のつく日は、gogo作戦の日。本番モードで出し物に挑戦し出来具合を確認する日。武田信玄に再挑戦した。なかなか難しい出し物で、これで良しとなったことがない。　さてその結果はなかなか感じが良かった。すらすらと言葉が湧いてきて、メリハリもついて気持ちよく進んだ。最後の最後、終末になって一つとちってしまい、パーフェクトとはならなかった。所要時間は27分57秒。初の27分台。　　スキーでいえば、リフトを降りてから急斜面をウェーデルンで気持ちよく滑り降りて緩斜面に下って来てから山回りでストップをしようとしたら、最後に尻もちをついてしまった感じ。体の疲労も回転のリズムも心地よいものが体に刻み込まれた様なものであった。　もう一息の精進。また作品に取り組む意欲が湧いてきた。   Postscript　Yes! Azu．I lira. I am cheerful.How about that?I was completely already used. I am all right.I wash my hands with a shower and I dry with a dryer and am.In a small place, I get along well.All are in good health.Be careful about a body.   

  2013.04.06

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• 雪の南部坂　　～～テープ起こしに挑戦～～

  　春日井梅鶯氏の浪曲「雪の南部坂」。これも忠臣蔵のシリーズ話。「赤垣源蔵」の習得がほぼ済んだので、忠臣蔵の大作に挑戦する事にした。今度は登場人物も、語られる内容も格段に多く難しい。誰でも概略は知っているが、細かい事は殆ど分かっていないだろう。　特に後半の、四十七士討入の場面では、格段に難しくなってくる。愛用のipodminiを紛失してしまい、プレゼントしてくれた娘に済まなかったが、もう一つのipod　touchを今度は使ってみる事にした。これも半年前程に娘がプレゼントしてくれたもの。　今日の午後、この作業に取り掛かったが、結局できたのは前段だけであった。討入当夜、大石内蔵助が浅野内匠頭御後室瑤泉院を浅野家屋敷に尋ね別れを告げるまで。　本日の討入りを口にする事は出来ず、大阪に赴き武門を捨てて小間物屋を始めるとのこと。余りに意外な言葉に瑤泉院は驚き、殿の恩義を忘れたかとなじる。いつも見慣れぬ一人の女の存在に、本当の事は最後まで明かさなかった内蔵助。　戸田局が内蔵助を見送るが、瑤泉院のお身の上をくれぐれも頼む内蔵助。　彼が去った後、内蔵助の残した袱紗包みを盗もうとした女を戸田局が取り押さえ、瑤泉院の所まで引っ立てる。夜が白々と明けようとする頃になり、足軽寺坂吉右衛門が瑤泉院に御目通りと罷り越す。　文字に表せばこれだけの事だが、ここに至るまでの人々の心情は胸を打つものがある。幸いなことに、難解と思われた昔の言葉遣いも、今迄の既知で滞りなく入力する事が出来た。ここまでの段階では、案ずるよりうむが易しであった。　だが予想以上に時間が掛かってしまった。一つはipod　touchの使い方に不慣れであったこと。二つ目は、内容が難しいからだった。　残るは、寺坂が瑤泉院に語る、討入当夜のドラマチックな展開。非常に速いテンポで語られるこの話は、テープ起こしをするには誠に難しいものなるであろうし、書き込む内容も相当多くなるに違いない。　また後日、たっぷり時間を取って、挑戦してみよう。   

  2013.04.02

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  go　go　作戦！　３月２５日の結果

  　今朝の朝練習で、「巌流島」千日の稽古が３９６日を迎えた。間もなく４００日に達する。「数討ちゃ当たる！」にならぬよう、戒めながら今後も進もう。　さてgogo作戦の結果。「武田信玄」を日中、四畳半にて本番モードの挑戦。時間は２７分０５秒であった。時間的には何回やっても、ほぼ同じような時間で終わっている。また感情を込める度合いも、以前よりはメリハリがついてきたようだ。　だが相変わらず、数か所、すらっと出て来づらいところがある。「武田信玄」と言う出し物が、物語が起伏に富んでいるだけに、それだけ難しいのかもしれない。以前何でもなく通り過ぎたものが、突然不安定になってしまう。なかなか１００％すらすら言葉が湧き上がって行くようにならない。まあ、あきらめずに、じっくりとその作戦を続けてみよう。  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー大友一夫氏作「秩父カルタ」紹介の続き　す：棲み絶えた、狼眠る、三峰山　　　　（すみたえた　おおかみねむる　みつみねさん）　「この読み札の解説」（原文のまま）　三峰神社は、日本武尊が吾妻巡鍚の折り、伊弉諾尊、伊弉なみ尊を祭ったのが始まりであるが、そのご眷属は、日本武尊を導いた狼である。三峰神社の博物館には、日本狼の毛皮が飾られている。　氷川（秩父・三十槌）　大友一夫写真集「罔象」より　（三峰神社を山頂に抱く、大きなお山の山裾が荒川と接する所に、この三十槌の崖がある。いわば三峰山に降り注いだ雨が、長い時間をかけて崖から水滴となって流れ出し、冬期に芸術的な風景を作り上げていることになる）   　 

  2013.03.29

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  林家たい平師匠独演会

  　昨日、お誘いを戴いて、横瀬町にて林家たい平師匠の見事な演芸を楽しんだ。林家たい平師匠後援会独演会でのことである。　師匠は毎週日曜日に、TVの笑点で小遊三師匠と大月・秩父舌戦をしたり、円楽師匠に組してブラック団の一員にもなっている。声色にもふんだんに挑戦し、メンバー中で最若手ながら大活躍。　また、秩父市の観光大使にもなっている。この機会に師匠のブログを覗いたら、母校武蔵野美術大学・芸術文化学科の客員教授にもなっていて驚いた。中学生頃のあどけない姿を見聞きしているだけに、師匠の下に住み込み、学び盗んで身についた芸の重みを改めて再認識させられた。今や秩父の有名人として大活躍。　林家たい平師匠の生の演芸を見るのはこれが2度目。一度は後楽園ホールでの笑点の公開録画。今回の独演会は演目の紹介がなく、師匠の出し物は「おたのしみに」との事だった。　約2時間の中で、弟子の「林家あずみ」さんの三味線漫談、そして「たい平師匠」の演目が2本だった。　まず初めに、林家あずみさん。たい平師匠にお弟子さんがいて活躍しておられることを全然知らなかったのでびっくり。若くて器量よし。三味線漫談と言う新しい分野を開拓して挑戦している事に2度びっくり。三味線のお師匠さんの所に通っての御稽古が3年目との事。　「唐傘」「ギッチョンチョン」「和藤内」等5曲を演奏しながら唄った。漫談は青函連絡船、関ヶ原の戦い、写真写り、清水寺の縁結びの神、舞子の名刺などを題材にして、時折師匠をも話の俎上に乗せながら、軽妙に話されていた。時間にしておよそ15分から20分間。今後一層の活躍が期待できる・・・。　　　いよいよ真打登場。林家たい平師匠。１本目の演目では「枕」をたっぷりと披露いただいた。　愛弟子、横瀬町ユルキャラの「ブコーさん」、中野・哲学堂の桜、異常な出来事（河口湖、大月止まり）、木久蔵と春の宮島、山梨学院駅伝選手で顔の黒い人、小４の息子と鶏の有精卵、美人の基準変遷、母の耳鼻科話等が時のたつのも忘れるほど流暢に続く。　演目は何とかしてただ酒にありつきたい男の話。恐らく「子ほめ」と言う演目ではないか？師匠の話に聴衆は引き込まれ、一旦笑いだしたら、止まらない。お客を自由自在に引き込んで行く様を目の当たりにした。　高座への入場、着物さばき、お客様への一礼など、ピタッと決まって一分の隙もない。地元に戻って来ての演目に、全力投球の気配。枕から演目に入る時に羽織を脱衣し、見事な後ろさばきが行われた。　二人の登場人物の会話に入るや否や、丁々発止の言葉づかい。聴衆の笑いが高まるにつれて、身振り手振りや、表情、視線、指先の演技に至るまでどんどん高まって行く。凄い！40分弱の時間があっという間に立ってしまった。　15分の幕あいの後に、2本目の演目となった。　「枕」はいきなり歌丸師匠をだしにして、御客全員の度肝の抜く。あとは笑点メンバーの年齢と薬の話題。続いて声色の披露。滝口順平、大滝秀治、田中真紀子、安倍首相、麻生太郎等の及び研究熱心さが滲み出ていた。　演目は歌舞伎好きの馬鹿息子の行動を何とか改めさせたいと言う御主人やそれに関わる人々の話。恐らく演目は「七段目」であろう。市川団十郎の声の出し方、中村福助の声の出し方などを面白おかしく織り込みながら、歌舞伎好き人間の素性を紡いでいった。歌舞伎の世界についても相当造詣が深くないとできないお話であり、芸の幅、人間性の幅を見せつけられた一時であった。これも40分弱のお話で、あっという間に時が過ぎた。　想像以上に楽しく、洋山にとって有意義な一時であった。この機会をもたらしていただいた、妻の友人に感謝感謝！林家たい平師匠のさらなるご活躍と御健勝を祈った次第である。  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー大友一夫氏作「秩父カルタ」紹介の続き　ふ：普寛様、木曽王滝に、道開く　　　（ふかんさま　きそおうたきに　みちひらく）　「この読み札の解説」（原文のまま）　普寛行者は、享保十六年、大滝村落合で生まれる。始め江戸で剣の道を志したが、ある日悟るところあり、三峰山で天台宗の奥義を究め、修験者として全国を遍歴。寛政四年、木曽御嶽に登り、王滝口を開く。この山で腹痛を催したとき、雷鳥に導かれた所の薬草を口にして病が癒えた。後、この薬草に種々の生薬を加え、木曽御百草が作られる。  木花咲く（奥秩父）　大友一夫写真集「空居」より　（この写真は、読み札とは直接の関係ありません）   　

  2013.03.25

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  惰性に陥らないために！　　～～朝の練習法の一部改善～～

  　毎朝の愛犬散歩を兼ねての、四代目天中軒雲月氏の浪曲「巌流島」の練習が、今朝で通算３８８日となった。千日の修業まで、残り３分の２弱。　今まで、ipodを流し、それに自分の声を重ねて練習してきた。これが巌流島を我がものにするためには大変良い方法だったが、同じことを繰り返している内に、マンネリになって来た様な気がする。と言うのは前日よりも少しずつ進歩するはずなのが、「かえって退行しているのではないか」と疑心暗鬼に陥る事がある。　「go　go　作戦」と名付けて、５のつく日は朝以外の時間で、本番モードで口演をする機会を持つことに取り組みだしたばかり。　それに加えて、数日前から、朝の散歩の練習にはipodなしで、自分の音声だけで口演しながら歩く事とした。と言うのは、言葉も、リズムも、音程も体に沁みこんできているので、他の音声を頼らずとも、自分で出来るからである。　自分だけの方が感情移入も行いやすい。ただし、誤ったままで覚え込んでしまう恐れがあるので、gogo作戦当日の朝だけは、ipodと併用して、覚えている事が間違いないかどうかを確認する様なシステムとした。　惰性からの脱却。それが今の私の課題である。 　 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー大友一夫氏作「秩父カルタ」紹介の続き　し：私心ない、如常称える、聖人横丁　　　（ししんない　にょじょうたたえる　せいじんよこちょう）　「この読み札の解説」（原文のまま）　秩父聖人と呼ばれた井上如常は、文化八年大宮郷に生まれる。江戸に出た如常は石門心学をはじめとする諸学を学び、遊女を含む庶民を教導する。安政の震災後は、堕胎を戒め、孤児院設立に奔走。明治初年、大宮郷戸長となってからは、自宅に戻ることは滅多になく、寝食を忘れて、秩父郡民のために尽くす。墓は慈眼寺にあり、その前の通りを聖人横丁と称する。 谷紅葉（秩父・中津川）　大友一夫写真集「空居」より　（この写真は、読み札とは関係ありません）   

  2013.03.21

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  go　go　作戦は　不発弾のまま

  　以前いきなり本番モードで武田信玄に挑戦したら、１００％の出来とは言えず、７～８割程度の物になってしまった。聴いていただく方がいたならば、御聞き苦しい所がしばしばあったことになる。　そこで前回の反省で考えたのが、go　go　作戦。ただ単に毎日IPODと一緒に語っている練習だけではなくて、定期的に日を決めて実戦形式、本番モードの練習をする。５の数字がつく日にやれば月に3回ほど本番モードが味わえる。そうすれば、良い結果が出て来るはずである。　こう考え付いたのが2月中のこと。それでは3月から取り掛かろうと思ったが、3月5日にはやっていない。3月15日にもやっていない。やらないというよりも、思いもつかなかったというのが実情にあっている。　それだけ覚悟が乏しい思い着きであったのだろう。今日go　go作戦を思い出し、25日を待たずに15日の分を本番と同じ様にやってみた。　感情をたっぷり注入し、伸ばすところは伸ばし、テンポの良い所はスピーディーに語りながら口演し、ストップウォッチで計ったら27分5秒だった。口演に要する時間はほぼ良い感じ。　問題は、１００％の出来には程遠いもので、前回よりも乏しい内容。言葉が自然につながって浮かび上がらないところがあったし、音程が不安定になったところもあった。あれからさらに毎日練習しているのに、その練習の成果が出ていないことになる。「惰性でただ単に流している状況に陥っている」との反省が必要である。　これでは「千日の修業」に取り組んでも意味がない。その瞬間の心のこめ方に問題がありそうだ。またgogo作戦日を忘れる様ではいけない。5のつく日には必ず本番モードの練習もできる様にしなければ・・・。　いつお声をかけられても大丈夫にしておくためには、今のままではいけないことがしみじみと思い知らされた。思うようにできないのが人間の常！悲しい事だ。だが、人にやらされているのではなく、自分で決めたことなので、自分に負けない様に前向きにいこう！ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー大友一夫氏作「秩父カルタ」紹介の続き　や：日本武尊　甲を捧ぐ　秩父山　　　（やまとたけ　かぶとをささぐ　ちちぶやま）　「この読み札の解説」（原文のまま）　秩父では、日本武尊が秩父山に武具を奉納したことが伝えられている。恐らく武甲山の名の由来はここから来ていると思われる。吾妻を平定し終わったので、安堵感から甲を捧げ、この地の平和を願ったのであろう。山頂には、日本武尊を祭った御嶽（みたけ）神社がある。秩父には他にも日本武（やまとたけ）神社を始め、尊にちなんだ神社が多い。 　御嶽（秩父・武甲山）　大友一夫写真集「罔象」より   

  2013.03.17

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  アコースティックギター弦の張り替え

  　今日は大変暖かい日。すっかり春めいた陽気。午前中から外でガーデニングに精を出してた。午後３時頃に家に入り、アコースティック弦の張替に取り掛かった。特別に時期が決まっているわけではない。　なんとなく音の響きが乏しくなった様な気がする。弦セットの買い置きを２～３は常置してあるが、思いついた時にやっている。春の陽気に誘われて、気分がうきうきしてきて、ふとやってみようかなと思った次第。業者さんの説明では３か月たったら張替がベストだそうだ。　クラシックギターのナイロン弦の様に使用頻度の高い第４弦が途中から切れてしまう様な事はないので何時までも弾ける。まあ、およそ季節の変わり目と心の変化が激しい、春の入りと秋の入りにやる様にして行けば、半年に１回でベストではないが、ベター程度にはなるだろう。　取り掛かる前に、楽器店の店員さんが説明してくれたポイントを記録した自作のＡ４ファイルをじっくりと読んで復習。大体の流れと要点を把握してから、レッツゴー。一番心配していた、「弦が食い込んでピンが抜けない」事態は起こらなかったので一安心。張り替えのための器具を使って、開始から３５分で終了できた。人様から見ればとんでもなく遅い作業だが、私から見れば上出来。しかも今回はミスがない。時計回りと反時計回りの巻き方もばっちり。　初めは、調弦笛を使って音合わせ。これがあると大体の音が把握できる。あとは、機器を使って音合わせで正確に行う。４～６弦はコイルが伸びて行くので、音を合わせてもすぐ下がってしまう。だから何度かやらないと合わない。　その点、５～６弦は一度合わせるとほとんど同じ音程を保つ。音合わせをして５分ほどたって、ほぼ安定してきた。早速試し弾き。冠二郎の「旅の終わりに」。音も安定、響きもいい。張り替えて良かった。明日からは、復習を兼ねて本格的にギターに挑戦しよう。  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー大友一夫氏作「秩父カルタ」紹介の続き　た：滝三つ、不動・丸神・華厳かな　　　（たきみっつ　ふどうまるがみ　けごんかな）　「この読み札の解説」（原文のまま）　秩父で有名な滝は、大滝村の不動滝、両神村の丸神の滝、皆野町の秩父華厳の滝であろう。丸神の滝は日本百名滝の一つである。 山粧う（秩父・不動滝）　大友一夫写真集「空居」より　     

  2013.03.13

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  世のため、人のため　　～～自然バージョン～～

  　本日、「上町ホタルの会」と言う有志からなる組織に、加入申し込みをした。先般、実質的な責任者の方からお誘いを受けたからである。　この会の会則を見ると、その第３条に目的が書かれてあった。「本会は押堀川の自然環境を整え、ホタルのたくさん舞うところにして住民のいこいの場所とすることを目的とする」　聞くところによれば、活動が始まって今年が三年目。「金仙寺下の押堀川にホタルの姿が数匹見られた」とのうわさ話が発展し、現状の確認、環境の改善、ホタルの餌となるカワニナの育成、清流の確保と取水等の活動等が功を奏し、昨年度はかなりのホタルが光りを放って飛び交ったとの事。　「人の願いのある所に、実現の姿あり」の正に一例である。子供の頃に、友達と押堀川に行き、大きな石をひっくり返してその下に隠れていた沢蟹を取る事が無性に楽しかった。見つけるまでのドキドキ感、見つけた後のわくわく感、捕まえるのを失敗して大きなはさみで挟まれた痛い記憶、それが今でも記憶として残っている。　自然がもたらす感動は、子どもの感性を育む。子供だけでなく、大人もホタルの飛び交う様を見れば、大いに感動する。会の名称に「上町」とついているが、町会が設定した恒例の活動というよりは、住民の憩いの場にするための自主的な活動である。即ち、世のため人のための活動である。　だから、情届士洋山の人情話口演活動と、目的が全く一致した。お誘いを有難く受け止め、入会させていただく事にした。２４年度現在の会員数は、個人会員６０、法人会員５、協力会員５、賛助会員３で、たくさんの方が多々お骨折りを戴いている事が分かった。地域には他のNPO法人に参加してホタルの育成を体験している人や、長瀞自然史博物館の学芸員をかってやっておられた方など、ホタル育成のエキスパートたる人材もたくさんおられるようである。　２５年度の活動予定には、毎月の第２と第４日曜日に集まり、パイプ土埋め、彼岸花の植え込み、草刈、テントの張りたたみ、草刈、伐採などを、時期にふさわしいものを選んで行う事が分かった。　縁の下の力持ちの活動である。私の出来る事は労力の提供であろうが、都合のつく時に、少しずつお手伝いをしていこうと思う。   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー大友一夫氏作「秩父カルタ」紹介の続き　う：移り行く、花の蓑山、美の山へ　　　（うつりゆく　はなのみのやま　みのやまへ）　「この読み札の解説」（原文のまま）　山桜、ツツジ、アジサイ、ユリなど、移り行く四季の花を味わうには美の山がよい。以前は山の形から、蓑山と呼ばれていた。    梅雨の間（秩父・美の山）　大友一夫写真集「空居」より　   

  2013.03.09

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  凄い人の活力　　～～感動を我が身のエネルギーに～～

    歳を取ればともすれと、意思も行動も委縮しがちになりやすい。ところが、自分と同年代やもっと年齢の上の方々が、凄い事をやっていると、大いに感動し、刺激を与えられる。「凄いな」「上手いなあ」「よくぞできるな」「こんな方法もあるのか」と反応は色々だが、ご本人お逢いして話しを見聞きすると、「自分も頑張らねば」等という、意欲が沸き起こってくる。 　先日、同級生であり、私のかかりつけの医師であり、水かぶりの健康法を私に伝授いただいた友人に逢った時に、貴重な資料を戴いた。自分で研究し作られた「秩父カルタ」、それに趣味で撮られた写真集「空居（くうきょ）」「罔象（みずは）」である。　秩父カルタ誕生のいきさつを氏のことばを借りて以下に紹介する。秩父カルタは秩父の子供達のために創案した。秩父には誇るべき歴史や事物はたくさんある。郷土の誇りがどれだけ子供達の心に、豊かさや安定感、そして自信を育むか、計り知れない。これが叩き台となって子供達のために良いカルタを皆で作っていただきたい。　こんな願いが氏の生き様の根底にある。まさに子供達のためにと、エネルギッシュな活動をされている。「世のため人のために」。方法や手段は違えどもその目的については、私の人情話のボランティア活動と共通している。　カルタの一部を紹介すると　ら：爛漫の、枝垂れ桜の、清雲寺　　　（らんまんの　しだれざくらの　せいうんじ）　「この読み札の解説」（原文のまま）　荒川村の清雲寺にある、推定樹齢五百五十年の枝垂れ桜（県指定天然記念物）やたくさんの桜は、山里の春を彩る。慶応四年の清雲寺事件は、幕末の政権交代の裏面史ともいうべき奇妙なエピソードがある。 　その清雲寺の枝垂れ桜を撮った氏の写真がある。素人の趣味の域を超えた見事な作品。然しこれとても、原版の写真にあっては飛沫の如く浮かび上がっている花びらが、残念ながら転写の作業が入ったことによって、ここではぼやけてしまっている。また、赤や黒の色合いが全然違う。写真集を一目見ればその花飛沫の見事さに心打たれる。　花飛沫　（秩父・清雲寺）　大友一夫写真集「罔象」より　　聞けば日の出前の写真に素晴らしい色合いが浮き上がるとの事。秩父のみならず、全国の景勝地を訪れ、趣味の写真を楽しんでいる事が伺われる。 　自分も、もっと頑張ろう。これが今の素直な気持ちである。   　　

  2013.03.05

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