カテゴリ:テレビ
10月14日(水)テレビ朝日系 2000分~2209分。 監督=和泉聖治。脚本=興水泰弘。出演=水谷豊、反町隆史、鈴木杏樹、川原和久、山中崇史、山西淳、六角精児、大和田獏、榎木孝明、石坂浩二ほか。 4代目の相棒が反町隆史と決まった時、小生は一抹の、いや5抹くらいの不安を覚えました。我輩の頭の中には、反町=大根、という図式があったからです。我が輩の心配は、果たして危惧に過ぎなかったのでしょうか。 反町の役は、警察官ではなく、法務省のキャリアです。時の事務次官と昵懇の間柄。作中でも説明されていますが、法務省に限っては、事務次官がトップではありません。上には検事総長、次長検事、検事長と続き、次官は4番手くらいなんですね。そして榎木孝明は検察官ではなく、事務職のキャリアなので、異例の抜擢、ということになるのです。 榎木と反町の異色の経歴。ドラマに新しい味を盛ることができるのでしょうか。 もうひとつ、相棒の名前が「冠城亘(かぶらぎわたる)」とはこれいかに。もっとわかりやすい名前を付けるべきでしょう。テレビドラマなんですから。 初回SPは、刑務所内が舞台です。カリスマ的囚人がいて、その信者が増え続けています。彼らはナイフで胸に十字を刻みます。刑務官たちが持て余すカリスマ囚人とその信者たち。やがて模範的な刑務官が囚人に刺殺されるという事件が。 刑務所内の殺人事件ですから、警察ではなく、法務省が調査に当たります。ここで省のキャリア冠城が登場と相成るわけです。それに休職中の杉下がロンドン旅行から帰って捜査に首を突っ込みます。警視庁捜査一課の凸凹コンビも加わり、役所の秩序を無視した進行となりました。 奇想天外なストーリーで、はなはだしくリアリティを欠いています。トリックも子供だましで、内容はお粗末でした。 こうなると、新相棒コンビの掛け合いに期待するしかありません。期待はある程度、叶えられました。前3人と違って、法務省のキャリアですから、正直捜査は素人。秀才であっても、杉下警視に一目置く器量は備えています。そこのところを反町隆史が好演。反町=大根、という私の先入観は払拭されました。おめでとう反町隆史? 第1回の視聴率は18%を越えたようです。今年のドラマ初回視聴率の新記録です。反町効果なんでしょうか。真価を問われるのは、次回以降ですね。期待しましょう。
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最終更新日
2015年10月17日 08時42分25秒
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