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乱世に生き、家督を守るために知恵を絞る真田昌幸。 今回は、昌幸の非情な面が余すところなく描かれます。 上杉、北条という名家の大名を騙す昌幸は、人間としては最低でしょう。 信繁もそんな父に疑問を持ちます。 が、時の流れは個人の感情を越えて怒涛のごとく過ぎて行きます。 上杉、北条、そして徳川家康、覇権をかけて対立する3大名。 勢いは北条にあり、信濃の国衆たちも、ほとんど北条になびきます。 昌幸は上杉に肩入れすると見せかけて、北条に寝返るのですが、その作戦は? 信繁と叔父が上杉の家臣・春日信達を北条陣営に引きこもうとします。 かっては武田の重臣であった春日一族。 それゆえ上杉では冷遇されています。 そこにつけ込もうというわけです。 実直な信達は耳を貸しません。 昌幸の切り札は、海津城でした。 この城を使って、信達を揺さぶります。 が、そこには信繁が想像もできない恐ろしい陰謀が。 大名を排除して、国衆だけで信濃を治めようという野望。 昌幸の悪魔的な非情ぶりに対し、上杉は人間味あふれる武将として描かれています。 家康は相変わらずの小心者ですが、昌幸の陰謀を察知したようです。 天下人になる家康が、真田昌幸の前に、どのような形で立ちはだかるのか。 戦場の壮大なスペクタクルが、そろそろ見たいですね。 歴史的は、川中島の戦いあたりが適当でしょう。 深沢七郎の「笛吹川」を思い出します。 六文銭と赤い装束の進軍が見られるのは、まだ先のことでしょう。
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最終更新日
2016年03月02日 11時09分00秒
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