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報道によると、放火の疑いがあるようですね。 容疑者が拘束されました。 バラックの建物が密集するゴールデン街。 3棟だけの消失で済んだのが、不思議なくらいです。 ここは私娼街でした。 戦後、GHQが公娼街を赤鉛筆で、私娼街を青鉛筆で囲んだところから、赤線、青線、といわれる街が誕生したのです。 青線は非合法でしたが、存在していましたね。 売春防止法の施行によって、赤線、青線は共に姿を消しました。 以後、建物はそのままに、飲食街に生まれ変わったのです。 私もここにはよく飲みに行きました。 一番多く通ったのは、「まえだ」という店です。 いわゆる文壇バーですね。 名物ママさんが一人で経営していました。 店で飲んでいると、酔いつぶれて2階で寝ていたコミさんが、目を覚まして降りてきたことがありましたね。 コミさんとは、直木賞作家・田中小実昌さんのことです。 ママさんが亡くなってから、次第に足が遠退きました。 ここ20年くらい、花園神社の帰りに通るだけ。 1回だけですが、内藤陳さんの「深夜+1」に入ったことが。 20年前と較べると、街は様変わりしたようです。 若い経営者が増え、観光化しました。 外人のお客さんが大勢やってくるようです。 昔は作家、編集者、役者の卵など、金がない連中が中心でした。 そういう人たちが集まる店は、勘定も安かったですね。 「まえだ」も、そんなに高くはありませんでした。 たぶん、伝票などつけずに、適当に計算していたようです。 私の印象としては。 今はチャージだとか、お通しだとか、何かと理屈をつけて、1000円、2000円と、飲み代以外にふんだくるようです。 田舎者や外人が相手ですから、それが通用するのでしょう。 江戸っ子が出る幕はなくなりました。 そういえば、思い出横丁も、東南アジア系の外人が歩いています。 こっちのほうは、今でも安い店が多く、推奨できますね。 ゴールデン街には行きませんが、想い出横丁には、ちょいちょい出没しています。
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最終更新日
2016年04月14日 09時47分49秒
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