涙・・・
どうも良平です。毎日、沢山のご訪問とコメントありがとうございますm(__)m昨日の敦聡のブレイク2のコメントも感謝して参考にさせてもらいます。本人も僕も嬉しいかぎりですm(__)mまだまだ沢山の物語が人目を浴びず眠っています・・・みなさんの応援で僕もまだまだ書けます。次なる本へつながる様にこれからも応援よろしくおねがいしますm(__)mではではつづきで~す。大感謝企画『願い石~夢猫チャーリーの贈り物・第7話』〔・・・僕の願い石・・・〕嬉しさのあまりか、カツの手は震えていた。「うん・・・願いを念じてみろ」カツは願い石をぎゅっと握り締めた。「どうだ?願ったか?」〔ううん、願いたいこと沢山あって選べないんだ〕「沢山か・・・うん、何も慌てることはないか・・・ゆっくり選んでもいいな」〔うん、そうする〕「じゃあ今日はもう帰ろう」〔うん。帰ってゆっくり考えるよ、ありがとうね、お兄ちゃん〕「うん、じゃあまた明日な」〔うん、また明日ね〕それっきりだった・・・カツの元気な姿を見られたのはそれが最後だった・・・カツは次の日、入院をした・・・僕がそれを知ったのは起きてすぐ、母さんから聞いた。僕は耳を疑った。「昨日、あんなに笑顔で別れたのに・・・」無理させたのかと気にしたし、何よりカツの事が心配で心配でしかたなかった・・・本当は学校なんて行きたくなかったけど、母さんが心配するから僕は頑張って学校に行った。だけど、その日はほとんど呆然と1日を過ごした。そして、やっぱり放課後、僕は裏門に居た。祈りながらカツを待った・・・心配で不安で泣きそうになりながら時間いっぱいまで待ったけど、カツは来なかった・・・僕は帰ってすぐに母さんに病院に行けないか聞いたけど、2,3日我慢しなさいと言われ、ひたすらベッドで泣いた・・・悲しくて悔しくて心配だった・・・何も出来ず、ご飯さえ食べれなくて泣き疲れて寝てしまった。そして、また夢の中・・・チャーリーが待っていてくれた。チャーリーもまた悲しそうだった。「チャーリー!」僕は泣きながらチャーリーに駆け寄った。「時間がないってこういうことだったの?」〈あぁ・・・だけどありがとな〉「願い石?僕はほとんど何もしてないよ・・・」〈いや、涼がおらへんかったら無理やったよ〉「そうだけど・・・それよりカツは大丈夫?」〈・・・あかん・・・〉「どういう意味?駄目ってこと?ねぇ!どう駄目なの!」〈・・・〉「どうして?カツが何したっていうのさ!」僕は泣き崩れた。〈わしに言わんでくれ・・・わしも辛いんや〉「でも、納得できないよ・・・絶対嫌だ!・・・嫌だよ・・・」〈涼、わしも同じ気持ちなんやで・・・辛いよな・・・悔しいよな・・・〉チャーリーと僕はただただ泣いた。そして、涙も枯れるほど泣いて僕は気になっていたことを聞いた。「チャーリー・・・カツ、願い事はしたの?」〈・・・〉チャーリーはさらに悲しげな顔をして下を向いた。「チャーリー?カツは願ってないの?」〈願った・・・〉「じゃあ叶えてやってよ!」〈前にも言たけど、わしはささいな事しか叶えてやられへんねん・・・それはカツにも重々言ったんやけどな・・・カツは大きな願いを願うんや・・・〉「大きな願い?どんな願いかは知らないけど、それはきっとカツには小さな願いなんだよ!きっと・・・当たり前の事なんだ!・・・それじゃダメなの?」〈涼の言ってる事は分かるけどな、とてつもない夢なんや・・・〉「カツがそんなに無茶を言ったの?」〈そや。でも、カツは叶わないと分かって願ってるんや・・・わしにもっと力があれば・・・〉「どうして・・・何を考えてるんだカツ・・・」カツの無茶が分かっても僕は何もかも納得できなかった。「どうにもならないの?どうにもならない事ばっかりじゃないか!」〈・・・わしも何も出来ずにカツと一緒に消えてしまうんかと思ったら、悔しくて苦しい・・・時間の無いこの夢の世界で時間が惜しいのは初めてや〉「そうか・・・チャーリーも消えてしまうんだね・・・」僕の何もかもが消えてしまうと考えると体が震え、涙をこらえることができなかった。「カツの願いホントにどうにもならないの?何かないの?・・・」〈わしの力だけやったらな・・・〉「・・・僕が出来ることは何もない?」〈・・・〉その時、チャーリーは目をそらした。「チャーリー・・・あるんだね?教えてよ!」続きが気になったら↓人気ブログランキングへ↑皆に読んでもらいたい物語が沢山あります。応援してください。↑