今日の屋久島は、雨になっている。
山の方は、白い雲に覆われて見えない。
海の方も、白いモヤがたちこめている。
梅雨空の下、鳥たちだけが元気にさえずっている。
昨夜、屋久島をガイドした人から電話があった。
彼女は、その時にムーの時代を思い出した。
ムーの時代の情景がビジョンとして見えた。
そこには、こちらも一緒にいた。
もちろん、姿形は今とは違う。
にもかかわらず、どうしてこちらとわかったのだろうか。
彼女に言わせると、目の奥と魂の匂いが同じとのこと。
目の奥と魂の匂い・・・
その当時は、宇宙の光を受け、地球の光を宇宙に届けていた。
高貴な存在だったらしい。
彼女に言わせると、今とは比較にならないと。
今は・・・
親しくなると、ただのオヤジ。
オヤジギャグばかり言っている、普通のオッサン。
どこにでもいる平凡な人。
当時の面影もない。
かろうじて日記のなかに当時の高貴さが残っている。
もしこれで日記を書かなかったら、ほとんど存在価値はないかもしれない。
いや、水晶屋とガイド屋で、ほんの少しだけ存在価値があるかな?
小指の先ほど・・・
人格が、まるで違う。
その当時は、冗談一つ言わない真面目な人。
真面目と言うよりも、やはり高貴。
普通の人とは、まったく異なる。
今は、人格的にはほとんど普通の人。
けっこうこの世バージョン。
普通に暮らしている。
とは言っても・・・
土台は、同じ。
基礎部分は、魂だから変わらない。
その基礎の上に建っている家が異なる。
家は、時代の影響を受ける。
その変わらない部分が、目の奥にある。
そして、魂の匂い。
変わる部分は、人格や肉体。
それらは、生まれる度に異なる。
共通の土台の上に、別の家を建てる。
それが、生まれ変わりというもの。
家の材料は、その時代のその土地にあるもの。
だから、生まれ変わる度に違った家ができる。
日本人として生まれれば、木の家に住む。
ヨーロッパで生まれれば、石の家となる。
アメリカインディアンの時は、テント暮らし。
魂は共通でも、人格や肉体はその都度異なる。
グループソウルは、同じ時代に生まれてくることが多い。
みんなで一緒に転生している。
但し、関係性は、その都度違う。
親子であったり夫婦であったり・・・
ある時は、敵対することもある。
競争したり、競合したり・・・
切磋琢磨しながら意識を深化させる。
多くの体験を通して豊かな魂を培っていく。
今生は、ムーとアトランティスの融合。
宗教と科学の統合。
霊性と物質の調和。
それらを完成させるために生まれてきた。
今この時代に、これまで地上に降りていないエネルギーを降ろす。
それによって意識を変革する。
物質ナイズされた人類の意識を霊化していく。
本来のスピリチュアルな意識に戻す。
そういう課題を持って生まれてきている。
それは、ムーの時代を遥かに凌駕する。
比較にならないエネルギーが降りてくる。
その受け入れ準備は、完了した。
メインのことをやっていれば、少しは遊びがあってもいいだろう。
人格の三分の一は、遊び?
三分の二は、真面目に日記を書いている?
いや、そうではなくて・・・
人格の表面部分は、この世バージョン。
深い部分は、魂バージョン。
その調和、統合がなかなか難しい。
だんだんと魂バージョンが人格の大部分を占めつつはあるが・・・
人は誰でも、基礎部分は魂バージョン。
その上に、この世バージョンの人格が乗っている。
どこにフォーカスして生きるか。
どの部分をメインにして生きるか。
この世の主導権は、人格部分にある。
魂部分は、完全に人格部分をコントロールできるわけではない。
人格部分には、この世を生きる責任がある。
その分だけ、この人生の主導権が与えられている。
いかに生きるかは、今生の人格しだい。
時々、魂から人格にメッセージが届く。
しかし、それをキャッチできるとは限らない。
あまりにもこの世バージョンすぎる人格には、魂から雷が落ちることもある。
そうなると、事故やアクシデントが起きる。
それは、目覚めよという魂からのメッセージ。
それに気づいて人格が目覚めてくれるといいのだが・・・
なかなか気づかないのが、この世の人格。
ベースは、ベース。
何と言ってもベース。
ここを拠り所にしない限り、人生は安定しない。
自分のベースは、本来の魂に置くしかない。
自分のベースをこの世の物質に置けば、不安定極まりない。
自分のベースを肉体に置けば、やがて老衰していく。
自分のベースを人間関係に置けば、周りに振り回される。
自分のベースを魂に置く時だけ、人は真に安定する。
自分のベースをどこに置くか。
本来の魂に置くことができれば、人は真実を見い出す。
それ以外のところにおく限り、人は迷う。
目の奥と魂の匂いにベースを置くことだろうか。
『目の奥に 燃える炎が 魂の この世にかける 真の情熱』
これが日記を書き始めて2717日目の心境。