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テーマ:山登りは楽しい(12257)
カテゴリ:山歩き。
GW最終の登山となった。誰もいないキャンプ場でゆっくり出来たので体力も十分回復した。 6時40分、菅沼登山口からスタート。皇海山と距離はそれほど離れていないのに、雪は多く残っていた。早々にアイゼンを装着して進む。 弥陀ヶ池に到着。雪で覆われ池の中心付近は凍っているように見えたが、池の端は溶けており、むやみに近づくとハマってしまいそうな状態だった。 しばらく登って振り返ると燧ケ岳や至仏山、会津駒ヶ岳がきれいに見えた。 雪で登山道が覆われているため雪の斜面をほぼ直登した(まあ、踏み跡を辿っただけだけど)。そんな雪に覆われていた斜面も頂上に近づくにつれ、風が強いためか、雪がほとんど残っておらず(吹き飛ばされる?)、アイゼンも不要となった。 しかし、風が余りにも強く写真を撮ったらさっさと下山を開始した。五色沼方面から帰ろうと思ったが、「ただの沼でしょ。雪で覆われて見えないでしょ」とmomoに言われて、元来た道を戻った。 しかしどこで間違えたか谷を下るルート(ここを登ってくる人にもすれ違った)に入ってしまい、温度上昇で溶けだした雪の踏み抜きに苦戦しながら下りて行った。 残雪というのはどこで落とし穴に嵌る(踏み抜き)かわからない緊張感を持たしてくれるものだと痛感した。 山で出会った人に「男体山が今年は2週間早く山開きしているようですよ」という話を聞いた。 通常は5月5日なので今回登頂はあきらめていたが、登れる!、ということで明日行くか、時間があるので今から登るかという2択になった。明日でもよかったが、泊まる場所が菖蒲ヶ浜しかないのと、明日は天気が良くないということなので今から登ろう、ということになった。決めたのは下山後の11時30分ごろだったが、前日泊まったキャンプ場にゲーターを忘れてきてしまい、それを取りに戻るのに2時間近く痛恨のタイムロスをした。 二荒山神社の登山口に到着したのが13時30分。登拝受付で「通常往復6時間程度ですよ。17時までに下りてきてください。門が閉まります」と言われた。口では「行けるところまで行ってダメなら下りてきます」と言ったが、残り3時間30分で往復できるわけがないのは元より明白だった。 もし門が閉まったら…、一応エスケープルートは考えて、登山開始。 3合目~4合目の舗装路以外はほぼ直登だった。時間との戦いだったので、フルパワーで登って行ったが8合目からは腹が減ってきてペースダウン。 そりゃ昼飯食わずに来たから当然だわな。行動食でしのぎながら何とか2時間30分で登頂。momoも20分ほど遅れて登って来た。 頂上は午前中に登った日光白根山と同様、風が猛烈に強く、じっとしているととても寒くなる。 当然この時間に人はいない。登ってくる人もいない。 時間も気になるので、と言っても17時に下りるのは不可能だが、写真をひとしきり撮ってから下山した。 下山もハイペースで降りた。岩場だろうが土の斜面だろうが飛ばせるだけ飛ばした。3合目に来たとき、神社側に下りるかどうかで迷ったが、怒られることを覚悟して神社側へ向かった。時間は17時55分。閉まっていると思われた登拝門は開いていた。その先の神社入口も一部開いていた。 ん?完全な締め出しはしないということなのだろうか? 宮司は万が一遅れた場合のことについては何も言わなかったし、17時までに下山するのがルールなので門は閉まりますとしか言っていなかった。 それは当然だろう。 いわば「掟破り」の登山をした僕らが悪いのだが、門が開いていたこと、何も言われなかったことは幸いとはいえ、反省は免れないものだ。 今回1日に2座登ったが、途中の2時間のロスがなければ17時には下りることができたのに、と悔やまれたが何とか無事終了できてよかった。 5泊6日、4日で5座。筋肉痛にもならず、よく登ったもんだ。 日光という観光地には目もくれず、いろは坂もとっとと下って小山で一泊、帰宅した(渋滞が全くなかった。奇跡的だ)。
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