東奔並走。

前日泊まった飯豊山の切合小屋からご来光を拝み、6時前に出発して、約4時間で大日杉小屋に戻り、蔵王に向かって車を走らせた。


蔵王(熊野岳)をどこから登るか検討したが、この日は明日登る大朝日岳の登山口の1つである古寺鉱泉へ移動しないといけないので、
最短の蔵王ハイライン駐車場からとした。しかし、休日もあってハイライン料金所から渋滞にはまり、駐車場まで30分近くも時間を要してしまった。
駐車場からだと正直登山靴でなくてもスニーカーでも十分に行けるところだ。
ただ、観光客は御釜＋刈田岳に行くのがほとんどであり、熊野岳に行こうとする人はかなり少数であった。


この日も快晴で、御釜のエメラルドグリーンの水がひときわくっきりと浮かび上がり、その水の色が火山岩の転がる荒涼とした山肌に映え、
美しい景観を醸し出していた。


そんな御釜を見つつ30分ほどで登頂。前日の飯豊山とは大違いの山行だが、これも登山の1つのスタイルだとして納得せざるを得ない。
似たようなスタイルは、昨年の八幡平もそうだった。
じゃあどこから登れば登山なのか？どのくらいの時間ならいいのか、という話になるがこの議論は意味がないようだ。
自分が納得（時間やルート）すれば、それでいいと思う。気に入らないなら別の日に別のルートで登ればいいだけだ。


下山後、上山温泉にある二日町共同浴場で２日振りに汗を流した。源泉かけ流しで入浴料150円、洗髪料100円と激安だったが、湯温が熱すぎる。
とても浸かっていられない。ジャグジー風呂だったが、1分も浸かっていられなかった。
でも、体を洗ってさっぱりした。