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2017.03.05
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カテゴリ:東大寺・奈良公園
毎年3月1日から2週間にわたって、東大寺二月堂で修二会が行われる。いわゆる「お水取り」。
毎晩松明を持った童子が、二月堂に上堂する際の練行衆の足元を照らし、その後二月堂の舞台の上を移動しながら松明の火の粉を落とす。ニュースでも報道されるのでよく知られた光景だ。
僕も毎年ではないが何度も足を運んでいるが、いつ見ても圧巻で素晴らしい儀式だ。

舞台下から
舞台下北側角

多くの人は二月堂下のエリアで松明を眺め、写真を撮る人も見上げながら撮っている。もちろん、撮影はフラッシュ撮影はもちろん三脚、一脚、脚立の使用は固く禁止されている。

一般的にはこのエリアから撮影
三脚はNG

舞台下のエリアでは警備にあたる警官が執拗に「フラッシュは点けないでください!」と叫んでいる。時には「わからない方は近くの人にOFFの仕方を聞いてください」といったことも叫んでいる。それだけ人工光に気を揉んでいるのがわかる。
それでも、OFFにしないのか、できないのかわからないが、点灯している、してしまっているのを見かける。機器の扱いに疎い人はそうなるのだろう。恐らくフルオートしか使わないから勝手に点灯してしまうのは厄介なものだ。

注意書きは舞台下だけでなく、各所に掲示され、特に本堂の周りは注意書きだらけだ。
それだけ寺側も神経を尖らせているというのがよくわかる。以前はそこまで見なかったが、スマホやデジタル機器類が普及している今、時代とともに機材の進歩は便利さに反して儀式の進行に影響を及ぼしてしまっている。

注意書き
特に堂内は要注意

また、これは広く知られていないと思う(電話で聞いても教えてくれません)が、実は二月堂の舞台内側からも松明を見ることができる(最近は行っていないので不明)。ただし、儀式が始まる1時間(だったかな?)前になると指定エリアに規制ロープが張られ、そこからは移動できなくなる。もちろんトイレにも行けない。まあ我慢すればいいわけだし、このエリアからであれば迫力ある童子の動きや松明の動きを間近に見ることことができる。しかし、このエリアからの見学随分厳しくなっているようだ。

赤線エリアが後退している
以前はこのエリアも撮影できたのに

理由は見る側にあるようだ。注意を守らない、守れない人がいるので規制が強くなっていく。現に以前は北茶所(登廊北側)前も見学(撮影)できたが、今では全面禁止となって、その注意書きも貼られている。
舞台内側も北側角を望める位置からさらに内側へと狭められている(2015年からのようだ)。僕が行ったのは2014年なのでもうこの位置からは撮影はできない。

舞台内側_2014年

写真を撮る側は自分のイメージする写真を撮ろうとするあまりどうしても自己中心的な動きになってしまいがちだ。それは自分もないとは言えないことなので、気を付けいないといけないが、守るべきことを全員が守れれば何の問題もなく今でも迫力あるエリアから迫力ある写真を撮ることができたのに、恐らくほんの一部の人だろうけど、その一部の人の行為で規制が強くなっていくのは残念だ。
最後には舞台内側からの撮影は締め出されるかもしれない。今日(2017年3月5日)確認してみたが、規制エリアは昨年と同じようだった。

一応、三脚でも大湯屋の近くにある第二拝観所に「カメラマン席」とわざわざエリア確保されているのでそこからなら三脚を立てて撮影はできる。ここからだとお堂全体と炎の軌跡をとらえた写真が主になるのだろうが、超望遠でない限り松明のアップは困難かな(ここから撮影したことがないのでわからないが…)。

このエリアの奥に
カメラマン席が確保されている

撮影のマナーはここに限らず、どこでも問題になる(写真愛好家のみならず、一般の人も)が、楽しく写真を撮るために守るべきことは守った方がいいと願うばかりだ。

かく言う自分も気を付けていくことは言うまでもない。

最後に、

3月12,14日は内側から見れません


別に夜でなくても

参篭所から本堂へ
本日使用の松明

雰囲気は感じられる。






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Last updated  2024.02.24 09:27:41
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