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テーマ:山登りは楽しい(12253)
カテゴリ:山歩き。
今年の百名山踏破への登山がようやく再スタートした。
前回は去年の11月の雨飾山で終わっていたので、8か月ぶりとなる。 かなり間が開いたな。 再スタートの山は、南アルプスの塩見岳(3052m)。しかも、テント泊。 しばらく日帰り登山が多かったので1泊2日のロングコースが果たして体力的にどうかやや不安の中出発した。 第1日目は5時に自宅を出発し、鳥倉林道にある駐車場へ向かった。3連休の初日なので、予想通り駐車場はいっぱいだった。それでも第3駐車場的なエリアに何とか停めることができたのは幸いだった。 鳥倉登山口へ至る道は途中で自家用車は通行止めになり、徒歩かバスが一般的な移動手段となる。 しかし、調べてみると自転車でも行けるようだ。 な・の・で、折り畳み自転車を積んで来たので、ザックを背負って登山口へ向けてこぎ出した。 何せザックが重いので、途中一部押して上がらないといけなかったが、時間短縮にはなった。 登山口へ向けて posted by (C)momo夫(代理) 10時に鳥倉登山口を出発。カラマツの樹林帯の中三伏峠へ向かった。途中丸太を組んだ橋や階段があったが、概ね歩きやすい道だった。 豊口ですが鳥倉登山口 posted by (C)momo夫(代理) 時々丸太階段がある posted by (C)momo夫(代理) 天気も上々で、時折展望が開けるとそこには目指す塩見岳がきれいに見えて、「このまま天気が持ってくれ!」と願うほどだった。 この天気が続きますように posted by (C)momo夫(代理) 2時間40分ほどで三伏峠に到着。テントを設営しようとしたら、やはりというか、幕営可能エリアがほとんどない。しかも国立公園内だからこの場所で何とかしないといけなかった(実際はオーバーフロー状態だから一部エリア外に幕営していたが、それだけの数のテントがあったということだ)。 三伏峠到着 posted by (C)momo夫(代理) 色とりどりのテント posted by (C)momo夫(代理) 設営後、昼食をとって近くの烏帽子岳に行こうと思ったが、次第にガスが立ち込めてきてさっきまで見えていた山々もガスに包まれ何も見えなくなったので断念した。 それよりも明日の天気が気になる。 水場近くの「お花畑」という場所には名前はわからないが黄色の花が一面咲き乱れていた。その植生を保護するため柵が設けられていたが、シカによる食害から守るためらしい。 お花畑 posted by (C)momo夫(代理) 名前はわからない posted by (C)momo夫(代理) 早めの夕食をとったら、あとはすることがないので明日に備えて寝るだけだ。 今晩の夕食 posted by (C)momo夫(代理) 2日目。テントが密集していると3時前後に起き出す人の物音でこちらも目覚めてしまう。早寝しているので睡眠時間自体は問題ないが、ざわつきは消えないためこれ以上ゴロゴロしても仕方がないので準備にかかった。 テントは下山後撤収すればいいので、軽装で4時20分ごろに出発した。この時期は日の出が早いのでこの時間でも周囲はやや明るく、空を見上げると雲もなく、今日の天気は期待できそうな予感がした。 出発して15分ほどで三伏山に到着。塩見岳に至る道にある小ピークと思ったが、2615mもある。まあ、この辺りの山々はすべてそれくらいの高さなので、関西の山、いや西日本の山よりも高いのだからもはや小ピークではないな。この頂上から塩見岳が目の前にドーンとその雄姿を見せていた。 三伏山から塩見岳を望む posted by (C)momo夫(代理) 2時間後、塩見小屋に到着。その後ろには目指す塩見岳がすぐそこにあった。北方を見ると仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、北岳、間ノ岳と名だたる山々が、西方を見ると中央アルプスがよく見えていた。 素晴らしいの一言だ。自分たちが登った山を離れて眺めるのは感慨もひとしおだ。 塩見小屋から頂上は近い posted by (C)momo夫(代理) 仙丈、甲斐駒、北岳、間ノ岳 posted by (C)momo夫(代理) この塩見小屋から頂上までは岩場の急登があるなど、慎重に行かないといけない。実際、不注意に小石を落とす人がいて「ラク!」と周りで叫び声がしていた。 岩場を慎重に通り抜けたらもうそこは西峰。360度の絶景だ。富士山もしっかりとその姿を見せていた。 北岳や間ノ岳から見た富士山とはその大きさが違う気がしたが、それだけ近いからなんだろうか。 また、南方には荒川岳、赤石岳などいずれ登る山々も待ち構えるかのように連なっていた。 富士山が近い posted by (C)momo夫(代理) 荒川岳、赤石岳 posted by (C)momo夫(代理) 東峰はすぐそこ。65座目の登頂です。 塩見岳東峰 posted by (C)momo夫(代理) 標識付近は狭いので写真を撮ったら西峰に移動して休憩。絶景を堪能して下山を開始した。 下山の時間帯は多くの人が登ってくる時間と丁度重なる。岩場も待ったり、待ってもらったりと譲り合いなのでサッサと移動はできない。ようやく岩場を通り抜けても、今度は団体と遭遇するようになり、これはまるで踏切で電車が通り過ぎるのを待つ感覚に似ている。しかし、20人近くの団体登山っていうのはどうなんだろうといつも思う。 下山は往きと違って気分が高揚していないから、時間がかかっているように感じて仕方がない。実際は登りよりも短い時間で移動しているのだが、長く感じてしまう。おまけにmomoは登り返しがあるとヘロヘロになって足取りも重く口数も減ってくる。 三伏峠に戻り、テントを撤収。丁度昼時なので、小屋の名物のカレーを食べたらmomoは元気を取り戻したのか、さっきよりかは足取りが軽くなっていた。 14時前には登山口に到着、自転車で駐車場まで戻り家路についた。 駐車場へと戻ります posted by (C)momo夫(代理) 久々のロングトレイルだったが、いい景色に巡り合えて満足のいく山行だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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